Q.食料系≪蒸留≫は「錬金術にも使えます」とありますが、使うとよいことがあるのでしょうか? 煮込みが短くなるとか。 |
A.そうですね。蒸留作業の時間は短縮できると思います。総作業時間が具体的にどのくらい短くなるかはGMさんの判断でしょうけれども。
Q.≪保存食≫で、氷やアイスも溶けずに保存できるんでしょうか? これが出来ると、ほっ○いろの冷たいバージョンとかもできるのですが。 |
A.できません。あくまで、腐らないだけです。
Q. 体力を消費しながら呪文を維持している最中の人に≪体力付与≫できますか? |
A.はい、可能だと思います。
Q.自分自身に≪体力付与≫出来ますか?(パワーストーンや生命力を使って・・・) |
A.できてもいいんではないでしょうか。パワーストーンの回復のほうが、通常の疲労回復より時間がかかりますし、生命力を削れば「痛い」し、それなりのリスクもあるので緊急手段として面白いと思います。
Q.≪小治癒≫という魔法がありますが、自分自信にかける場合は受けたぶんペナルティーがあると書かれていますが、我慢強さがあればそれを無視できますか。 |
A.いいえ、できません。
Q.≪小治癒≫や≪大治癒≫は、連続してかけると不利な修正がかかりますが、これは技能レベルにかかる修正でしょうか、それとも目標値にかける修正でしょうか。技能レベルにかかるなら、必要な動作などが変更されますか。 また、二人の術者が同じ目標にかける場合はどうでしょうか。 |
A.目標値に対する修正です。同じ目標にかけるのであれば、術者が異なっても修正されます。ただし、自分の怪我を治癒する場合の修正は、技能レベルに対するものです。
Q.治癒魔法は傷を完全に消し去るのでしょうか?それとも傷をふさぐだけで傷痕や後遺症が残ったりするのでしょうか? |
A.傷が消えるかどうかは、ルール上では明確に規定されていません。演出上、傷痕があることにしたいなら、かまわないでしょう。後遺症というか、四肢や目などが怪我で使えなくなった場合のために≪再生≫などの呪文があるので、それに失敗すれば、後遺症で体が不自由になったということですね。
Q.《覚醒》の呪文で、バーサークを止められますか? 無理な場合、どの呪文が適任ですか? それとも、バーサークは戦士の究極形態であり、直接静める方法はないのでしょうか。 |
A.この呪文で「バーサーク」は止まりません。何かの呪文で止まるかどうかは、GMさんの判断次第でしょう。わたくしは《感情制御》などは効果があっていいように思います。
Q.今回、僕が疑問に思いましたのは、ガープスマジックにおける幻覚の取り扱いについてのことです! 以前、どこかのQ&Aで『それが幻覚であるとわからない幻覚の壁に、剣か何かで斬りつけた場合、そこに壁があるように錯覚し、剣を振う手を無意識のうちに止める』とおっしゃっておられたように思うのですが、では『幻覚であることが疑わしい壁に、石を投げつけたり、矢を射たりする』場合はどうなるのでしょう? 先の例は、不随意運動ということで説明がつくと思うのですが、後ろの場合はどのような処理をいたせばよろしいのでしょうか? |
A.単に通り抜けて幻覚だとわかるでよいと思いますが。前にも似たようなことを言ったかと思いますが、跳ね返った石や矢の幻影が見える可能性もあるかもしれません。
幻覚の効果範囲や種類にもよるでしょうが、たいていのものはこれで見破れると思います。
Q.シャストア信仰キャラで友達とシナリオを楽しんでいたところで、あるトラップにかかってしまい、なんと右腕が「触手」になってしまいました!(泣) ちょうど私はシャストアを信仰しています。そこで質問です。 この「触手」を隠すために幻覚の呪文を使おうと思ったのですが、≪幻覚かぶせ≫で部分的にかぶせること(腕だけに、等)は可能なのでしょうか? |
A.こら大変でんなぁ。けど、全身岩ヤドカリになったおっさんや、おでこがピカピカ光る娘もくじけんと生きてますよって、がんばっておくなはれ。……で、エフィ、この件はどーよ?
