斧は石器時代から用いられてきた武器の一つです。
　もっとも、当時の斧は｢打ち切る｣事よりも｢殴打する｣という面の方が多く、実質現在のメイスとさほど変わらないものでした。
　その後金属の発明と、防具の発達にあわせて斧は｢打ち切る｣ように発展していきました。
　きこり等は勿論、工具として一般家庭にも斧は多く普及しており剣とは違い庶民の武器でした。特に北欧の民にとっては剣は「神秘と畏怖」を感じる武器であり庶民の武器である斧は｢親しみをもてる｣武器であったと思われます。

　しかし結局剣などの発展により武器としての斧の価値は槍や剣に奪われてしまい、結果的に蛮族の武器として用いられる事が多かったようです。よくファンタジー小説などで山賊が斧を使うのは安価である事に加えこう言った名残もあるのでしょう。
　そんな中で斧を使用した事でもっとも有名なのは中世の｢ヴィーキング｣で、彼らは投擲用の斧「手斧」を始めとして様々な斧を有効に使用していました。

　斧の特徴はやはり「安価」で「威力が大きく」、しかし「隙も大きい」事が挙げられるでしょう。

片手系斧・メイス

ハチェット

　斧の中ではもっとも小型の斧です。工具として一般にもっともよく普及しているのはこの斧でしょう。
　また、ヴィーキングが使用したといわれる｢手斧｣もこのサイズでしょう。
　軽量であるために投擲などに向いています。

小型メイス

　メイスとは先端を重くした棒状の武器の事です。
　先端の形状には様々なものがありますが、ここでは同一データとして扱います。
　ファンタジーではよく聖職者の武器として用いられますが、それは聖職者は儀礼用のナイフを除き刃物を持つ事を禁じられていたことから出来たイメージでしょう。
　以下はメイスの中でも小型のもののデータです。

アックス

　普通のサイズの斧をアックスと称しましょう。
　投擲などには向いていません。

トマホーク

　本来はインディアンが用いた投擲用の斧の事ですがここでは手投げ斧全般のデータとして扱います。
　投擲に使用する事が出来ます。

メイス

　メイスとは先端を重くした棒状の武器の事です。
　先端の形状には様々なものがありますが、ここでは同一データとして扱います。
　ファンタジーではよく聖職者の武器として用いられますが、それは聖職者は儀礼用のナイフを除き刃物を持つ事を禁じられていたことから出来たイメージでしょう。

ウォーピック

　ウォーピックとは形状は私たちが普段目にする金槌に似ています。勿論、大きさは比べるべくもありませんが……。
　形状的に柄と交差するように横に刃が突き出ており、その先端は尖っています。そして刃と逆側には打撃用の槌頭がついています。
　歩兵、騎兵ともよく使用していますが歩兵用に比べ騎兵用は長い物が多かったようです、ここでは歩兵用のデータを挙げておきます。
　勿論投擲は不可能です。

バトルアックス(片手)

　片手斧と両手斧の中間に位置するサイズの斧のことをバトルアックスと称する事にしましょう。
　勿論の事ながらここまでのサイズともなると投擲などには向いていません。

両手系斧・メイス

バトルアックス(両手)

　片手斧と両手斧の中間に位置するサイズの斧のことをバトルアックスと称する事にしましょう。
　勿論の事ながらここまでのサイズともなると投擲などには向いていません。

グレートアックス

　片手斧と両手斧の中間に位置するサイズの斧のことをバトルアックスと称する事にしましょう。
　勿論の事ながらここまでのサイズともなると投擲などには向いていません。

ウォーハンマー

　本来ならばウォーピックと同じ武器なのですが、ここではウォーピックをさらに巨大化して両手で扱うサイズの事をウォーハンマーとして定義します。
　勿論投擲は不可能です。

モール

　超がつくほどに巨大で長い棒状打撃武器です。
　その衝撃の激しさは桁違いです。