GURPS FAQ (RUNAL:青の月)

GURPS FAQ (RUNAL:青の月) ガヤンサリカペローマジェスタ協力神ドワーフ


(回答者は特に明記がない場合は友野詳です)

[ガヤン]


今月の記事 2002年6月
Q1.【縛り】でひと一人の四肢全部縛るのには何メルーくらいのロープ(自分は荷重と機動力の関係で細紐つかっとりますが)が必要でしょうか?

Q2.【縛】られた時、ロープを振りほどくためにはそれぞれ(縛られてる部分が利き腕か逆腕か利き脚か逆脚か両脚か両腕か等)どんな判定をすれば良いのでしょうか?

Q3.2メルーや3メルー先から槍とか鞭とかで攻撃された時、それを投極術受けして【縛】れますか?

Q4.それ以前にロープやガヤン・ネットもってて手が塞がってるのに投極術受け出来るもんなんですか?

A1.実際に縛ってみて計りはるんがいちばんやと思いますが、そのすじに詳しい人にちょっと訊いてみると3メートルもあればけっこう亀甲縛りでがんじがらめやそうです。吊り下げる分は別にして。

A2.脱出の手順は、『ガープス・ルナル完訳版』の【縛り】の解説にある通りです。脚だけ縛られて両手が無事なら、ほどくことは簡単です(時間さえかければ)。両手が縛られているなら、判定の難度は本文と同じようなものでしょう。

A3.目標は手の届く範囲内にいてないとあきません。つまり、無理でんな。

A4.そういうもんを持ったまま「受け」を行なう技術も含めての格闘動作なのとちゃいますやろか。


Q.ガヤンの柔道、<投極術>の【腕間接技】についての質問です。

 柔道受けを行い、成功度2以上で成功すれば、腕を取ることが出来、更に次のターンからは腕間接により即決勝負を行い、成功度の勝利分だけ腕にダメージを与えるとのことですが、これは2ヘクスほど離れていても有効なのでしょうか?

 本日、友人達とルナルをしていまして、2ヘクス離れたところから両手剣で攻撃したところ、ガントレットを装備していたので、柔道受けは可能と見たのですが、まさか剣を取るわけにもいかず、「腕の長さは2メートルもないだろ?それはさすがに無理じゃないのか?」と言ったところ「ルール上は可能やろ」と言われました。
 どう考えてもこれは柔道受けは不可能だと思うのですが、どうなのでしょう?

A.ルールに明記されていない以上、GMさんの裁量の範囲内だと思います。例えば、長い武器を受け止める時は、ふところにもぐりこんでいるのだ、という解釈も不可能ではないですからね。マンガチックな世界だと、槍の柄を掴んで『だあっ』とばかりに投げ捨てるキャラもいますけど。
 けれど、厳密にやるのでしたら、やはりせめて隣接ヘクスにいないといけない、とすべきだと思います。


Q.さっそくですが、「ガープス・ルナル 完全版(以下「ルナル」とします)」で疑問に思ったことがあります。
 「ガープス・マジック完訳版」を読んでいますと「ガヤン」の「入信者」の呪文のところに《色彩変化》があったのですが、「ルナル」には書いてありません。どちらが正しいのでしょうか?

A.「マジック」が正解です。毎度、誤植ですみません。


Q.[ガヤンネット]脱出時のペナルティは「敏捷−3(戦闘ネット)」ではなく「敏捷−1」ですよね?

A.特に記述のないことは「戦闘ネット」に準じます。ですから、脱出のペナルティも同じになります。


Q.ベーシックに技能の〈法律〉は、法を学ぶものは専門化するとありすが、ガヤンの神官はジェスタ信者の盾の使用の奨励のように義務教育化されているのでしょうか?

A.義務教育、というわけではありませんが、神官として出世しよと思うたら不可欠です。まだ、現代ほど複雑な法律ではないので、民法とか刑法とかまで専門化しなくともいいですが、どこの国の法律かは専門化しておいてください。


Q.ガヤンネットを盾に掛けて使用すれば、「止め」をしたときに相手の武器(突き出された槍など)が絡まることはありますか?

A.ないと思います。


Q.精神的不利な特徴に「誠実」がありますが(ベーシック完訳版51ページ)、ここには絶対に法律を守ると書いてあります。
 と言う事は、ある意味法律を破っている者達の集団である裏タマットには、「誠実」の特徴を持っているキャラクターは接触できないのでしょうか?
 つまり、裏タマットでの情報収集は、「誠実」を持っているキャラクターにとっては堪え難い行為なのでしょうか?
 ガヤン信者には「誠実」を持ったキャラクターが多いのですが、もし裏タマットでの情報収集が「誠実」にとって忌避すべき行為なのであれば、またロールプレイが変わってくると思います。裏タマットでの情報収集は不可能になりますし、その分苦労する事になるでしょう。
 「誠実」を持ったキャラクターは、裏タマットで情報収集をする事ができるのでしょうか?

A.もちろん、法を犯していることが明らかな集団との接触は忌避します。ですが、状況的に、どうしても必要だと考えれば、意志判定に成功すれば聞き込みを黙認することはできるでしょう。自分では行きたがらないでしょうが。ごくふつうに理性があるのなら、(ゲーム内の)現実を見て、柔軟に対応すると思います。もちろん、頭ががちがちな頑固者というロールプレイもありますが。


Q.〈柔道〉で攻撃を受けたとき、腕をつかんだ事にできるのは格闘戦(近接距離)の時だけですよね? (リプレイでアンディ先輩、後退しながら掴んでたけど……)。あと掴んでなくても「受け」に成功すれば次のターン投げられますよね?