はいはい、久々のリプレイで、すっかりおねーさんになったエフィで〜す。幻でごまかすのは普通にできるよ。『一つづきになってるものはまとめなきゃだめ』なんてことは言われなかったもん。ただ、≪かぶせ≫じゃなくて≪幻覚変身≫を使ってね。
Q1.バックに薔薇の花を置きたいのですが、≪独立幻覚≫で人の背後についていくようにプログラムすることは可能でしょうか。 Q2.≪独立幻覚≫と≪幻覚変身≫をあわせて使用して維持のエネルギーを消費せずに変身することは可能でしょうか。 |
A1..これは≪幻覚変身≫を利用なさるべきだと思います。
A2.いいえ、できません。
Q1.≪影操作≫の消費と≪完璧幻覚≫の準備時間が文庫版と違うのは正式な変更なのでしょうか。 Q2.≪完璧幻覚≫でプレートメイル(正確にはそれを装備した自分)の幻覚を作り、それを≪幻覚変身≫でまとっているとします。 先月分の解答によると、周りの人間にとっては「プレートメイルを着ている人間」なので防護点や受動防御が変わる(見た目の装備に応じて)ようですが、自分にとっては、プレートメイルの重量、視覚、聴覚、戦闘技能へのペナルティーはどうなるのでしょうか。 自分自身もその鎧の存在を信じ切っていればペナルティーもそのままのような気がしますが、「自分だけだまさない」と言うことは出来るのでしょうか。 |
A1.へえ、正式だす。誤植と変更が入り乱れるはめになってしもて、ホンマにすんまへん。こればっかりは常識でいうわけにもいきまへんしね。申し訳ないことだす。増刷がかかったら修正できますねんけど、そのためには間違い入ったのんが売れてくれへんと、どもならんという……。えらいすんまへん。
A2.なんぼなんでも、そら便利すぎちゅうか、都合よすぎますやろ。自分をも騙しきってこそ、立派な幻覚使いやし。それに、まるで鎧を着てないみたいにひらひら動いたら、幻とちゃうかと疑われて、不信に成功されて丸裸にされかねまへんで。せやさかい、実際にプレートを着てるんと同じペナルティがありますわな。不信に成功すると消える以外は作成呪文と一緒、ちゅうのはそういうことですわ。もちろん、実際に鎧を着て戦うてみた経験がないと、どこか不自然になって、幻やってバレやすいと思いますわ。
Q.≪完璧幻覚≫について「不信」で消えることを除けばあらゆる意味で実在している」とあり、≪幻覚≫や≪完全幻覚≫の様に防護点とHPが記述されていないと言うことは、この呪文で生物を作った場合、その防護点やHPはモデルになった生物と同じと考え、死亡判定なども行うのでしょうか。 また鎧や盾を身につけている人間を作った場合、防護点や受動防御は鎧や盾の分増えるのでしょうか。 |
A.そない扱うとくなはれ。せやけど、これムッチャな呪文やなぁ。なんで、もうちょっと宣言しとかへんかってんやろ。GMはんは、これを使う術者に、幻について完璧な描写と運用を要求しはってええと思いまっせ。幻覚の技能レベルが高うても、術者の知力や性格によってはちゃんとした幻は作れまへんよってな、な、エフィ?
