ナイフとはもっとも古くから存在する刃物です。
さかのぼれば石器時代までさかのぼることが出来ますが、ここでは鉄の時代について考えていく事にしましょう。
まず鉄の精製技術が出来たばかりの頃は、鉄を鍛える技術は発達しておらずに長い剣を作り上げることは不可能であり、そこでナイフが作成されました。
当時のナイフはとても高価なものであり、ナイフとは一種のステータスシンボルでした。大体これが文明レベル2程度の時の話です。
その後、鉄の錬鍛技術が発達し剣が発明されました。
これにより、ナイフはそれまでの地位を剣にあけわたすこといなります。
その後、ナイフは懐に隠し持てる程度の大きさであり、また扱い易いことを買われ主に「暗殺」と「護身」という正反対の用途で使われることとなります。
また、戦場においてもかさばらないことからいざという時の予備武器としても多くの戦士達に用いられてきました。
ナイフの特徴はやはり「小型」で「軽量」ながら「威力が低い」事が挙げられるでしょう
ダガー
本来ダガーとは短剣類の総称として用いられます。
しかし、ここでは最も小型のナイフのことをダガーと称することにします。
ダガーは大体身幅が1cm程度、柄を含めた全長もせいぜい20cm程度の大きさです。
身近なものでは小さめの果物ナイフ程度の大きさと思っていただければいいでしょう。
特に形状については規定しませんが、普通反身は無く直刀で先端は鋭く刺しやすい様にできています。
このくらいの大きさだと振り回しても効果は薄く、そういうような攻撃も致傷力は突きを基準として考えます。
重量:0.1kg | 価格:$20 | 必要体力:なし |
致傷力:突き-1(刺) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:4点 |
致傷力:突き-2(切) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:4点 |
小型ナイフ
ダガーよりも若干大きく振り回しても使えるほどのナイフを小型ナイフと称することにします。
小型ナイフは大体身幅が2cm程度、柄を含めた全長は約30cmを少し超えた程度の大きさです。
身近なものでは包丁より若干細い程度の大きさと思っていただければいいでしょう。
特に形状については規定しませんが、普通反身は無く直刀で先端は鋭く刺しやすい様にできています。
重量:0.3kg | 価格:$40 | 必要体力:なし |
致傷力:突き-1(刺) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:5点 |
致傷力:振り-3(切) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:5点 |
大型ナイフ
ナイフの中でも最も大型のものを大型ナイフと称することにします。
大型ナイフは大体身幅が1cm程度、柄を含めた全長もせいぜい2〜30cm程度の大きさです。
ナイフといっても、既に包丁よりは一回り大きいものだと思ってください。
これくらいの大きさともなると形状も多彩になってきますが、ここではデータ的な差異は無いものとします。
重量:0.5kg | 価格:$60 | 必要体力:なし |
致傷力: 突き (刺) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:6点 |
致傷力:振り-2(切) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:6点 |
アサッシンズナイフ
小型ナイフの一種ですが刃を意図的にこぼすことにより肉を引き裂き傷を治し難くなっています。
アサッシンズナイフは脆いために安物扱いになりますが振り攻撃によって傷つけられたダメージは衝撃が2倍、治療する際の判定に-2のペナルティがあります。
重量:0.3kg | 価格:$50 | 必要体力:なし |
致傷力:突き-1(叩) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:5点 |
致傷力:振り-2(叩) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:5点 特殊効果:衝撃が2倍、治療に-2のペナルティ |
ポイズンナイフ
小型ナイフの一種ですが毒をしみこませるために溝が入っています。
溝入れにより強度が落ちるために安物として扱いますが、毒を多量に仕込むことが出来ます。
毒を塗った武器(ベーシック完訳版p169サイドバー)を使用している場合に比べ毒の保ちが3倍長くなります(つまり3回命中するか9回攻撃するまで保ちます)
重量:0.2kg | 価格:$50 | 必要体力:なし |
致傷力:突き-1(刺) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:5点 特殊効果:毒の保ちが3倍長くなる |
致傷力:振り-3(切) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:5点 特殊効果:毒の保ちが3倍長くなる |
パリーイングダガー
銃等が登場してから徐々に重い鎧は廃れ、それにあわせて剣も軽くなり結果的により多彩な剣術が生まれることになりました。
それがフェンシングです。
フェンシングは戦場などで用いられるのではなく、決闘等に用いられていました。
街中で決闘の為とはいえ盾を持ち歩くのは流石に外聞が悪いものです。それに大体において決闘自体が違法であることもあります。
そこで、フェンシングと同時にマンゴーシュというナイフを使った防御法が編み出されました。
パリーイングダガーとはそのマンゴーシュでよく用いられる篭手つきの大型ナイフです。
この篭手により手首に1点の受動防御があります。
この受動防御はマンゴーシュによる受けを行う際にも有効です。
しかしながら篭手を装着するために手首にチェインメイル以上の防具を装備することが出来なくなります。
重量:0.6kg | 価格:$100 | 必要体力:なし |
致傷力: 突き (刺) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:6点 特殊効果:手首に1点の受動防御 |
致傷力:振り-2(切) | 衝撃力:0 | 射程:C | 最大致傷:6点 特殊効果:手首に1点の受動防御 |