正義って奴は気まぐれで、誰もがおんなじって事はまずありえねえ。
だからこれは正義のためとかじゃねえ。
単なる俺のわがままだ。

バカな男のバカな台詞――
その想いは一枚の写真に込められた。
ひとつの奇跡が、物語を加速させる。

トーキョーN◎VAthe Detonation、 「わがままな男の街」

 グリーンエリアの片隅(わがままな男の街)で眼(カメラ)が優しく運命を見守っていた。

 
■シナリオハンドアウト
※キャストの所属などの推奨は以下の通り

『イヌ』:角田という元相棒がいた。 
『トーキー』:ティフィーという少女にカメラをあげた。 
『カブキ』:特になし
『クグツ』:千早怜呀に仕えている。
・イヌ:ブラックハウンド機動捜査課
シナリオコネ:角田省吾
推奨スート:クラブ(元相棒)

 角田はキミの元相棒だ。竹を割ったような性格で、イヌになるために生まれてきたような男だった。だが、稲垣隊長のやり方に反発した彼はハウンドを去っていった。わがままを貫いてやる、そう言って出て行ったあいつのことだ、今もどこかで悪をけちらしているだろう。だからきっとこいつはなんかの間違いだ、あいつがテロ屋になるなんてことはありえるはずがない。

・トーキー:フリージャーナリスト
シナリオコネ:ティフィー
推奨スート:クラブ(幼子)

 ティフィーと出会ったのはもうずいぶん前の事になる。グリーンエリアの片隅で、なんでもない街を眺めていた。どうにも気にかかって、彼女に尋ねてみると、この街が優しい瞬間がある、それを眺めていると嬉しくなるのだという。だからキミはカメラをあげた。
 CDだけど、見たままを撮ることができるカメラを。あれから、数年。彼女は元気にしているだろうか。 

・カブキ:芸術家
シナリオコネ:九条政次
推奨スート:スペード(腕を信頼されている)

 キミはその衝撃に涙を流さずにはいられなかった。一つの芸術ともいえる写真、それがN◎VAスポの一面を飾っていたからだ。誰が何のために撮ったのか、わがままな男の街という題名はどういう意味なのか、謎だらけのそれはエッジを求める大衆に讃賞を送られた。九条はキミにこの撮影者を探して欲しいという。断るはずがない、誰より知りたいのは君なのだから。

・クグツ:千早怜呀の≪腹心≫
シナリオコネ:千早怜呀
推奨スート:スペード(信頼のおける部下)

 一発の銃弾とともに届けられた犯行声明は、セニット議員を排除するというもの。手口や使っている銃弾から容疑者は判明している、元B.H.隊員の角田だ。
 SSSからの出向員としてB.H.に潜入し『イヌ』の監視をせよ、千早怜呀は偽造IDをキミに渡してそう言った。『イヌ』は必ず角田に接触しようとするはずだ、一瞬たりとも目は離せない。 

―シナリオスペック―

必要神業:
 本アクトは≪チャイ≫が必要である。また≪制裁≫≪完全偽装≫等の社会防御神業がある事を推奨する。
 これ以外に2枚以上の防御神業がない場合、ゲストの即殺神業のみでキャストが死ぬ可能性がある。

キャスト間コネクション:
 キャスト間コネは『イヌ』→『クグツ』→『ニューロ』→『トーキー』→『イヌ』の順で取得する

達成値上限:
 本シナリオの達成値上限は23である。

 

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