Q.≪完全幻覚≫の説明には触覚以外の感覚を騙すとあります。 しかし、≪完全幻覚≫の壁に寄りかかった場合、ボールを投げた場合、≪完全幻覚≫で作られた幻覚が攻撃した場合等の質問に対し、寄りかかった場合は不自然な体勢ながらも寄りかかっている様な気になっているといった答えが返っています。 それは≪完全幻覚≫ではなく、ルナル魔法の≪完璧幻覚≫ではないのですか? |
A.おお、ホントだ。と思ったのですが、ご指摘を受けてよく読んでみると、本文にはないのですが、エネルギー消費のところに、二倍使うと触覚もだませます、とありました。と、いうことでよろしく。もちろん、普通の≪完全幻覚≫では、すりぬけるだけです
Q1.≪幻覚変身≫で美人になる目標値はどれくらいでしょう? Q2.≪完全幻覚≫や≪完璧幻覚≫では痛みを感じさせることが出来るのに、ダメージを与えられないのでしょうか? 私としては鎧の防護点も(目標がその有効性を信じてる限り)有効で体力にダメージがいきそうな気がするんですが。 Q3.≪知的幻覚≫は術者から離れて探索や聞き込み、知覚をおこなうことが出来るか? 私は出来そうな気がするんですが。 Q4.≪知的幻覚≫の能力値、技能はどうなるんでしょう? 例えば≪完璧幻覚≫で”赤き仮面の騎士”なんて作ってみて、≪知的幻覚≫で思考を与え敵をあしらってもらおうにも、どう判定するんでしょう。 Q5.≪知的幻覚≫の姿を途中で変化させるのはどうすればいいんでしょう? 例えば≪知的幻覚≫が攻撃されたとき、攻撃を受けた場所から血を吹き出すようにするとか、狼男の幻影と言うことで、途中で狼に変身して見せたりするとかなのですが。 |
A1.目標値は、もちろん呪文の技能レベルです。ただ、以前に見たことのある美人であるとか、モデルがなければ不自然になるでしょうし、たとえ≪幻覚かぶせ≫を使っていても、集中しなければ表情などは変わりませんから、ちょっと勘のいい相手なら、しばらく向きあっていれば何かおかしいことに気づくでしょう。
A2.いいえ。あくまでもダメージを受けたような気分になるだけ、です。幻覚は万能ではないのです。
A3.できてもかまいませんし、できないとしてもかまいません。幻覚を、あまりに便利に使いすぎるのは問題があるでしょう。少なくとも≪完璧幻覚≫でないと無理だと思いますが。
一時期、≪知的幻覚≫の呪文がかかった≪完璧幻覚≫は、≪作成≫呪文で創られたものに匹敵すると解釈されたこともあります。しかし、友野としては、それでは「創造力の豊かな」プレイヤーは、あまりにも便利に使えすぎる気がします。≪知的幻覚≫は目前の事態に対処できます。ですが、言い換えると「目前の事態にしか対応できない」と解釈するべきでしょう。おそらく、チューリングテストをクリアすることはできません。事態に反応できるとしても、限界はあるべきです。
GMは、キャラクターの知力や経験に応じて「リアルに」創ることができる幻について、厳密な制限を課すべきだと思います。
A4.少なくとも、創り手が見たことのあるもので、骨身に染みて知っているものではないと、幻は創れないでしょう。ですから、創り出せる幻の能力値や技能レベルは、術者の知識に左右されます。剣技などは、術者にある程度の心得がなければ、幻で再現することもできないとしたほうがいいと思います。戦闘させるなら、≪戦士作成≫の呪文に準じるのがいいでしょう。
A5.≪知的幻覚≫をかけていても、幻そのものが自分自身を変化させることはできないと考えるべきでしょう。≪幻覚≫の形を変化させるには、術者が集中している必要があります。
Q1.マジック完訳版で、≪知的幻覚≫は消費エネルギーが5・3となっていますが、付録の呪文リスト、およびルナル完全版では消費エネルギーが5のみです。維持は必要なのですか? Q2.また、≪知的幻覚≫の掛かった幻覚はどの程度事まで出来るのでしょうか? 1)術者の技能を使う(幻覚が探索をする、言葉を話す、追跡をする等) 2)知的幻覚が自分の判断で姿をかえ、的確な外見になる。 と言う事は可能ですか? また、知的幻覚の能力値(知力以外)はどのような物なのでしょうか? Q3.作りたての知的幻覚の記憶は術者のものと一緒なのでしょうか? それとも必要最低限以外の事は何も知らない(覚えていない)のでしょうか?(その場合、門番としては役に立たないような……^^;) |
