Q.〈多足のもの〉って、雌雄同体ですよね? では、「好色」な〈多足のもの〉は、同性であり異性である他の〈多足のもの〉に対してどんな態度をとるのが正しいんでしょうか? ニフトールの場合は、元人間だから〈多足のもの〉を恋愛対象として見られないかもしれないですけど。案外「わーい、みんな女の子ばっかりだ」なんてよろこんでたりして(笑)。知り合いがそういうのを演じたいそうなので、アドバイスをお願いします。 |
A2.えーとですね、設定というか友野のイメージに厳密にいうと、「好色」な〈多足のもの〉というのは居ないのです。雌雄同体で、繁殖も計画的にやる生き物なので、口説くとか恋愛するとか性的快楽とか、そういう概念がないも同然である、ということなのですよ。ニフトールのおっちゃんは、もともと人間だったことによる心理的ななごりとしての性的欲望を感じることはあっても、それも人間対象のみで、しかも生理的な反応は起きないのですな。
というわけなので、「好色」な〈多足のもの〉とかのPCをやる時は、擬人化してもらって、自分がやりたいようにギャグなり、独自の設定を作るなり、自由にやってしまってください。設定にないならやらない、というしょーもないことだけは、くれぐれもおっしゃらないでください。やってみたい、という遊び手さんの閃きのほうを大事にしてもらったらよろしいです。けれど、そういって希望された設定を何もかもみな私らも取り入れて、必要なデータを作って、というわけにもいかないことだけは、御理解いただけるとありがたく思います。
Q.リプレイの1部で二フトールをヤドカリにしたり、エフィを奇人に変えた、伝説の銀の月ポイントとは、どのように扱えばいいのですか。これは変化した当人に聞きたいところですね。 |
A.エフィでーす。ふーん、奇人ねー。ふーん、へー、ほー。ま、いいけどー。つまりねー、銀の月に近づくようなことをすると増えたのよ。全ては、物語の命ずるままにってこと。
Q1.元素獣の召還は、ウィザードはできるのでしょうか? ガープス・ルナルの完全版は元素獣は銀の月しかできないと書いてあります。でも、ウィザードが元素獣の召喚ができない、とも書いてありません。どうしたらよろしいのでしょうか? あと、テスカトリポカやケツアルカトルのデータはここにありますか?(小説でレーが使った元素獣) |
A.ええと、確かにウィザードにでけへんとは書いてまへんけど、それを言うたら人間にもエルファにもドワーフにも、わいらミュルーンにもでけへんとは書いてまへんでぇ〜。
で、元素獣の召喚は、銀の月に『だけ』しかでけへんと書いてありますねやさかい、ウィザードにはできまへん。
申し訳ないけど、あのへんのでかいののデータは、いまのところ紹介されてまへん。直接殴りあうような相手ではない(PCには扱えない)、ちゅう風に考えておくんなはれ。
Q.銀の月の種族達が使う、元素獣の召還呪文には、前提条件は無いのでしょうか? また、難易度は「精神/難」(最低1CP消費)で良いのでしょうか? |
A.へえ、前提はおません。ただし。PCとして使わはるんやったら、どの元素獣までを許可するかGMはんが決めることができます。自由にどれでも選べるわけやおまへん。難易度は「精神/難」です。
Q.元素獣の体当たり(10D!)は「対人基準」ですか?それとも「対船基準」ですか? |
A.対人と考えてもろてけっこうです。
Q.銀の月の特殊呪文で、くすぐり(&矢)、まきびしが、完訳版でそれぞれ風霊系、地霊系に分類されましたが、これは、普通の翼人や多足のものも習得できるということでしょうか? |
A.そういう意図があったわけではありません。一応、分類しただけです。でも、GM次第です。友野は認めてませんが、できてもかまわないでしょう。
Q.銀の月の召喚魔法で、イフリート、ヘビモス、リヴァイアサンなどといった高位クラスの元素獣のデータは発表されませんか? 下位元素獣1匹呼んでも3秒もたないので・・・。人間が戦える相手かどうかだけでも教えてください。 |
A.今んとこ発表の予定はおまへん。追加の元素獣ちゅうもの、作ってみたいとは思てます。データ作るんは大好きでっさかい。もしかしたら、近々機会があるやしれまへんので、そん時はなんとかします。
けど、例にあげたはるようなでかいもんは、たぶん作らへんやろと思います。あのへんは、やっぱり「人間が直接戦う相手」と考えてまへんので、データは曖昧にしときたいと思うてます。イベント用ですわ。戦闘で使う元素獣が御入用の場合は、自作をお願いします。
