GURPS FAQ (RUNAL:白き輪の月)

GURPS FAQ (RUNAL:白き輪の月) 全般魔術具

(回答者は特に明記がない場合は友野詳です)

[全般]

今月の記事 2002年7月
Q.彷徨いの月の種族出身のウィザードは、種族ごとの特殊能力も修得することは出来るんでしょうか?

A.混血のルールに準じて作成していただいてもよろしいのですが、基本的にはそれぞれの種族データにウィザードのセットをかぶせる形で作ってもらってけっこうです。
 ただし、[月の賜りもの]は、たいていの場合、修得がぞれぞれの種族の文化的背景に依存してるとこがありますので、ウィザードとして育った人では無理ですね。GMさんが出すNPCには、いないとも限りませんが。


2002年3月
Q.ウィザードが「種・本来の月」を信仰した場合の影響を教えて下さいませ。
ガープスルナルには「修行の段階で、ウィザードという独立した種になる」と言った表記があります。また、過去のQ&Aにも似た質問があるのですが(汗)ウィザードは「生まれた段階では」「種・本来の月」と「白い輪の月」の影響を半々に受けている訳ですよね?
 そこで「生まれもった種・本来の月」を信仰し続けた場合の影響は「月替え」に比べ、早期に影響がでると思うんですが、その速度は? また、こういうケースは「月替え」と呼ばれる・・のでしょうか?
(僕のキャラは、アルビノの体色・髪が、年々「色づいて」きてる、という 設定を考えてます。ウィザードの特殊な外見としてとった両性具有(外見のみ)もいつか「本来の性」に「統一される」事ににしたいですが、何年かかるか解らなくて。
 多足のものになったニフトールは「特殊ケース」で参考にならないですし・・。

A.ウィザードに生まれついても、ウィザードとして育てられなければ、何の変哲もない、親と同じ種族になります。例の場合でいうと、単なる魔法の素質持ちのアルリアナ信者です(魔法の素質を持っているキャラクターは、みな単に気づかれなかったウィザードであるちゅう説を唱えてる学者もいてます、極論やと思いますけどな)
 生まれた時は、ちょっとした異常が見られるだけです。よっぽど注意深くないとわかりまへん。ほんで、幼い頃からウィザードに引き取られることで、ウィザードとしての特徴が発現します。そう育てられないとウィザードにはなれんのです(完全版の75頁に、修業の過程で独立した種族になっていきます、とありますように)。人間として育てられたんなら、ちょっと色白とか、食べても太らんとか、そのくらいのことです。ウィザードとして育ったのなら、いまさら他の月を信仰することはないでしょう。
 おっしゃるような形には、すんまへんが友野ルナルではなりまへん。「両性具有」も、ウィザードとしての変異ではなくて、生まれつきの障害ということになります。信仰によって自然に「治る」ことは、通常のタイムスパンでは起こりまへん。
 けど、それぞれのゲーム内では、遊び手の好きなように世界を改変する権利があります。せやから、皆見さんの世界のウィザードがそういう変異をするということであれば、仲間うちで認められたなら何も問題はおません。特別に濃い先祖返りをしたとか、そういう設定を作られるのは自由です。


Q1.ウィザードの魔術名は変更が可能ですか?

Q2.《天使の召喚》及び《天使の封印》技能が15レベル以上であれば、使い魔を作成するときに《一系列の呪文の技能レベルにボーナスを与える天使》で作成することは可能ですか?

A1.変えられまへん。師匠から一度与えられた、一生もんです。けど、シナリオねたとして、何かの魔術的儀式で変更できることにするのは面白いと思いますな。

A2.へえ、できまっせ。


Q.ウィザードって子供の時に親元を離れて師匠に育てられるそうですが、引き取られる前にどれかの神殿に行き投極術やフェンシング等の各信者専用技能を学んでおくことは出来るんでしょうか?

A.そういうことは、ふつうはできまへん。ちゅうか、そういう風に神殿に入ったら、もう魔術師はひきとりまへんな。


Q.「魔術師の誇り」をもつウイザードは盾を持たず〜〜 とありますが、この場合、誇りを持たないキャラは盾や武器を取っても良いのですか。また、腕輪を魔術具にして剣と盾をもつキャラは使用させてよいのでしょうか。

A.持てますが、たぶん、みっともないです。一般的な魔術師からの反応はマイナスされるでしょう。ちゃんと戦士っぽい姿でじつは魔術師はいいんですが、中途半端は世間さまからもなめられますので、戦士魔術師はそれらしく徹底してくださいね(まあ、このへんは趣味の問題もありますが)。あと、剣や盾は指先の動きを阻害することもお忘れなく。手にしているのが魔術具であれば、握ってても魔法に必要な動作の邪魔にはなりません。


Q.ウィザードの「特異な体形」の例に出ている「関節が多い」という特徴のCPが、本文では−5ですが、チャートでは+5になっています。どちらが正しいか(聞くまでも無いですね。反応−2ですからね)はわかるのですが、どこまで「柔軟」なのかを教えてください。腕の関節が増えても、頭の後ろに足を置くヨガのポーズはできませんよね?