A1.すいません。維持は必要ありません。削除してください。
A2.どちらもできません。技能判定が必要のない範囲内なら、話したり(的確な受け答えをしたり)、誰かのあとをつけたりはできます。作られた幻像が自ら変化することはありません。作られた幻が、見た目にふさわしいふるまいを行なえるだけのことでしかありません。それでも充分に便利(すぎる)呪文だと思いますが。
A3.術者が特に指定しないかぎり、必要最低限の知識しかないものと扱ってください。人工知能というよりは、じつは人工無脳に近いレベルのものです。門番に使うなら、通していい人物についての知識を与える必要があるでしょう(呪文をかけてから教えるのです)。
Q1.例えば身長145cmの美少女を、≪幻覚かぶせ≫や≪幻覚変身≫で身長180cmのいかついおっちゃんに見せかけたとき、頭を狙った攻撃は自動的に外れ、≪完全幻覚≫でない場合、幻覚はダメージを受けて消えるんでしょうか。 Q2.逆におっちゃんを美少女に見せかけた時(幻覚の呪文で)、美少女の頭の上からおっちゃんの頭の上までの35cmはどうなりますか。 美少女とおっちゃんのトーテムポールを想像してしまい怖いです。 Q3.剣で戦う戦士に、槍を持った兵士の≪幻覚≫をかぶせました。 このとき剣で「切り」かかったら、槍で切られたように見えるのですか。 もしそうなら、フレイルや鞭に剣の幻覚をかけたとき、「遠くで剣が振り下ろされたらお腹殴られてた」ってなことになったりします? |
A1.そう処理してかまわないと思います。
A2.見た目は、そんな怖いことにはならないと思いますよ。普通に美少女に見えるでしょう。あまりに不自然な場合、GMはその幻覚を禁止してもかまいませんし、自動的に幻覚だと気づくことにしてかまいません。
A3.動作そのものまでは、ごまかせないでしょう。剣が片手用なら、槍を片手で剣のように持ってふりまわしている姿になると思います。間合いを勘違いさせることはできるかもしれません。能動防御にささやかなペナルティを与えるくらいはできるでしょう。
Q1.≪完全幻覚≫で作った壁にダメージを与えない程度に軽くボールを投げると、どうなりますか? 幻覚は防護点0、生命力1とありますから、幻覚の壁は壊れないのでボールは跳ね返ってきますか? Q2.≪完全幻覚≫で作った怪物に攻撃させた場合の具体的な致傷力はどれくらいですか? 妖術の幻触みたいに威力Lvが無いので呪文Lvを体力と見立てたら良いんですか? Q3.「不信」は成功した者だけが幻覚の影響を受けなくなるのですか? 説明によると (P170L4)「幻覚を破壊したり追い払ったりできます。」と (P170L5)「+2以上で勝てば幻覚だと気づきます。」とあります。 この説明だと破壊するのか幻覚だと気づくだけなのかよくわかりません。 |
A1.さあ? どうなるんでしょうね。別に、すりぬけちゃってかまわないと思いますが。偶然に気づいてもらう演出なら面白いし、幻覚かどうかを確かめるつもりなら、もっとはっきり投げつけるでしょうし。戻ってくるボールの幻影を作るのかもしれません。
A2.どういうモンスターを作ったかによります。ライオンを作ったなら、ライオンの与えるダメージを与えます。正確には、与えられたような気にさせる、わけですが。想像上のでたらめなモンスターなら、幻覚を作ったキャラクターが、どの程度かを決めるのでしょう。
A3.友野は、消えてしまう形で処理しています。シナリオの都合上で、どちらでもかまわないと思いますが。
Q1.≪完全幻覚≫で作った壁に思いっきりもたれるとどうなりますか? また、目が見えない状態で完全幻覚で作った壁に走って体当たりするとどうなりますか? 視覚がないので壁に当たるまで気づかないし… |