A.あの後退しながらの掴みは、ついノリで許可しちゃって、私もまあ、どうかと思っているのではありますが、友野個人のセッションではそういう感じで、あまり厳密に考えずにやっております。基本的には、おっしゃる通りだと思いますが、そうでない運用をなさっても、まあ許容範囲かなと思ってます。


Q.ヤン・クレードは〈ガヤン・ネット〉技能を持っていないのに、ガヤンネットを所持しています。〈ネット〉で使えるとすると、わざわざ〈ガヤン・ネット〉技能を憶えるのは無駄えはないでしょうか。それとも、ヤンはあくまで普通のネットとして使っているのでしょうか。

A.『完全版』を御覧ください。〈ガヤン・ネット〉の技能なし値は〈ネット−3〉です。それはそれとして、ヤンが〈ガヤン・ネット〉の技能を持っていないのは変ですね。まあ、ブロードソードをむりやりソードブレイカー技能で使う効率の悪い(スタイル重視な)男なんですけど。


2002年1月
Q.ルナル完全版で紹介されているハードブレイカーのデータを見ていて気づいたことがあります。
 ハードブレイカーは「最高品質」であるため、ソードブレイカーの到傷力に+2されたデータとなっています。ですが、ハードブレイカーの攻撃型は、切り/振り&叩き/突きです。品質が高い=丁寧な作業で刃が鋭くなったりすることによって、「切り」「刺し」のダメージが上昇するのはよくわかるのですが、「叩き」の攻撃まで上昇するものなのでしょうか?
 ベーシックは文庫しか持ってないのですが、少なくとも文庫版には、詳しい説明がされていません。「斧」「長槍」「メイス」の場合の扱い方はあるのですが。
 個人的には「叩き」型だとダメージの修正はなくなる、と思います。少なくとも上昇する説明ができませんし。また、リターナー(「閉」時の叩き)にも同様の現象が見られます。

A.そうですねえ。まあ、品質がいいので刃や柄も頑丈で激しく殴れるという強引な説明もできますが、我ながらいまいち納得しがたいなあ、コレ。気になるひとは、「叩き」攻撃には、修正がないことにしておいてください。別に、高価になっているのだから、と思うかたは、そのままでもかまいません。


2002年2月
高品質の武器についてです。最高品質の武器などで、『叩き』型のダメージが増えるのが良く判らない、という意見が掲載されておりました。
 私なりの意見なのですが…。
 金属に限らず、材質によって、打撃の威力が増す事はあります。一番身近な例を挙げますと、野球のバットがそれに当たります。木製なのですが、圧縮をかけて固くすると、打球の飛距離が伸びていますよね。鉄でも同様で、鋼と鉄では、同じ力で打撃を与えても、伝わる力に差が出るのです。
 イメージし難いのは確かですが、こう云った例を挙げれば、説明出来るのではないでしょうか。
 余談ですが、ゴルフクラブでも、ヘッドの部分にテンションをかけて、飛距離を伸ばしているのだとか…。解答の参考になれば幸いです。

A.ご意見ありがとうございます。武器や打撃に使う部位によっては、確かにそういう解釈もなりたつでしょう。上質の剣などは、剣の平で殴るとか切尖が丸くて突いても叩きになるなら、ダメージはその理屈で上昇するでいいと思います。柄で殴る場合だと、微妙な感じですが。


Q.ガヤンの「独自の技能」の所の”破砕受け”、この前提条件の「ソードブレイカー受け」という物がありますが、これはガヤン信者がソードブレイカーを使用しているときの受け値のことでしょうか?
 もしそうであれば、”破砕受け”の上限は、受け値ということになるのですよね?
 例えば、ソードブレイカーの技能レベルが12ならば、ソードブレイカー受けの値は6になり、破砕受けの上限レベルは6ということになる。
 というような、上記の考え方で正解でしょうか?
 どうぞ教えてください。

A.はい、そういうことです。実際の判定のさいは、受動防御を加算して目標値を決定します。GMの趣味によっては、成功度が受動防御を上回らねばならないことにしてもかまいませんが、そうすると「破砕受け」は、ほとんど成功しなくなるでしょう。


Q.98年11月のガープスQ&Aの質問で、

「ソード・ブレーカーの折り受けって、どうやってるんでしょうか。あと、武器以外のもの(牙、鈎爪など)は、どこらへんまで折れるんでしょうか。」

「爪や牙などは折れません。何が折れるかは、ルールに書いてあります。」

・・・・・てなってますが、「ルナル・リプレイ」第3部にアンディくんがリリアの鉤爪相手に<受け折り>をやっていましたが・・・・・・

折れる確率が3分の2ってことは通常品質として扱うんですか?

A.……うっかりしてましたね。アンディくんの言うことだからできるんだろうとか思って見逃してしまいましたね。まあ、GMの裁量で、折れそうな形のものは折れてもいいと思いますが。とりあえず、これはプレイヤーもGMも忘れてましたね。わりと、ノリ優先でやっちゃってるもので。すいません。


Q.ソード・ブレーカーの折り受けって、どうやってるんでしょうか。あと、武器以外のもの(牙、鈎爪など)は、どこらへんまで折れるんでしょうか。

A.爪や牙などは折れません。何が折れるかは、ルールに書いてあります。


Q.ソードブレイカーやフェイントソードには、<準備>技能は存在しないのでしょうか?それとも、<準備/剣>技能で準備できるのでしょうか?

A.「準備/剣」でかまえることができます。


Q.ソードブレイカーが高すぎます。
神官の特殊武器一割引の特典をもってしても財産が標準だと、ヘビーレザーも買うことができません。
それとも、純粋な武器の価格ではなくて身分証明の品も兼ねているのでしょうか?

A.そうです。ソードブレーカーを持っていれば、それなりの信頼をしてもらえます。冒険でお金を貯め、それなりの名声を得てから手に入れるものと考えています。


Q1.前から気にはなってたんですけど、ガヤン投極術の副技能にある「空手」って……?アルリアナ信者とジャング・エルファ、≪龍≫信者ぐらいしかとれなかった筈なのでは?エラッタですか?

Q2.ガヤン・ネットって、「通常は利き腕の逆に持って(以下略)」とありますけど、武器を絡めとる場合はともかく、ネットとして投擲する場合、利き腕でないことによるペナルティはどうなるんでしょうか?

A1.マーシャル・アーツルールを採用するなら使えます。そこまで細かいルールを採用しないなら、「空手」は使えないものとしてください。
A2.ふつうにマイナス4あります。


Q.剣をおるという名前なのに、ちっとも折れないソードブレーカーを使ってるうちのガヤン神官から「十手みたいに武器落としさせろ」言われましたが、認めていいのでしょうか。

A.できません。


Q.最高品質の武器やハードブレイカーで同等の武器を壊せますか。

A.武器のHPのルールは「マーシャルアーツ」p.315参照。魔法に対しては、上質でHP五割増し、最高品質で二倍にすればいいでしょう。


[サリカ]


2002年3月
Q.バトル・ファン(逆手に持っている)と、逆手(正確には逆腕?)につけているシールドの受動防御は重複しますか?

A.バトル・ファンと他の盾を同時に使う信者はんは、まずいてまへん。もしも持ったら、そら重複するんと違いますか。


Q.サリカ信者の聖印は、どのように塗り分けられているのですか?

