俺と所帯を持ったばっかりに
あいつは 死んじまった

今までさんざん殺らしてきたんだ
身内一人を殺らされた所で 仇討ちなんぞできる立場じゃねぇが

ケジメだけは つけなきゃならねぇ
他のやりかたを 俺は 知らねぇ

ただ それだけだ…

トーキョーN◎VA The Detonation 『ブルーノイズ』

それは 鳴りやまぬ過去からの騒音

■シナリオハンドアウト
※キャストの所属などの推奨は以下の通り

ミストレスorマネキン:自分で経営している酒場を持っている。または酒場に勤めています。そして、ある常連客から荷物を預かっています。
イヌ:ブラックハウンドの隊員。
フェイト:ヨコハマで殺された女の死について捜査します。
カタナ:フリーの荒事屋。“ブルーノイズ”と呼ばれた殺し屋を倒すために、マフィアに雇われます。
・推奨スタイル:ミストレスorマネキン
シナリオコネ:リカルド・ロッシ
推奨スート:クラブ

 男がいた。辛気くさくて、血の臭いがして、その臭いを洗い流すかのように、きつい酒ばかりあおっていた。
 男が姿を見せなくなって三年が経った。風の噂で死んだと聞いた。
 ある雨の夜。その男が、店に現れた。ずぶ濡れで、相変わらず辛気くさい顔をして、死人のような声でキミに言った。
 「預けて置いた荷物を、取りに来た…」
 キミの心に、いいようもない不安がよぎった。

・推奨スタイル:イヌ
シナリオコネ:御堂 茜
推奨スート:ダイヤ

 隊長室にキミを呼び出した御堂は、冷徹な口調で語った。
 カーライル系のマフィア、ルチアーノファミリーの身内が次々と殺されている。二代目の襲名式を控えたファミリーは必死で犯人を捜しているが、かえって死人を増やすだけで終わっているらしい。
 次期首領のマテオは切れ者と評判で、奴が襲名すればこの街の勢力図はカーライル寄りに大きく傾くだろう。
 「それはとても面倒だ。お前はこの事件について調査し、あらゆる手を使ってルチアーノを潰せ」
 “首切り判事”は、そう判決を下した。

・推奨スタイル:フェイト
シナリオコネ:牧村 和枝
推奨スート:ダイヤ

 女が依頼してきたのは、殺人事件の調査だった。
 被害者は妹の芙美。ヨコハマで内縁の夫と二人暮らし、自分の酒場で、チンピラと一緒に殺されていたのが一週間前。夫は行方不明。民間警察は早々に事件を放り出し、猟犬どもも静観の構えだ。
 あきらめきれぬ女は、事件の真相を知るため、信頼できる調査員… キミの元を訪れた。
 「妹を殺した犯人を捜してください。そして、法の裁きを受けさせてください」
 キミは、調査費用を受け取った。

・推奨スタイル:カタナ
シナリオコネ:ユアン・コルベーロ
推奨スート:ダイヤ

 マフィアの幹部から直々の呼び出しを受けたキミは、法外な報酬と一枚のホロを手渡された。
 「この男に身内が何人も殺されている。奴を殺して欲しい」
 本来なら身内の恥は自分の手でそそぐもの。だが、ウチも襲名の準備で立て混んでいて、人手を割くわけにもいかない。だからキミにお願いしたい。もちろん内密にたのむ。わずかだが、報酬は上乗せしておいた…
 幹部は何か言っていたが、キミは気にしなかった。
 あの“ブルーノイズ”と殺り合える。キミはいつしか笑みを浮かべていた。

―シナリオスペック―

必要神業:
 本シナリオでは、ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡するのを防ぐために、全員で2個の防御系神業が必要です。

キャスト間コネクション:
 ミストレス→イヌ→フェイト→カタナ→ミストレス

 

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