A1.本人はもたれていると感じていますが、実際には自分の足で体重を支えることになります。まわりからどう見えるかは、GMの裁量でしょう。友野なら、見ているキャラクターに、知力と幻覚の技能レベルで即決勝負をしてもらいます。知力が勝てば『よりかかっているつもりで、おかしなポーズになっている』と指摘できることにします。完全幻覚は、触覚にも作用するので、ぶつかった感覚はあるでしょう。その感覚の強さ次第では転倒したり立ち止まったり痛みを感じるとは思いますが、友野なら実際のダメージは与えません。
Q1.作リ出す幻覚をよける事はできるでしょうか。 相手の頭が丁度入るようなバケツをその人の頭の場所につくり出した場合や、下半身をレンガで埋めるような幻覚を出した場合などです。 また、それを取り外したり、そこから抜け出す事はできますか。触覚がある時と無い時の手順も含めてお願いします。 Q2.触覚のある幻覚を通り抜ける事はできますか? Q3.触覚のある幻覚で剣や熱された火掻き、ハリセンなどをつくり出し、それで叩いてダメージを与える事はできるでしょうか。要するに、幻覚で人が死ぬかどうかを確認したいのです。 催眠状態に陥った人が、鉛筆を熱した鉄の棒だと偽って持たせた時に思い込みで火傷をするという話や、飛び下りの人が地面に激突する前にショック死すると言う話から発展しました。 Q4.光は粒子という物質であると見なした場合、呪文の≪光≫や≪闇≫と同じもの作ろうとして、それは可能でしょうか。もしくは≪閃光≫や≪雷≫のように、強烈な刺激で五感を眩ませることはできますか? Q5.幻覚で表現できる呪文と、できない呪文の区別はどのようにつけるか。 Q6.幻覚は光を遮断するでしょうか。また、影のつき方はどうでしょう。幻覚と影との間に人が入った時に、その人に影は落ちますか? Q7.そこに「何もない」ように見せかける事はできますか。例えば地面に開いた穴などですが。可能な場合、穴の幻覚の上に乗った人に対して落下感を再現できるものでしょうか。また、周りからは、穴に落ちているように見えますか? そう見せられない場合はどのように見えるのでしょうか。 |
A1.GMの判断しだいですが、友野ならそのシーンの重要度とそうされるNPCの重要度によって決めます。ゲームの序盤や、テンポよく進めたい時なら、そのアイデアを評価してすっと成功させるし、クライマックスならやっぱり「ドキドキ」して欲しいので、サイコロで判定すると思います。
触覚がないのなら、試みれば素通りできるでしょう。幻覚というのは、光源のない3D映像と考えるのがいちばん簡単な気がします。
あと、同じアイデアを毎回使ってるようなら、どんどん判定は厳しくしていきますね。RPGっていうのは、どれだけ一緒に遊んでいるひとを「楽しませることができたか」が勝負だと思ってるとこがあるので、毎度同じネタで周囲を飽きさせてるようだとペナルティかけます。もちろん、繰り返すことで面白みを増すネタもあるんですけどもさ。あ、これ、あくまで個人的感覚ですから、そこんとこよろしく。
A2.できないでしょう。正確には、できないと思いこんで体が動かなくなるわけですが。
A3.よく聞く都市伝説ですよねぇ。実際には、信頼のできる記録はないんですけどね。フィクション的にはよく使われますけど。ダメージを受けて死んでしまった気になることはあっても、実際には気絶してるだけ、でいいと思いますけど。
A4.ルナル世界において、光は光であり、粒子という概念は存在しないと思いますが、まあそりゃあさておき、できても別にいいですし、GMが嫌なら他の呪文でできることはできないとしたっていいんじゃないかと思いますけど。光や闇はともかく、閃光とか雷は自分で一回くらいは喰らっておかないとねって気がします。
A5.映像や音でとりあえず再現して、騙されるかどうかはそれぞれの判断でしょう。
A6.影の具合まで含めて幻として再現するのだと思います。つまり、うまく騙したければ、この光の角度なら、こういう影ができるというところまで術者が想像して作らねばならないわけです。幻覚に気づくのは、そういった光や影の具合がおかしいといったことからになるでしょう。
だから、人が入ったら、ちゃんと術者が影をつけようと意識しないとだめでしょうね。集中してないと、たぶん幻覚そのものは対応してくれません(独立してたり知的だったらなんとかなるかも)。