Q.銀の月の種族の魔法の素質は、系統が限定されていますが、元素獣の召喚呪文にも有効でしょうか? |
A.すいません。書き落としてました。召喚呪文は、しいていうなら「元素獣召喚系」に属しています。つまり、「限定された魔法の素質」の場合、ボーナスはありません。すべての呪文に有効な魔法の素質なら、ボーナスがつきます。
Q.銀の月の種族でかつウィザードやソーサラーのキャラクターの場合、元素獣の召喚を行えるのでしょうか。 |
A.できてもいいです。禁止してもいいです。友野は許可してます。GMによっては、特殊な背景が必要なことにしてもいいです。
Q.銀の月の種族たちは呪文の修得の際、「同一系統以外の前提条件は無視」とありますが、たとえ自分が修得できてもそれらは無視していいものなんでしょうか? |
A.すいません。「自分の修得できる系統以外の」です。ですから、修得可能な前提条件は無視できません。
Q.銀の月の信者が行える元素獣の召喚には、エネルギーコスト分の体力を必要とする(疲労する)のでしょうか? また、必要するとして、契約の際の召喚と、もう契約してしまった後の召喚では消費が違うのでしょうか? |
A.ルールにある通りです。
最初に契約を結ぶための召喚の儀式のさい、最後に必要なエネルギーコストを消費します(魔法の呪文と同様、疲労のかわりに生命力を消費してもかまいませんが、その分、技能レベルにペナルティを受けます)。厳密には、これだけを「召喚」と呼ぶべきだったかもしれません。
契約を結んだ後の元素獣を呼び出して命令を与える時には、「召喚」時に必要なエネルギーの半分を消費します。こちらは「使役」などと呼ばれるべきだったですね。
銀の月の遺跡はルナルとは異なった幾何学で建てられているそうで、あるていどの知性があって意志の弱い者なら長時間見つめていると発狂の危険もあるということですが、逆に銀の月の方々は人間が作った遺跡に入って発狂したり気持ち悪くなったりとか、サイコロを見てどう数えても面が6個しかないっとか驚いたりしているんでしょうか? |
A.あ、それは面白い。考えたことなかったけど。
ええとね、でも、たぶん、基本的にはそういうことはないと思うんですよ。銀の月の種族には四次元への方向感覚みたいなのがそなわって、その「余分な」部分が他の種族を混乱させるので。
我々三次元の人間は、二次元のもの見ても理解可能だけど、四次元はわかんないじゃないですか。単純化すればそういうことです。
でも、三次元感覚を(なんらかの理由で)破壊され、四次元方向からしかコンタクトがとれなくなった銀の月種族とか、シナリオネタとしては面白そうですよね。
Q.元素獣について、『月を追うものたち』に色々と書かれていますがこの中の召喚呪文というのは普通の呪文と同じと考えて良いのでしょうか?そうなると15レベルでエネルギーコストが1減り、20レベルで−2、21で集中の必要がなくなるということになりますがそう考えていいのですか。 |
A.はい、そう考えてくださって結構です。
Q.銀の月の種族もパワーストーンを使っていいのでしょうか?(龍の肉体の一部を使っているので) |
A.銀の月の種族にはそれなりの、〈異貌の神〉あたりから授けられたパワーストーンがあるのではないでしょうか。それに、敵の肉体の一部だから使わんなどという発想を、彼らが行なうかどうかは疑問です。敵の死体でも旨いもんは旨い(爬虫人)、これは物体にすぎない、不要な感情移入は無意味である(〈姿なきグルグドゥ〉)、とんとんととんとんととん(〈多足のもの〉)といった思考法が主流じゃないかと。
銀の月を崇めるのに人間の姿のままでもいいのでしょうか? |
A いいですが、ふつうはそういうことはしません。完全な狂気の所業とみなされ、ふつうの社会からははみだします。たいていは、崇めるようになれば、なんとか銀の月の種族に変化しようとするでしょう。何世代も信仰を続ければ、自然と変化していきますが。
Q.ルナルにて銀の月、翼人の魔法の素質には「11CP/7CP/7CP」とありますが、素質2レベルには18CP必要、3レベルには25CP必要ということでしょうか? |
A.はい、そういうことです。