A.円の真ん中で、直線で白い部分と黒い部分が区切られています。サリカさまのお姿を参照してください。


2001年12月
Q.サリカの「バトルファン」の技能、文庫版では「肉体/並」でしたが、完全版では「肉体/難」になっています。これは、完全版の〈バトルファン〉が〈ファンブロック〉を吸収したためと考えればよろしいのでしょうか。

A.へえ、だいたいそういうことですわ。


Q1.『ガープス・ルナル・モンスター』のなかのバトルファンの上位武器、「リターナーのデータが盾として扱ったとき用いるとき受動防御は一つにつき2」とありますが、ここのQ&Aをみると通常のバトルファンでも開いた状態なら受動防御は2になったんですよね?
 そうするとリターナーの受動防御は通常のもの+1ということで3になるのでしょうか?

Q2.同じくリターナーの「盾として使用しながら攻撃にも使える」とはどういうことでしょうか?

A1.『ガープス・ルナル完全版』263頁を参照しておくなはれ。

A2.攻撃に使ったターンも、受動防御は有効ちゅう意味やったんですけど、そのルールは『完全版』では削られてます。


Q1.バトルファンは両手に持つ武器の形状が同じなのだから、その時の状況で「受け2回」、「止め2回」、「受け・止め1回ずつ」の3つを使い分けられるんじゃないでしょうか?

Q2.シールド・バトンやバトル・ファンは利き腕でない方の腕で使う際のペナルティはないのでしょうか?
たとえば、左手に持ったシールド・バトンでの攻撃や「受け」、左手に持ったバトル・ファンでの攻撃や右手での「止め」などです。
ビジュアル的にいつも両手で使うような訓練がされていそうではありますが。

A.GMの裁量範囲ですが、「できる」でかまわないと思います。開いた状態なら止め、閉じていれば受けになります。

A2.「両手で扱うように訓練されており、逆手で使うペナルティはありません」とは特に書かなかったので、ふつうにマイナス4のペナルティがあります。とはいえ、GMとプレイヤーが共通して「両手で使うのが標準」というイメージをお持ちであれば、逆手でもペナルティなしとしていただいてもかまいません。


Q.バトルファンは重い武器を開いた状態で受けると壊れてしまいますが、「上質」のバトルファンならば、壊れる確率が低下しませんか。あるいは、≪物質硬化≫の呪文をかけた場合や、「上質」にさらに≪物質硬化≫をかけた場合はどうでしょうか。

A.そうですね。ダメージが増えたりはしないまでも、壊れにくい「上質」「最高品質」のものはあっていいでしょう。壊れる確率は、「上質」で三分の一、「最上質」で六分の一くらいでしょう。


Q.バトルファンのデータが本によりまちまちなのですが、ルナル完全版の「ひとつにつき受動防御2」が正しいのでしょうか?

A.ええとですね、2です。2にしました。防御効果、かなり高いです。攻撃能力はないので、勘弁してやってください。治癒役が怪我しやすいと洒落にならんですし。


Q.サリカの技能バトルファンについての質問です。
 「技能レベルの二分の一が「止め」の目標値になります。「開いた状態」では自重の3倍以上の武器を受けると壊れてしまいます」
 とありますが、これは
1)能動防御「止め」をしたときに壊れる可能性あり
2)「受け」をしたときに壊れる可能性ありのどちらでしょうか?

A.「止めると壊れてしまいます」の間違いです。正誤表に追加しておきます。


Q.バトル・ファンで「受け」た時受動防御が加算されないのは、「受け」に使っているファンだけですか?

A.開いて「盾」として使っているファンの受動防御が加算されます。片方を閉じて「受け」、もう片方が開いているなら、開いているほうの受動防御分が加算されます。


Q.バトルファンを両手に持ったまま15〜17レベルの呪文は唱えられますか?

A.呪文は、唱えることができます。


Q.サリカ信者を作るのに、魔法の素質に「踊らなければいけない」という限定をかけようとしたのですが、GMに、サリかの信者はみなそうしなければ魔法はかけられないのだから、CPはは減らないと言われました。そして、その根拠として小説の記述を持ってきました。ルールにはありませんが、そうなのでしょうか?

A.ひえ? あのぅ、ルールどころか小説でもそんなこと書いた憶えはないんですけど……。なんか誤解なさってるんじゃないかなぁ〜と。小説は描写をドラマチックするために色々と誇張しますからねぇ。でも、そのGMさんのルナルがそうなんだったら、そうなんでしょう。「踊らなければならない」制限も、基本ルールの埒外なので、この場合はGMさんの判断に従ってください。


Q.サリカの特殊呪文、≪時間遡航≫ですが、例えば、赤と青のリード線があってどちらかを切ったら大爆発!とかいった場合、プチッ、ドカーン、≪時間遡航≫は可能でしょうか? 即死したらダメという場合は、術者が遠くから見ておき爆発したら時間遡航して警告を出す、という方法は可能でしょうか。
 さらに先頭を歩いている人物が落とし穴などの罠にかかりそうになったら時間遡航で戻って警告、もしくは決めていた合図を出す、など罠感知器としての使用方法は可能でしょうか。
 いつもながら、どーでもいいような質問で恐縮ですがよろしくお願いします。

A.できまっせ。ちゅうか、そういう時にこそ、使うてもらいたい呪文やね。


Q.サリカの特殊呪文の≪時間遡航≫の効果について質問です。
 自分だけを目標して呪文を使った場合、パーティ全体の判定がやり直しになるのでしょうか? それとも、術者が何も干渉しなかった場合は、必ず同じ結果になるのですか? 例えば、遠くの味方が敵のクリティカルで死亡してしまったときなどです。警告は出せなくても判定がやり直しになると、助かるのですが。

A.残念ですが、術者が干渉しないかぎり、判定のサイコロは同じ目が出たものとして扱います。GMが認めるなら、干渉は非常に小さなものでもかまいません。「北京で蝶が羽ばたけば、カリブでサイクロンが暴れる」とゆー有名な言葉がありますね。


Q.サリカ高司祭が使える≪時間遡航≫の呪文は、使ったら体力を消費するんでしょうか?うちのTRPGメンバーは「呪文を使った後、1ターン前に時間が戻るなら、体力も呪文を使用する前に戻るはずだ。」と、のたまうので教えて下さい。

A.それじゃ、消費を書いてある意味がありませんよね。もちろん、体力は消費したままです。エネルギーの消費は、呪文が効果をあらわしてから起こると考えてください。ファンブルじゃない失敗では、一点しか疲れませんでしょ?