で、影をつけ忘れて見破られるわけです。
映画の画面で、CGや特撮の剣なんかが見分けがついちゃうくらいの感覚で、幻はそれとわかってしまうでしょう。結局は、使う当人(キャラクターの、って意味です)のイマジネーションの問題なのですね。
A7.穴になってるように見せることはできるでしょう。落下感は……ルナルの完璧幻覚なら可能かもしれません。まわりからは、とっても間抜けな光景が見えることでしょう。
如月寝牛さんからも≪完全幻覚≫についての質問をいただきました。この解答で、だいたい重なった内容をお答えしてると思います。
Q1.≪完璧幻覚≫で作った武器は「相手を切ってダメージを与え」たり、「相手の武器を受ける」ことができますか? また、防具の幻覚を作った場合、受動防御、防護点、重さはあるのでしょうか? Q2.防具の効果があるなら、≪完璧幻覚≫の技能レベルを上げて防御呪文として使った場合、持続時間はどうなるのでしょうか? Q3.≪完璧幻覚≫で作った幻覚に≪知的幻覚≫で知力を与えた場合、その幻覚は気絶、朦朧、死亡、恐怖判定、などを行うのでしょうか? また、呪文で操られたり、他の幻覚にだまされたりするのでしょうか? Q4.≪完璧幻覚≫に限りませんが、≪幻覚感知≫などで幻覚と分かっている幻覚でも、相手の呪文のレベルが高い不信が成功しません。相手が幻覚と分かっている場合に不信にボーナスなどは来ないのですか? |
A1.相手が切られたつもりになって勝手にダメージを受けたり、相手が受けられたつもりになって勝手に動きを止めたり、します。そこに実体が存在するかどうかは問題ではなく、精神がいかに認識しているかが問題なのです。認識されない存在は存在せず、認識されれば非在であっても存在します。
幻覚の防具は、相手が無意識に手加減をする結果、防御しやすくなったりダメージが減少します。ただし、持ち手がそれが幻覚だと知ってしまっているなら、GMの裁量によっては効果を少なくしてもいいでしょう。その重みを実感せず、幻覚だと知っているなら、たとえば敵が手加減した分、自分はこれだけの傷を受けるはずなのだという無意識が、より踏込みを深くさせて自分の傷を大きくする、といって事態もありえるかもしれません。また、敵が戦いになれていなければ、防具の効果を過大に評価したり過小にみつもったりするかもしれません。
幻覚は、とても扱いの難しいものです。GMは、自由にこの呪文の効果を制限してかまいません。
A2.防御呪文として使ったなら、効果は一瞬でしょう。
A3.彼らは、実在物とまったく同じようにふるまおうとするのですから、当然そういった効果を受けることになります。むろん、そういった効果を受けない特殊能力を持った存在の幻影として作ることも不可能ではないでしょう(プレイヤーの行動としては、認めないほうがいいでしょうが)。
A4.GMの裁量範囲だと思います。友野の場合「いかに知識として幻であると知らされても、現に目の前にあまりにもリアルに存在するものを幻覚であると信じ切ることは、とても難しい」と思いますので、ボーナスなどはつけないでしょう。
Q.≪幻覚≫の壁にぶつかれば弾かれますが≪幻覚≫の橋は渡れません。その境界はどこなのか基準を教えて下さい。剣の≪幻覚≫で攻撃したときどうなるのか具体的に教えて下さい。 もし最後には気絶するとしたら≪完璧幻覚≫で魔法生物を攻撃したらどうなりますか。 |
A.パントマイムで表現できるかどうかが分かれ目だと思います。壁にさえぎられていることは、肉体の動作で再現できても、空中は歩けませんから(だから、ミュルーンやフェリアなら橋の幻覚を渡れます。歩いていると思いこみながら、実際は飛んでいるのです)。
要するに、本物の剣で斬られたものとして扱っていいと思います。斬られたと思いこめば実際に皮膚の表面くらい裂けるかもしれませんし、ショックは人を殺します(射たれた人間が死ぬのは、射たれれば死ぬと思いこんでいる衝撃からだという俗説もありますし)。思いこみは実現する、と範馬刃牙くんも言ってます。
しかし、いくらなんでも死ぬのはひどいとお思いでしたら、死んだと思いこんで気絶する、でいいと思います。