Q.翼人の〈爪戦闘〉技能は「肉体/難」ですが、説明を読む限り、〈格闘〉技能とたいして変わらない気がします。銀の月の元素獣召喚が好きなのですが、PCとして使いやすいのは翼人くらいなので、ちょっとこだわっています。 |
A.〈格闘〉のように場当り的なものではなく〈空手〉や〈柔道〉なみに体系化された技術だからです。なんでしたら、格闘動作などオリジナルで作ってみられてはいかがでしょう。
Q.翼人の特徴「復讐」は、「月を追うものたち」では有利な特徴として表記されています。不利な特徴ではないのでしょうか? |
A.マイナス符合が落ちています。誤植です。完全版で修正されています。
Q.風の元素獣エキムとの契約についてですが、召喚者の肉体をどれくらいの分量要求するのですか?毛の2・3本?片目をえぐる位? |
A.肉をうすくそぎおとす程度です。
Q.翼人のことで質問です。サンプルシナリオの、モギのデータで、パンチやキックのダメージタイプが、「切り」になってましたが、鈎爪格闘技能の項目には、記述がありませんでした。 翼人の鈎爪格闘は、「切り」になるのでしょうか? |
A.これは「叩き」の間違いです。当初、翼人の鉤爪は2レベルのものにしていたので、その名残を修正しそこねたのですね。申し訳ありません。
Q.翼人のジャイグは、移動しつつ攻撃すればダメージ+3とありますが、何ヘクスでもいいのですか? また、全力攻撃の時に移動力の半分動いて攻撃したときにはどうでしょうか? |
A.ルールには規定がないのですが(見落としですね、すいません)、やはり移動力の半分以上は動いてからでないと、勢いはついてないような気もします。GMの判断で、それより短い距離しか移動していない時はダメージを減少させてもらってもかまいません。全力攻撃で移動力の半分移動しての攻撃なら、大振りにならずに攻撃できると思います。
Q.もしも、爬虫人のトカゲ人で、さらにはウィザードであった場合、トカゲ人の特徴である「上の種族には絶対服従」という特徴はどうしますか? ウィザードに育てられた場合は服従なんかしないようにおもえるのですが。また、種族内で特別な存在として育てられていても、同様な気がいたします。 |
A.ウィザードは、肉体的にはおのおのの種族でも、精神的には別の存在です。当然、精神的な特徴はそれぞれの種族とは異なるものになります。ちなみに、トカゲのウィザードってめったに生まれません。99.99%まで、卵の段階で「魔法の素質」があることがわかり、蛇人か亀人として育てられます。<
Q.爬虫人に、「ドラゴン殺し」のエリクサをつかったらどうなりますか? |
A.普通に効果があります。ただし、そう簡単には買えないでしょう。
Q.ルナル・サーガ・リプレイ第2部(下)の冒頭で、プレイヤーに『ギャビットとか爬虫人でもいいんだが』と言っておられましたが、そうすると蜥蜴人を25CPを越えて作成してもいいと言うことでしょうか? 蜥蜴人はバカですが爬虫人と蜥蜴人基本セットで合計10CPもらえますし、体力もあるので前衛にするにはもってこいです。仲間とは〈グラダス語〉をもってりゃなんとかなりますし。 ただ、シティーアドベンチャーになると全く使えなくなるし(普通の町なら人に見られただけで逃げられてしまう)、ドワーフや他の銀の月の種族ともうまくいかなくなると思いますけど。 |
A.GMが認めるならOKです。友野なら、爬虫人をテーマにした冒険でないかぎり認めないでしょうけれど。あの時は、蛇人とかを念頭においていました。それに、街の人が逃げるだけじゃなくて、逃げた人の知らせでガヤン神殿が駆けつけてきて捕まっちゃいますよ。
Q.蛇人の特徴についてですが、下半身の形が特徴に反映されていないようですが、他種族と同様に跳躍とかできるのでしょうか? |
A.特にルール的に制限はしていません。GMが判断してください。
Q.〈多足のもの〉の人造甲羅の上限はあるのでしょうか? 自分では体力と財力の限界が上限かなと思うのですが、友人は「以前、何かに6レベルまでと書いてあったのを見た」というのですが。 |
A.『月を追うものたち』のデータでは、+3点を上限にしていました。今回、削除しましたが、GMがそれでは強すぎると思うなら制限を復活させてください。
Q.〈姿なきグルグドゥ〉に対する炎の攻撃や「脱水」の呪文は、防護点を引いた後で2倍になるのですか? |
A.『ルナル完全版』では、〈姿なきグルグドゥ〉はそういった弱点を持ってませんねん。炎や脱水の効果は通常のままなんですわ。