[ペローマ]


2002年2月
Q.ペローマ信者は叩き武器が禁止という点について、幾つか気になる点があるので、4つ例を挙げて質問してみます。
 1)叩き武器を使って、率先して戦う。
 2)クオータースタッフのように能動防御に優れた武器を基本的に『受け』などの防御、あるいは『魔法の杖』を魔化し呪文の接触距離を延長するためのみに使用する。
 3)『杖』等の技能ととらずに、『魔法の杖』を魔化し呪文の接触距離を延長するためのみに使用する。
 4)『片足不自由』等の不利な特徴のため、やむなく叩き武器として使用できる物を杖として使用する。
 え〜、まあ1は不可、4は可ということは、返答を聞くまでもなくわかるのですが……(もっとも1の場合、悪い名声などの不利な特徴をとり、戒律を無視してあえて叩き武器を使用するというのもアリだとは思いますが)。2や3の場合は、ペローマの戒律に引っかかるのでしょうか? 武器というのが具体的に何を(物なのか使い方なのか)指すのか、さっぱりわからないで回答をよろしくお願いいたします。

A.わざわざ、そんなひねくった例まで考えなくてもいいと思いますよ。ダメージ型が「叩き」の武器は、武器としては使わない、ということです。神さまが細かいことをいちいち見て罰をくだすわけではないので、本人の信仰心と所属してる宗派による教えの解釈で違ってくることもあります。


2002年2月
Q.マイキャラのペローマ神官に呪文の《危険感知》を覚えさせたいのですが、前提の《敵感知》がルナル完全版のペローマ信者呪文リストに載っていません。
 でもマジック完訳版167Pのチャート表には乗っています。
コレは
 1)高司祭でないと覚えられない(特徴の「危険察知」を持っていれば神官でも可能)
 2)《敵感知》を神官ないし入信者で習得可能。
 どちらで解釈すれば良いのでしょうか?

A.すみません。誤植です。《敵感知》を入信者の呪文に追加してください。チャートで、特に(神)とか(高)とかがなければ、入信者の呪文です。もちろん、GMさんがお望みでしたら、1)のほうで処理していただいてもけっこうです。


2001年12月
Q.ペローマの独自の技能〈本格処置〉、あれはベーシックの「医者用鞄」を用いた場合、 判定にボーナスは無いのでしょうか? また、逆に「本格処置セット」で〈応急処置〉を行う場合、ボーナスは無いのでしょうか?

A.「本格処置セット」と「医者用鞄」は、ほぼ同じようなもんと考えてください。なかったらできへんわけです。〈応急処置〉にボーナスがあるかどうかは、GMはんの裁量次第でっけど、応急処置セットの代用にはなりますやろ。


2001年12月
Q.ペローマ信者がクォータースタッフを武器として使ってよろしいですか? イメージ的に使っても良いような気がするんですが。

A.あなたのイメージのルナルでは、ペローマには杖がふさわしいとおっしゃるんでしたら、あなたがGMをなさるルナルでは認めはってかまいまへん。友野ルナルでは、杖も「叩き」武器なんで認められてまへん。


Q.完全版ルールで登場したペローマ信者の特殊武器「スタン・ボール」に関する質問です。
 この空気砲を使用して、ゴムボール以外のものを飛ばすことはできますか?
 ゴムボールと同じ直径の、丸い陶器の瓶を飛ばそうと思っています。
 中には、火をつけた煙薬のエリクサー(『睡眠』や『毒薬』など)を入れて蓋を閉め、弾としてこめて射撃します。
 瓶は命中ヘクスで破砕し、命中ヘクスと周囲6ヘクス(半径1メートル)にエリクサーの煙を撒き散らします。
 これなら、ペローマの専売特許<錬金術>技能をフルに使えますし、物品を破壊せずに敵だけ綺麗に始末できますから、ペローマの教義にも抵触しないでしょう。

 都合よすぎますかねぇ?
 所詮、空気砲ですし・・・

A.その使い方はありやと思いまっせ。
 まあ、それほど都合ように割れるかとか、持ち運んでる時に割れへんかとか、厳密に判定せんといかんかとは思いますけどな。
 火炎瓶のルールも参照しておくなはれ。
 もちろん、GMがはんが認めんとあかんし、ゴムの輪をはめるとかの工夫はいりそうやし、特注せんとあかんからお金はかかるやろけども。


Q.ペローマの特殊呪文≪過去視覚≫≪過去聴覚≫の前提条件≪精神探査≫が、ペローマ高司祭には使えません。他のはともかく、これは情けない……

A.『ガープス・ルナル』115ページに、「≪過去視覚≫(ガヤンの呪文データにあるものと同じです)前提条件:≪魔法の目≫+≪時報≫」とガヤンとはデータは同じものの、前提が違うので、普通のペローマの呪文で習得可能なはずです。


[ジェスタ]


今月の記事 2002年4月
Q.全力攻撃のオプションの内、二回攻撃は、「攻撃しても非準備状態にならない武器」でしか選べないとあります。
 ということは、ジェスタ・アックス等の武器では二回攻撃はできないのでしょうか?
それとも、リプレイではやってましたし、可能なのでしょうか?

A.はい、できないです。リプレイのナニはいつもの「やってもーたー」というやつですな。すみません。


2001年12月
Q.ジェスタとリャノが使える技能〈ウォーターシューター〉ですが、ジェスタでは「肉体/並」、リャノでは「肉体/易」になっています。どちらが正しいのでしょうか?

A.「肉体/易」が正解だす。


Q.こないだ徒然なるままに辞書を眺めていたところ、「メイス;中世ヨーロッパで敵の鎧を破壊するための武器」という記述とともに先端にトゲ付き鉄球のついた棍棒のイラストが。
 明らかに戦闘でしか役に立ちそうもなく、ジェスタ信者の武器の制限に引っかかりそうな気がするんですが。
 そこのところ、どうなのでしょう?

A.メイスがそもそもどういうものかというと……富士見ドラゴンブックから、たぶんまだ好評発売中の『アイテムコレクション』を参考にしておくなはれ。


Q.重さが三倍以上の武器を「受け」た時、武器が壊れる可能性がありますよね。では、腕までの護拳がついているパイリングハンマーはこの場合8kgとして扱うのでしょうか。つまり、敵をたたく部分(柄と先端)の重量を8kgとして扱っても良いのかということです。これだとバスタードソードも折れてしまう(可能性がある)ことになってしまうのですが。

A.はい。そう扱ってください。パリイング・ハンマーはたいていの武器を砕く可能性がある武器として重量を設定しました。境界の神の武器が境界をぶち砕くのも変って気もしますが、神が守るものを破るのもまた神の御手にのみ許されるのだ、ということで強引に納得してくださいませ。


Q.〈技師/種別〉はジェスタ、デルバイのボーナス技能ですが、文明レベル3のルナル世界では爆弾と罠ぐらいしか選択できるものがなく、そうするとジェスタにボーナス技能として設定されている理由が分かりません。広い意味での「機械」の扱いに関する技能、と解釈することもできますが……。

A.はい。ルナルにおいては、そのように解釈してください。専門化の必要はない、ということにしたいと思います。


Q.パリイング・ハンマーは、攻撃に使用した時、非準備状態になりますが、その後、準備に何ターンかかりますか?