≪完璧幻覚≫で魔法生物を攻撃したら、何か不自然なことをしないかぎり、実物で攻撃されたと思いこむでしょう。ただし、精神を持たない存在なら、すぐに自分が現実には傷ついていないことに思い至ると思います。
幻覚は使い方次第でいくらでも便利に使えます。プレイヤーの使用に対しては、GMは厳しく裁定するべきでしょうが、厳しすぎては面白くありません。致命的な事態は招かないようにして、融通をきかせるべきなのですが、こればっかりはセッションを重ねて身につけるしかない感覚だと思います。役に立たなくてすいません。
Q.幻覚呪文で≪踊る武器≫相当の物を創り出した場合、その能力はどの程度にまで出来るのでしょうか? |
A.どーせ幻覚ですから、好き放題できます。もっとも、あまりにリアリティがないと、あっさり幻覚だって見破られるでしょうが。
Q.フレッシュゴーレムやゾンビや幻覚戦士といったかりそめの肉体を持つ者に肉体操作系呪文は効果がありますか。 |
A.幻の戦士には効果がないでしょうね。「効果があったように、もしくは抵抗したように使い手が演技させ」ないと、幻だと見破られます。
Q.バーサクしている相手に幻覚は、通用するんですか?もしそうなら幻覚で創った戦士をバーサーカーと戦わせて何度も消したり出したりで、いずれ元に戻せるのでは? |
A.狂乱しているバーサーカーに幻をぶつけるというのはいいアイデアだと思いますよ。バーサーカーが敵であれ味方であれ。答えは、可能です、です。
Q.完全幻覚で、水中の中にいるような幻覚を作りました。これによって、人は溺れるのですか?さらに、溺れ死ぬ事はあるのですか? どうか、教えて下さい。 |
A.溺れます。正確には、自分が溺れていると思いこみます。ただし、よほどリアリティのある状況を作らないと「不信」されるでしょうが。まあ、魔法使いが、「お前のまわりに水を作って溺れさせてやる」といえば、リアリティは充分かもしれませんが。溺れるとまず「体力」を失います。疲労で気絶した段階で、幻の効力はおよばなくなるので、死亡はしないでしょう。相手が、気絶する前に魔術師を切り殺してやると、やけになって全力攻撃してくるのにそなえて、護衛の戦士はお忘れなく。
Q.幻覚に対する不信は、幻覚を目にしたそのときにやらせるものなのでしょうか。それともそれを見て幻覚である、と決めつけたPCが自発的に行うものなのでしょうか。マジックにのってる不信のルールが今ひとつ理解できません。 |
A.キャラクターが、これは幻覚ではないかと疑ったときに行ないます。
Q.幻覚を信じた場合、幻覚に体当たりをされたら、自分の体は体当たりされたと認識し倒れるのですか? |
A.はい、倒れます。
Q1.≪物体作成≫では食物を作っても栄養はないということは、毒や霊薬も作れないということでしょうか。また、高熱の鉛などの、毒や霊薬とは違うものの、有害な物質を作ることは可能でしょうか。 Q2.≪物体作成≫の呪文の、空気などの、もともとそこにあったものを押しのける力はどのくらいでしょうか。≪遅発≫で矢に≪物体作成≫をかけ、刺さったときに相手の内側から何かを作り出しダメージを与えることは可能でしょうか。できる場合、そのダメージはいかほどでしょうか。例えば高熱の鉛などを作りダメージを与えることは可能でしょうか。 Q3.≪物体作成≫の呪文で上質の武器を作ることは可能でしょうか。 |
A1.できないとするべきでしょう。自然の毒は、その構造や効果をよく知っていれば可能かもしれません。鉛は作れるでしょうし、長時間摂取させれば毒でしょうが、作った瞬間の温度は常温の範囲内だと思います。
A2.そういう使い方は無理だと思います。新しい呪文として開発なさるべきでしょう。もちろん、GMさんができるとおっしゃるのならできますが。
A3.≪物体作成≫で作れるのは、標準的な性能のものとしておいたほうが無難だと想いますが。
Q.≪従者作成≫の呪文で<錬金術>レベル16の従者を作って、霊薬の煮込み作業を見張らせることはできるのでしょうか? もちろん維持するためにそれなりに呪文のレベルは高い必要はあるでしょうし、その従者が霊薬を調合したり、鑑定することはできないとしたうえでの話ですが。 |
