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Team ff.


チーム紹介:

 SS参照


メンバー紹介:

水龍・顔絵 名前 訊 水龍
プレイヤー Raiki
性別 女性
年齢 17歳
階級 中量級、スーパーライト級
サイズ 173cm、62kg(B86,W56,H85)
流派 カザン流拳闘術+α
説明  異世界の拳闘士が教えてくれた体術をもとに会得した打撃系の流派。
 特に正式名称が無い為、ネーミングは師匠が適当に付けたもの。
外見 長く少し茶色っぽい髪に、トレードマークの黒い帽子。
    黒いタンクトップにジーンズのラフな格好。
備考  ついこの間までは普通の高校生だったが、とある事故により、その身体に異世界の悪魔が憑依してしまった。
 その為、常人を超えた力を手に入れてしまった少女。
 武神降臨20回大会以降、試合出場ははしばらくお休みして、ひとまずは学業に専念することにした水龍。
 そんな折も、趣味で度々地元の空手大会に出場していた。
 そこで水龍は紅林あきらと出会う。


名前 紅林 あきら あきら・顔絵
プレイヤー P.I.P
性別 女性
年齢 15歳
階級 中量級、スーパーフェザー級
サイズ 158cm、59s
流派 紅林流空手
説明  手技に重点を置いた空手道。
 いかなる相手にも引けをとらぬ様に空手以外の技対策も織り交ぜている。
 そのため最近の型は実践空手に近いものになっている。
外見  強い意思を主張した目。短めでボサボサの髪。一見すると男の子に見える。
 やや汚れの目立つ空手着。黒帯。裸足
備考  九州のとある山中にて、父と二人空手の修行に明け暮れる女の子。
 現在「紅林流空手」の看板を挙げ、師範代を名乗っている(他に人がいない為)。
 訊水龍との関係は高校の先輩と後輩。(高校には今年入学)
 前々から耳にしていた「武神降臨」という大会に興味を示すものの、期限に間に合わず断念ガックリ。
 そこで「武神降臨」参加経験者である訊先輩の話を聞き、「GOF」の存在を知る。
 TFT以外の選手も多数集まるという話を聞き、喜び勇んで参戦する事にした。


長崎―
 爆心地より、歩いて10分の場所に小規模な武道館がある。
 丁度、空手の大会が開催されているらしく、選手達の掛け声や応援の声が辺りに響いていた。

 個人戦Aブロック決勝戦…。

主審「一本!それまで!勝者、紅林あきら!」

 まだ春には早かったが、館内は大勢の人と選手達の熱気が入り混じりに立ち込めており、まるで梅雨のような状態になっていた。テンションは既に最高潮に達している。

あきら「弱か!もやしんごたるヤツしかおらんとばいねぇ…」

 少女は黒帯を締めなおすと、学生たちを掻き分け一旦会場から外に出る。ようやく不快な熱気から開放されて背伸びをして、そして柔らかい芝生の上にその身を横たえた。

あきら「ここん街じゃ、この程度の相手しかおらんばい。もっと手応えのある試合はなかとね…」

 会場を尻目にして、あきらはつまらなそうに欠伸。

 ABブロック決勝…。

あきら「さあ、さっさと終わらして、買出しに行くばい」

 左半身を前に出しいつもの構え。
 主審の始めの声が掛かった瞬間、突如相手選手は開始ラインから一瞬にしてあきらへと間合いを詰める。そして息をつかせる間もなく、猛ラッシュ。

あきら「!!」

 全ての攻撃をなんとか受け、捌き、反撃へと繰り出した正拳はいとも容易く避けられた。
 不意をつかれた踏み蹴りをなんとか後退しながら止めると、ストレートの正拳が目前へと迫ってきた。それを弾き、踏み込み、すかさずの裏拳。しかし、既に相手も後方に飛び退いた後…。
 突如開始された、いつも見る「スポーツ」とは明らかに次元もレベルも違う闘いに会場は静まり返り、審判ですら驚きを隠せはしなかった。
 我に返った学生や大人たちが驚きと歓喜の入り混じった歓声を上げ、嵐のような拍手が始まるとようやく選手の場外に気付き、あわてる審判の待てが掛かる。

あきら「面白か!やっと試合らしくなってきたばい!(だだん!…と畳を踏み、構え直す)」

 決勝が再開されたのち、両者が反則で失格になったのは、全く手加減ができず、急所を避けた攻撃ができなかったからという理由であった。

 帰り道…。

あきら「あんた、強かねぇ…。ここにもこげん人のおったとばいね」
水龍「貴方こそ、随分と出来るじゃない。今まで知らなかったわ…」
あきら「ここで試合に出ても、もやしっ子ばっかりやけん、面白うなかとばい。高校生の試合に出れば、もうちょっと手応えあると思っとったとばってん。…そしたらあんたに会ったとたい(笑)」

 しばし談笑しながら、少女たちは夕焼けの川沿いを歩いていく。

水龍「ねえ、貴方。あたしとGOFに出場してみない?」
あきら「GOF?なんね、そいは」
水龍「タッグトーナメント…二人一組になって闘う格闘大会ね。もちろん、強い人たちがいっぱいくるわよ」
あきら「なんか面白そうやっかね。うん、あんたとやったら、組んでも良かよ」
水龍「じゃ、決まりね!よかった!丁度パートナーを募集してたのよ」

 硬く握手を交わし、別れる二人。
 この後、お互いに連絡先を聞いておらず、慌てふためくが。しかし4月になって、とある高校の入学式にて再開することとなる。

 公会堂を貸しきっての入学式。
 その中にまだ少しぎこちなかったが、あきらは真新しいブレザーを着て、入学式に参加していた。
 今日から、あきらも高校生なのだった。

あきら「はぁ…。とうとう見つからずじまいたい…。あちこち探し回ってもおらんし、あん人はどこほっつき歩いとっとね…」

 3年生の新入生歓迎の挨拶が始まる。それをぼんやり眺めながら、ひとりつぶやくあきら。
 すると壇上に、見覚えのある顔。

水龍「(一礼し、マイクに向かう)新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます…」
あきら「あ。おった(爆)」


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