A.1ターンです。


Q.アックスを持って攻撃するときにそれがジェスタアックスか普通の斧かどうか、見ただけで分かりますか? 「このジェスタアックスで!」とか言いながら普通の斧で攻撃して、敵の2ターン目の全力攻撃を防止したり、「ジェスタアックスさえあれば!」とか叫びながら2ターン目に普通に攻撃してみたりとかがしたいのですが。

A.魔法によって見た目が変わるわけではありませんが、やはりジェスタ・アックスは紋章が刻まれていたり多少飾り付けられて、ふつうの斧とは違ってみえるでしょう。
 面白い作戦だと思いますけど、どれほどの効果があるかは、あんまり過大評価はしないでくださいね(GMの裁量範囲です。私なら、プロの戦士はそうそう油断はしないとして、知力+1から4くらいの判定に失敗したら勘違いする、くらいで処理するでしょう。後は相手が、全力攻撃したりするかはそのキャラクターが自信過剰とかを持ってるかどうかですね〜)。最初の一回くらいは、わりと甘めに対処したげるかもしれないですけど、毎回は通じないと思います。演技として楽しむ分には、面白いと思いますよ。
 あと、はかってみたら「このジェスタアックスでー!」って言うのには3秒かかりましたけど(笑)。


Q.ジェスタ・アックスやメイスと比べて、ジェスタ・ハンマー高すぎ。

A.へ? パリイング・ハンマーのほうが安いんですけど? それとも、ウォーハンマーに<素速き斧>をかけたやつですか? 基本的に、メイスとアックスのみで、そんなもんありませんが(過去に間違って登場させたことならあるやもしれませんけれど)? 特例として登場したんだったら、そら高いです。


Q.ジェスタの特殊武器として、ジェスタ・ピックは、存在しないのですか。
 ジェスタの信仰趣旨からいって、特に外れているとは思えません。(どちらかといえば、メイスなんかは外れているような気がします。
ゲーム・バランス的な問題からなら、アックスがある以上、認めてしまっても言いような気がします。
 必要体力+5、云々の問題では、ベーシックでは、それほど差別化されているようには、見受けられないのですが。

A.いやいや、ダメージボーナスが「切り」と「刺し」の違いはかなりなもんですよ。テストプレイ段階でひどいことになってましたもん。ちなみに、強引なこじつけですが、ピックは穴を掘る道具で、壁や境界線を越えることが本来の使い道なんで、ジェスタの教えにふさわしくない、ってことにしてます。斧は、壁を作る材料を取ってくるのに使えますから。ルナルのメイスは、きっと金槌に近いものなんですよ、たぶん。


今月の記事 2002年4月
Q.《素早い斧》についての質問です。〈準備/斧・メイス〉技能の説明に「攻撃に使用してバランスを崩した斧を行動の直後に構え直すこと”も”できます。」とありますが、これは非準備状態の斧を攻撃の直前に素早く準備することができ、更に攻撃の直後にも準備技能の判定が行え「受け」に使用可能であり、尚かつ次のターンの行動の直前に準備技能判定が行えるということなのでしょうか?

A.「も」できますが、どちらか一回だけです。攻撃の前に行ったら後にはできません。……というつもりで、「も」と書いたんですが、確かに言葉足らずであった気はします。すみません。


Q.ジェスタの特殊呪文≪金属純化≫は武器にかけるのでしょうか、材料の金属にかけるのでしょうか。もし後者の場合、その材料で最高品質の武器を作るには〈武具屋〉の技能レベルもしくは成功度はどのくらい必要でしょうか。

A.金属にかけます。判定をどう行なうかは、GMに委ねられます。作ってゆく過程を楽しみたいなら、マイナス1から3くらいの修正をかけた判定を工程ごとにおこわせればいいでしょう。一度で判定するなら、友野ならマイナス5から10くらいの範囲で修正をかけると思います。判断のポイントは、それが成功することでシナリオにどの程度の影響を与えるか、ですね。


Q1.ジェスタの特殊呪文≪金属純化≫が魔化された武器は一般市場で買うことができるのでしょうか?

Q2.ジェスタ神殿では≪金属純化≫を剣など戒律で使用が禁じられている武器にも魔化をしているのでしょうか?

A1.「金属純化」は、武器にかけるものではありません。武器の原料を精製する呪文です。純粋な金属によって作られた武器は、魔化された武器ではありません。ふつうに売買される、最高品質の武器です。とはいえ、めったなところでは売ってないでしょうけれど。

A2.嫌ってはいますが、禁じてはいません。ルナルにおける信仰は、(他のファンタジー世界や現実と違って)、わりと実利的なものなんで、解釈はけっこう柔軟です。もちろん、過激な主張する派閥もあるでしょうが。


Q.ジェスタの特殊呪文≪金属純化≫、≪素早き斧≫は≪魔化≫がなくても使えるのでしょうか。

A.はい。≪魔化≫を前提にはしていません。


Q.ルナルの特殊呪文<鉄の体>って抵抗できないんでしょうか? もしできないなら<鉄の体>で敏捷力を落として組み付いて<死の手>なんていう極悪なことができますけど。(しかもまったく抵抗できない)

A.完全版では、望むなら生命力で抵抗できるよう修正されました。


[協力神]


Q1.完全版でのデルバイ信者の特殊武器についての質問です。爆裂弾の説明を見ていると、遅発性とも衝撃性とも取れるのですが、つまり「信管:衝撃、1〜4秒」の切り替え式ですか? (どんな原理なのか、よく解かりませんが)
 また、衝撃爆弾として使う場合も、やはり着火を行わねばならないでしょうか?