A.どうも、魔術師のケルナーです。もちろん、複雑な知的作業は無理でしょうが、補助的な単純作業であれば、まさにそのための呪文だと思います。
Q.幻覚・作成系呪文の≪戦士作成≫について質問させていただきます。 この呪文で作成された戦士の生命力は12ですが、戦士が破壊されるのは〈悪魔〉や人造物と同じで生命力が0になった時点なのでしょうか? それとも、生物と同じように気絶判定や死亡判定を行い、それに失敗した時なのでしょうか? あと、この戦士の外見はどういったものでしょう? 人間のような姿をしているのでしょうか? それとも、ポリゴンのような抽象的な形なのでしょうか? また、人間の姿であるならば、作られた時点では武器や防具は持っていないとの記述がガープス・マジック【完訳版】p.31にありますが、最低限の衣服は身に纏っているのでしょうか? それとも、裸なのでしょうか? 衣服を身に纏っているなら、その衣服の絵柄等は術者の望む物になるのでしょうか? |
A.特に記述がないので、普通の生き物と同様に処理なさってよろしいかと思います。見かけについては、それぞれの魔術師が決めてかまわないでしょうが、特別な効果があるようなもの(誰かにそっくりだとか、恐怖判定が必要なほど恐ろしいとか)は不可能だと思います。衣服なども、術者の思い通りでよいでしょう。迷彩模様にした時に隠蔽効果を与えるかどうかは、それぞれのGMさんの判断次第でしょうけれど。私なら、少しくらいは認めますね。
Q.≪戦士作成≫でできた戦士は服を着ていますか? 着ていないと町中では使えないのですが。 |
A.たぶん、これで作られる戦士は人間そっくりなのではなく、人間型の何かなのだろうと思っていたのですが(土人形風の、だとか)。別に、服を着ている人間のような表皮で顔などは人間と同じ、であってもいっこうにかまわんと思いますが。
まあ、あんまり気にする必要はないと思いますよ。町中であれば、全裸であることより、立ち回りやってることのほうが問題だと思います。
Q.≪戦士作成≫で作られた戦士は気絶判定や死亡判定をしていいのでしょうか? それとも、ゴーレムと同じように生命点が0になると破壊されるのですか? また、戦士の知力は10あるので簡単な命令を(誰かに品物を届けたりなど)行わせることは可能なのでしょうか? |
A.ヒットポイントが0になると破壊されるほうが面倒でなくていいと思いますが、それでは、あまりにあっさり斃れすぎると感じるなら、判定してもかまいません。ゲームのはじめに、プレイヤーとGMで話しあって決めてください。戦士の知力は、戦う以外のことは理解できません。戦闘以外の用途には使えません。
Q.≪戦士作成≫という魔法がありますが、戦士は朦朧としたりダメージによる衝撃を受けますか。また、ルナル世界では、神殿の特殊技能を持たせることはできますか。(ソードブレーカー、ダルケス、レイピア等) |
A.痛みの衝撃は感じないでしょう。クリティカルなどで朦朧としたり、一度に多くのダメージを受けて転倒することはありえます。特殊武器の技能を持たせることはできません。
Q.≪物体作成≫で作った武器を≪戦士作成≫で作り上げた戦士に渡すことはできますか?「知的」な「生き物」と見なすのですか? |
A.使えるでしょう。10点の知力がありますので「知的な生き物」とみなしてもいいと思います。
Q1.ケラーグや姿なきグルグドゥが唱えた場合でも≪戦士作成≫は、人間の形をとるのでしょうか? Q2.≪従者作成≫で、戦闘系以外の物理的な技能を持った従者は「罠」や「鍵開け」、「調理」などもできるのでしょうか? |
A1.基本的には、術者と同じ形態でいいと思います。ただし、能力的には人間の魔術師が唱えた場合と変わりないでしょう。羽根があっても飛べませんし、防御の特殊能力なども備えていません。それらの能力まで備えた戦士を作り出す、その術者オリジナルの呪文があってもよいかもしれません。
A2.それらの技能(のうち一つ)をもったものを作ればできます。作れるかという御質問なら、できるでしょう。