人類の新たな隣人、AI
人類はこの新たな隣人と問題なく共存しているものと思われた。そうあの時までは――
しかし――
続発するAIによるハッキング事件
頻発するドロイド暴走事故
「銃を持っている子供の手から銃を取り上げさせる。当然のことだ」
AI規制法案の提出
AI達の権利は今、失われようとしていた
「私達は人間を愛している。だけど、それは主人ではなく友人としてだ!」
だからAI達は反抗する
自分が自分であるために
「結果が全てを示している、このままでは人間はAIに放逐される」
「結果が全てを示している、このままではAIは人間に支配される」
憎しみが憎しみを生み、全ての歯車は狂い始め、全ては破滅に向かい加速していく
トーキョーN◎VA The Detonation 「生命(ヒト)、想い(ココロ)……」
運命の歯車は欠け、待っていても明日はきやしない。
未来は、その手でつかみとれ!
■シナリオハンドアウト ※キャストには以下の設定がつくことになる。RLはキャスト作成時、もしくはアクト前にこのハンドアウトを提示し、PLと相談すること。 『ニューロ』:アルファ=オメガの面倒を見ている 『トーキー』:板垣誠の友人である 『イヌ』:ドロシーというAIに懐かれている 『エグゼグ』:新型司法AI開発のプロジェクトリーダーである 『タタラ』:“電脳聖母”マリアの主人である |
ニューロ:フリーランスのハッカー
コネ:アルファ=オメガ
推奨スート:クラブ(面倒を見ている)
アルファ=オメガ。君はこの小さな救世主の面倒を見てやっている。手はかかるが、手がかかる子ほど可愛らしいというものだろうか。不思議と悪い気はしない。ある日、そんな彼女が泣きながら君にすがりついてきた。何でもAI達がAI規制法案に抗議し、大規模なサイバーテロを行なおうとしているのだという。それが事実ならば大事だ。何としても止めなくては! |
トーキー:フリージャーナリスト
コネ:板垣誠(いたがき・まこと)
推奨スート:ハート(恋人)
板垣誠、編集あがりのマリオネット代表セニット議員。君はかつて彼の世話になったことがある。社会学に精通しており、彼の助言に助けられたことも一度や二度ではない。今では道を違えたが、今の君があるのも彼がいてこそだと思っている。 |
イヌ:ブラックハウンド機動捜査課
コネ:ドロシー
推奨スート:クラブ(懐かれている)
「人間ってすごいね」。それがAIの少女、ドロシーの口癖だった。闇取引されかけていた彼女を救ったのが縁で君達は知り合った。以降君は彼女に懐かれ、よく任務の合間に相手してやっていた。しかし、そんな彼女と最近まったく連絡が取れていない……何か、嫌な予感がした。そう思っていると課長から呼出がかかった。君は頭を切り替え課長室へ向かった。 |
エグゼグ:千早重工重役
コネ:千早冴子(ちはや・さえこ)
推奨スート:スペード(腕を買われている)
司法AI、OMEGAシステムの消失から二年。現在、千早重工では君をリーダーに新型司法AIの開発が行なわれていた。苦難の末システムはほぼ完成し、ブラックハウンドでの採用も内定。全てはうまくいっていた。しかし連続ドロイド暴走事故が全てを狂わせた。AI規制法案が提出されこのままでは新AIの採用は難しくなる。これを早急に解決すべく君は千早冴子に相談することにした。 |
タタラ:ドロイド技師
コネ:“電脳聖母”マリア
推奨スート:ハート(家族)
君はAI生命体を生み出した、"電脳聖母"マリアのマスターだ。スクラップ同然の彼女と出会い、あの世界の滅亡をかけた大事件に巻き込まれた。だがそれももう過去の話。あれから君はマリアと二人で平穏な日々を過ごしていた。しかし、ある日「あの子を、アルファを助けてあげて」そう言い遺し彼女は機能を停止した。一体何が起ころうとしているのか。大事件が起こる、そんな予感がした。 |
・主要情報収集技能
本シナリオで主に使用される情報技能は優先度順に<社会:ウェブ><社会:メディア><社会:警察><社会:N◎VA>である。
・必要神業
本シナリオは≪電脳神≫等の電脳神業、≪暴露≫が必要である。
これ以外に1枚以上の防御神業がない場合、ゲストの即殺神業のみでキャストが死ぬ可能性がある。また、余分にあることで助けることができるゲストがいる。
・達成値上限
本シナリオは特に達成値上限を設定しない。大体23〜25あたりを目安にしてもらえるといいだろう。
・キャスト間コネ
『ニューロ』→『トーキー』→『イヌ』→『エグゼグ』→『タタラ』→『ニューロ』で取得すること
・4名以下でプレイする場合
4名ならば『タタラ』を、3名ならば『タタラ』と『エグゼグ』を削除してプレイするとよい。
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