Q2.デルバイの銃器って、効果の割に値段が高すぎませんか? 需要・供給曲線的(?)に考えると、デルバイの入信者以上の者しか使えないのに、「財産/標準」の者が買えない品って、どう考えても納得いかんのですが。
(信者ですら手が届かない武器って、一体・・・?)
 最新技術が使われているといっても、基本的に信者しか使わないのですから、機密は守られている(はず)ですし、そもそも、デルバイの偉大さは「火薬の発見」であって、銃器本体は単なる付属物に過ぎないと思うのですが。

A1.う〜ん、確かにこのへんの記述はちょっと適当ですなぁ。爆弾の細部のルールが未訳なころにつくって、修正をあまりせなんだんですなあ。ご自由に解釈なすってくださってよろしいんですが、衝撃で発火する信管を内臓してるくらいに扱うとってください。

A2.別に神聖武器とかは、個人が冒険で使用することだけ考えてつくられてるわけやおません。ステータスシンボルやったり、それぞれの神殿で特別の集団を編成したりすることもあります。発明されてるのと、実用化されてるのは必ずしもイコールやないし、実用性はどういう状況で使うかにもよりますでしょう。フレーバーとしてやのうて、がんがん使いたいなら設定てなもんは、好きなようにいじくってくれはったらよろしいです。


Q1.デルバイ独自技能、火薬作成技能は錬金術−5ですが、錬金術師は火薬を技能無し値で作ってもよろしいのでしょうか?(錬金術−7で爆裂弾製造可能)
 自分の感覚ですと作ってもおかしくはなさそうですが、ルナルでは火薬はデルバイの特権みたいなものですし、製作して刺されないかと(笑)

Q2.上記が可能なら火薬そのものや、材料を譲ってもらう事は可能でしょうか? 材料の方は別なところに売っていそうですが。
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A1.研究して創意工夫すれば作れますが、たぶんデルバイ神殿から刺客がやってきます。刺されなくても、撃たれます。それに、デルバイが作っているのは黒色火薬と言いつつ、なんだかすごい性能の謎火薬(たぶん製法に双子の月の魔法が絡んでるんだろうと思うんですけど)なので、錬金術師が作れる火薬はかなり性能が劣るように思えます。

A2.なので、デルバイ神殿は材料を信者以外に売ってくれないと思います。


Q.友人が「イブニングスター」について「準備技能があるから技能判定に成功すれば毎ターン攻撃してもいいじゃん」と言うのですがGMである自分は(片手で)イブニングスターを毎ターン振り回されてはたまったものではないので、せめて能動防御だけでも下げようと思い(能動14防護点6)「両手で持つなら準備技能を覚えても良い」と言ったら、今度は攻撃力が1点増えてました。どうしましょう?

A.どうしましょうと言われましても、わしの知っとるファウンの信者は、毎ターン片手でふりまわしてましたしなぁ。あれは柄が短いよって、両手では使えまへんで。
 バランスの感覚ちゅうのは各人それぞれ違いますよって、あなたが強すぎる思わはるんでしたら、どないでも制限してもうたらよろしけど、とりあえず、馴れるまでのしばらくはルールブックまんまで、掴めてきたら各自の話しあいで、ちゅうことでお願いしまっさ。
 ファウンの信者は、なんちゅうてもアンデッドから逃げたらあかんちゅう宣言がおますよって、そっちのほうでバンバン追いつめてあげたらどないです?


Q.ファウンの神官の呪文に≪死人返し≫がありますね。でも、その前提呪文の≪死人使い≫はファウンの呪文に入ってません。これはファウンの神官は前提条件の「GMの判断で神聖なキャラクター」とみなす、ってことですか?
 細かくてすみません。もう既に誰かが聞いていたらごめんなさい。

A.へえ、こんにちわ。そういうこってすわ。ファウンの神官は、生と死の境界の神ファウンに仕えとるさかい、「神聖」とみなしたげてくださいな。友野もちゃんとルールに書いといたらええのにね。


Q.ファウンの教義『不自然な死を認めるな』というのは『アンデッドに殴り殺された生き物』ということでしょうか、ということなのですが。

A.教義の解釈は、個々の信者に委ねられています。超自然的な邪悪による死に限定する人もいれば、殺人などのような、いわゆる自然死以外を否定する人もいるでしょう。
 ですが、通常は『死んでいるはずなのに動いているような、不自然な死者、を認めるな』という意味に解釈されているようです。要するに、アンデッド状態のことですな。


Q.ルナル世界での話なのですが、人間のキャラクターがドワーフの信仰、つまりは、ファウンやらドワーフ世界でのガヤン信仰やらに入信するさいの特殊な背景について、私は10CP程度の価値だと思ったのですが、実際のところこれぐらいでよいのでしょうか?。 いや……ガヤン信者の熱血格闘娘(・・・某To ナンとか(笑))でもNPCでだしてみて、PCの後輩としてラブコメねたでも……いやいや(笑)。

A.ま、そんなものでしょう。NPCとして出すなら、別に気にする必要もないと思いますが。


 ルナルで女神と明記され、データ化されている神はサリカとアルリアナの2柱だけです。
 オミルとマルテは『彼ら』と書かれていますし、ゲーニャルードの片割れは『兄弟』ですから、彼らも男性神でしょう。
 ナーチャは女神ですがデータがないし・・・。
 これではあまりに色気がありません。
 しかし!ナーチャが女性という事は双子たる『ファウン』も女性なのではないでしょうか!?
 ファウンの性別を示す文章はどこにもありませんが、もし女神ならファウン率(?)急上昇すると思います(力説)。まあ赤ん坊と老人のドッキングの姿では色気も何もありませんが。
 どうなのでしょう。ファウンは女神なのですか?

A.正直に言いましょう。今までは漠然と男性神だと思ってたのですが……。確かに、ナーチャが女性なので、ファウンも女性なほうがおさまりがいいかもしれません。
 じゃ、今日から女神ってことで。産婆さんの神さまとしても似合ってますしね。
 やっぱり、赤ん坊と老婆ですが。


Q.<催眠術>についてですが、ファウン信者は使えない技能がボ−ナスになっているのですが。

A.ボーナス技能ではなく、ファウンにはこの技能を覚えることができるという風に「完全版」では修正しておきます。


Q.ルナルのファウン神官の呪文について質問します。
 ファウン神官の呪文には≪殺菌≫はありますが、前提条件の≪腐敗≫または、≪昆虫制御≫の呪文が見当たりません。
 前提条件を無視しても良いんでしょうか?
 それとも、いつものミスでしょうか(笑)。お答え頂ければ幸いです。

A.しくしく、いつものミスです。神官の呪文に、≪昆虫制御≫を追加しておいてください。「完全版」では修正しておきます。


Q.ファウンの特殊呪文≪武器聖化≫は≪魔化≫がなくても使えるのでしょうか。

A.はい。≪魔化≫を前提にはしていません。


[ドワーフ]


今月の記事 2002年7月
Q.随分前に誰かがされた質問に対して「ドワーフの色彩感覚は人間とはまるで違うから、灰色=汚い色であるとは限らない」という返答があったと思います。それでも、やはりルビーとエメラルドは好まれないのでしょうか?

A.灰色は、しぶくてかっこよい配色だと思いますけど、たとえばお嬢さまみたいな華やかな方にはお似合いにはならないかと思うのです。ひとの趣味はそれぞれですから、好きなひともいますけど少数派じゃないでしょうか


2002年4月
Q.龍闘技のグローブのデータがドコにも記載されていないので困ってます。マーシャルアーツを読むと、素手の時に刀を掴めるとありましたが、それ以外の防護点や、ダメージボーナス、重さ、値段が分かりません。大まかでいいので、データを載せてください。

A.龍闘技が、霧の彼方にある「自由に作っていい」ものになった時点で、そのグローブもどこからどういう手段で得られて、どういう効果のあるもんかは、シナリオやキャラクターの都合にあわして自由に決めてもろてええもんになりました。決まっているのは「素手での攻撃を、敵の武器によって『受け』られても、拳にダメージを受けない」の一点だけで、入手の難度なども自由になってます。
 特に魔法的な効果のあるもんやなかったら、ガントレットのデータをそのまま使うてください。この場合、ダメージにも2点加算されることになりますけど、防御効果は4点だけです。値段も普通の防具と同じで、ドワーフのいてるとこやったら、たいがい手に入ることになります。
 魔法的に、拳へのダメージを打ち消すグローブにしはるんでしたら、薄くて軽いただの手袋で、効果は「素手で攻撃した時、相手にそれを受けられても、ダメージを受けない」ちゅうだけのもんになります。防護点も受動防御もありまへん。この場合は、龍闘技を身につける修行の後、お師匠はんから授かることになりますやろ。
 この中間のいろんなスタイルが考えられます。


Q1.ルナルのドワーフガヤン信者でドワーフの町でソギル・トハルを学んだものがいます。彼がバドッカに移住した時、人間のガヤン神殿で働き、人間のガヤンの格闘動作(縛りなど)を学べますか?

Q2.ブラスナックルをつけて【腕関節技】などを使えますか?
 ドワーフのガヤンがブラスナックルを使ってもよいですか?

A1.普通のドワーフはそういうことはせんやろね。もちろん、PCのドワーフは普通やない。けど、人間の神殿が受け入れるかどうかが問題や。
 たいがいの神殿では、丁重に断られるのがせきのやまと違うかなあ。
 結局は、GMはんや一緒に遊んでる人らが、そういうキャラクターは面白いと思うてくれはるかどうかやね。
 ゲームがはじまってから、シナリオにからめて成長として学んでいくんがええんと違うやろか。

A2.ブラスナックルをつけての掴み技は、どうなんやろねえ。
 やったことないんで、確実ではないけど、使えんとしてくべきやろね。
 邪魔になって、しっかりホールドできんような気がするんやが。
 使えることにしたいGMさんも、―4くらいのペナルティとかにしとくほうが無難とちがうかなあ。
 ドワーフがブラスナックルは、ふつうに使とりまっせ。
 カイザーナックル伝説があるんかどうかは知らんけど。


Q1.【軽拳】の攻撃に対する「防御判定」の後に「フェイント」の判定を行う時、【軽拳】による「命中判定」の成功度を使うとありますが、「命中判定」と「フェイントの攻撃側の判定」を「それぞれ別々に判定する」ではなく、「まとめて1回の判定で」で決めると考えればよろしいいのでしょうか?

Q2.【軽拳】による1回目の攻撃の時その「命中判定」が失敗した場合、その後の判定は、

 1)全て失敗になる
 2)すぐさま2回目の判定を行う
 3)その他

 のどれになるのでしょうか?

Q3.【軽拳】による2回目の「攻撃判定」が成功した場合、「フェイントの効果」が「次のターン」に影響すると書いてありましたが、

 1)同じ【軽拳】
 2)同じドワーフのガヤン信者の格闘動作
 3)普通の攻撃
 4)その他

 のうちどれを「フェイントの効果あり」とするべきなのでしょうか?

A1.「うん、その理解でいいよ」

A2.「これは2)の、すぐに二回目の判定をする、だな」

A3.「同じキャラクターの行う全ての攻撃としてもらっていいぞ。ただ、それはいくらなんでも便利すぎと考えるんだったら、素手の攻撃だけに限ってもいいかな」


Q1.「ガープス・ルナル完全版」の54ページに書いてある、「<ボクシング>技能に費やせるCPは<柔道>技能に費やしたCPを越えてはいけない」とありますが、 この2つの技能に費やすCPはまったく同じでも良いのでしょうか?

Q2.【軽拳】の使い方が分かりません。具体的な例を示していただけませんでしょうか?

Q3.もう1つ、ドワーフで思い出したのですが、 ドワーフの「ジェスタ」「ガヤン」「サリカ」「ペローマ」「デルバイ」「ファウン」この六つの神の「信者の割合」は大体どのくらいなのでしょうか? (公式ではなく、あくまで大体の割合でかまいません)

A1.越えるな、ということだから、もちろん同じでかまわないぞ。

A2.軽拳というのは、いわゆるジャブに近い攻撃だ。未訳の、本来のジャブのルールより有利になってるぞ(使い方次第やろ。ややこしなってるともいうがな)。わきを肘からはなさないこころがまえで、えぐりこむようにうつべし。左のジャブで距離をはかって、右のストレートで勝負するのだ(もちろん、ストレートは右拳に全体重を乗せ、目標をぶちぬくようにうつべし、やな)。
これで牽制して、敵に隙ができたところで一気に叩きのめすのだ。とにかく、一度練習で使ってみるといい。お友達などと模擬戦で試してみるとわかるぞ。わからなくても、どこでひっかかっているのかがハッキリするから、そこで改めて質問してくれると在り難い。

A3.一般のドワーフの場合、五割か六割くらいがジェスタさまではないかな。といっても、ごくふつうに祈りを捧げる平信者がほとんどだ。次に多いのがサリカさまに祈る女性だ。二割というところだろう。それからガヤンが二割から一割。残りがその他いろいろな神だ。ただ、人口比率は低くてもペローマやファウン、デルバイの信者は入信者や神官、高司祭が多いので社会的にはとても目立つぞ。もちろん、事件に巻きこまれる割合も高いので、冒険では他の神の信者と同じくらい出くわすわけだ。地方によっても異なるので、もちろん例外は多々あるわけだがな。


Q.ルナルのドワーフには 炎の色が何色に見えますか。もし灰色なら鍛冶仕事は難しいだろうしデルバイ信者が聖印に炎を選んだりしないと思います。

A.灰色が汚い色やいうんは、人間の持っとるイメージですやろ。生まれた時から、しかも先祖代々やからね。色に対する感性は、全然、違うとるはずでっせ。それに、赤と緑の見分けがつかへんわけやけど、炎の輝き方を見分ける別の感じ方があるはずですやん。暗視は赤外線視力ちゅうわけやないけど、何かの感覚はあるやもしれんわな。


 最近ついにガープスルナル完全版を入手したのですが、友人がどうしても言いたいことがあるというのでお便りさせていただきました。
 以下友人の文章抜粋です。
「こんにちは。ワシは日々<龍>の寺院で鍛錬に励む<龍>闘士です。SNEの方々の作品は厳しい修行の内で荒むワシの心に一輪の華をそえてくれます。
 つい先日、貴社の発売された<ガープスルナル>完全版。読ませていただきました。
 随所にシナリオの小ネタが散らばっており、ワシも錆び付いたトキメキが爆心しております。
 イチオシは<女王火炎袋>。今まで知らなかった銀の月のヤツラにも、ほんのチョッピリ好感が持てました。
 でも<龍>闘技、載ってませんでした。この事実を知ったとき、泣きました。むしろ哭きました。
 あまりにうるさくて師匠にせっかんされてます。痛いです。でもそれ以上にハートが痛いです。
 <龍>闘技はどうなったのでしょう?
 これは「ワシらの屍を越えてゆけ」とゆう事でしょうか?
 教えて!ショウブレード!
   <龍>寺院在住 グルックさん(ドワーフ、男、40歳)」
 何かとんでもない勘違いをしているっぽいですが普段はこんな奴じゃないんです。信じてやってください。
 長々とすいませんでした。それではお体に気をつけて。

A.ドワーフのことやらか、ドワーフに訊こか。ドムス、そのへん、どないやのん?
「うん。龍闘技っていうのは俺たちにとっても憧れの神秘の闘技なんだ。以前、これが龍闘技だってルナルに広まった流派があるんだが、あれは単なる一派だったんだな。しかも、本当の奥義なんて全然伝えてない。龍闘技は一人一派っていうくらいバリエーションに富んでいるっていうか奥の深いものだ。こんなものだなんて、決めつけることはできないわけだ。みんながそれぞれの師を見つけて、それぞれに工夫してきわめないといけないんだ。どんなすごい奥義があるか、自由に創造してくことができるんだよ」
 ちゅうことや。龍闘技には、さまざまな伝説があるんやけど、それがどこまで本当か見極めるのんは、それぞれの修行によるわけやな。GMはんとプレイヤーはんが相談して、昔のデータとかも参考にしつつ、データを作っていってみてほしいんや。グルックはんも、素手ですぱすぱ人を切ったり、秘孔をついて爆裂さしたり、黒曜石をつるつるの球体にしたりして、一片の悔いない人生送ってや。
 ちなみに『ルナル』を発売しはったんはSNEやのうて、富士見書房はんや。よう誤解されとるけど、グループSNEはクリエイター集団で原稿を書いてるだけ。販売してんのは、あくまで出版社はんやよって、そのへん間違えんといてあげてな。


Q.完全版ではドワーフの龍信者や龍闘技はなくなったんですか?

A.〈龍〉闘技は伝説の彼方に去り、そして、それを志すGMとプレイヤーがたどりつける見果てぬ夢となりました−−。ええと、要するにもっと自由に設定してもらえる神秘の存在にしたかったので、記述をカットしたのです。かつての記述は〈龍〉闘技の一面でしかなかったということにしてください。格闘ファンの方は、自分の目指す格闘世界を〈龍〉闘技に投影してオリジナルをガンガン作って追求していただきたいと考えております。


Q.完全版で流派のルールがなくなってますが、龍闘技は従来どおり使っておけということなんでしょうか?
 それとこのルールを使いながらマーシャルアーツのルールを同時に使用しても問題はありませんよね(マーシャルアーツのルールを使っているキャラは、その他のキャラよりゴーセスやダルケスに習熟しているとして)?

A.完全版において〈龍〉闘技は紹介されていません。つまり、ふたたび伝説の彼方へ消え去ってしまったので、使いたいプレイヤーやGMは、相談して合意のもとにルールを作成してください。
 完全版のルールと、旧版のルールをどのように組合せるのも遊ぶ方の自由(GMとプレイヤーの合意に基づく)です。マーシャルアーツの購入を前提にするわけにいきませんので、流派などの手間の多いルールをはぶき、格闘動作も必要最低限にしぼった結果、ああいう形になりました。ただし、これまで遊んでいたデータをどうしても引き続き使いたいという方の他は、『完全版』のルールをまず使ってみてからにしていただきたいと思っています。


Q.龍闘技の礼儀作法(道場)や神学(<龍>)、カルシファード刀術の礼儀作法(武戦士)は自発的な専門化として、技能レベルを+5することは可能でしょうか?

A.これは自発的な「専門化」ではなく、独立した技能とみなしてください。なので、+5することはできません。まあ、できてもたいして有利にはならないので認めてもかわまないかとも思いますが。


Q.ルナル・ヒーローズの古代種ドワーフって何者?ついでに、何CP?

A.双子の月到来以前の、黒い肌に変化する前のドワーフです。『ガープス・ルナル』にもちらりと記述があります。この詳しい設定については、現在発表の予定はありません。自作などなさってみてはいかがでしょう。


Q.龍闘技蹴撃術のマンガ技能の<不可視>はどのようにして前提の催眠術を習得するのですか?

A.ああ……、このままではできませんね。では、副技能に「催眠術」を追加しておいてください。アルリアナやカアンルーバだけでなく、ドワーフにも催眠術がいたんですね、こんなところに。


Q.龍闘技のグローブのデータを教えてください。それと、これは格闘動作の「攻撃的受け」における金属鎧扱いになるのでしようか?技能レベルが15程度では「攻撃的受け」は覚えるだけ無駄にCP使っているようなものなので。

A.「素手の攻撃を武器で受けられても、ダメージを受けない」というのが効果です。特殊な魔法の金属繊維を編みこんであるためで、受動防御も防護点もありません。金属鎧としては扱わず、部位狙いの攻撃に対しては、効果はないものとします。