A.もうしわけありません。もちろん−5が正解です。「柔軟」は、特に設定するのでなければ通常の「柔軟」の特徴と同様に扱ってください。特別な関節を設定したいなら、GMとプレイヤーが相談して効果を定めてください。


Q.ウィザ−ドの定義とは何ですか。ルナルでは師匠につかなかったウィザ−ドがいるとありましたが、その人は基本セットを持っているのでしょうか。また、天使を使えてさらに他の月の魔法も使えるのですか。

A.ウィザードとしての潜在的な素質を持って生まれ、師匠のもとでウィザードとしての訓練を受けたものが、正式なウィザードです。修業をしなければ、白い輪の月の魔法は憶えられません。成人して、他の月の魔法を習得するくらいになってから訓練を受けてウィザードになるのは、ごくまれであり困難です。特殊な背景にCPを費やす必要があるでしょう。どのくらい必要かはGMが決めてください。


Q1.小さい頃に他のウイザードに引き取られる(はず)のエルファウイザードって同族への義務感って持っているのですか。

Q2.ウイザードの元pcをソーサラーに変えるとします。(無論敵になってしまいますが)その時そのキャラクターはどの位悪魔からCPをもらえるのですか?

pc並に弱いソサーラーっていったらかなり情けないとおもうし、悪魔と契約する利点が少なければ誰もソサーラーにならないでしょう

Q3.このHPでみた≪精神打撃≫の呪文ってどこにのっているのですか

A1.ふつうは持っていないでしょうが、あってもかまいません。二種族の混血は、双方の特徴から選んでくみあわせてください。その際に、作成者が経歴などを考慮して決定することです。

A2.NPCとしてデザインしなおしてください。そのさい、CP総計は変化してもかまいません。プラスマイナス二十五パーセント程度で。

A3.『ガープス・ルナル・モンスター』です。


Q1.ウィザードの「特異な体形」は生まれつきなのですか? それともウィザードになると決めたときから変化が始まるのですか?
 前者だと「特異な体形」を持ったままウィザードになりそこねた人間が存在してしまいますし、後者だとケルナーなんかはかなり不気味だと思うんですが。

Q2.エルファウィザードはエルファの特殊呪文は覚えられないのでしょうか?
 ルールブックを読む限りできなさそうなんです。
 導き手としてある程度成長してから森を出て、師匠に出会ってウィザードになったとかなら覚えられそうなんですけど。
 エルファウィザードをするからには≪化身≫とか≪自己治癒≫とか使いたいんです。

A1.人によります。ウィザードにならないまま成長すれば、本来の形に近づいてゆきます。それが消えてしまってからでは、もうウィザードの修業はできません。修業の途上で、指が生えてくるような人ももちろんいます。不気味です。だからこそ、反応がマイナスされるのです。

A2.基本的にはできません。ですが、絶対無理というわけでもありません。やはり、「特殊な背景」にある程度のCP(もとの氏族レベルと同じくらい)は使うべきでしょうが。


Q.ウィザードは、青の月や赤の月の特殊呪文の存在を知っているのですか? もし知っているのなら、研究すれば習得できてしまえそうなのですがどうでしょう? 使っているのがばれたら酷い目にあいそうな気もしますけど。

A.そういう研究をしているウィザードもいるかもしれません。GMの望むルナル世界次第です。友野のルナル世界では、特殊呪文は、送られてくる波動の性質と深くかかわっているため、ウィザードにはいまだ再現できないでいる、ということにしています。


Q.原書の『Compendium』の記述を読んでいて思ったことなのですが。
 ウィザードって子孫を残せないんですよね。でしたら、ウィザードの基本セットの中に、「不妊:―3CP」を入れても良いでしょうか?
 それから、「second sight」という特徴は、ウィザードの魔法の感知能力とほぼ同じで、「魔術師が取る場合には2点で済む」そうなんですが、これに従ってウィザードの特徴に必要なCPを3点減らしちゃってもかまいませんでしょうか?

A.まず「不妊」のほうですが、「ほとんどの場合」であって、全員ではありません。また魔法的な補助によって妊娠することも可能です。なので「不妊」は、通常の不利な特徴としてとっていただくのは結構ですが、基本セットには入りません。
 また、「second sight」とウィザードの魔法感覚は似ていますが、別のものです。やはり、変更はできません。
 しかし、これらの判断は「友野詳のルナル世界」によるものです。みなさんの遊んでいらっしゃる世界のウィザードは違っているかもしれません。「ルナル」は「完全版」などと銘打っておりますが、じっさいには完璧には遠いものです。それぞれの遊び手が満足する「完璧さ」は、もうしわけないことですが、それぞれの感性にあわせて創りあげていだたくしかありません。どうか、遊んでおられるみなさんで話しあって決めて、あるいは試してみてください。


Q1.マジックP41のドミトール高司祭が「ウィザードというものは努力してなれるものではない」と言ってますが、白の月を信仰したとしてもウィザードにはなり得ないということなのでしょうか?

Q2.ルナル完全版P77「ウィザード数百年の寿命をもつことも珍しくありません云々……」とありますが、「魔法による不老」は何CPの特徴でしょうか?

A1.はい。なれません。

A2.特徴として取得するのではなく、実際に呪文を使って若さを維持します。PCが行なうのなら、それなりの呪文をまず「開発」する必要があるでしょう。「若さ奪取」を頻繁に使ってるPCは、やっぱりちょっと嫌ですよね。


Q.ウィザートで「魔法の素質1」をすでに持っているのに、「制限付きの魔法の素質」を得ることができますか?

A1.はい。2レベル目以降だけに制限をかけてもかまいません。


Q.ルナルのウィザードの記述に<不老や長寿によってCPを消費する〜の記述がありますが、やっぱり寿命二倍(5CP)五倍(10CP)不老(15CP)の定義でいいんでしょうか?それとも、もっと必要?

A.PCが、これらの特徴をすでに獲得していることはありません。これは、プレイヤーのロールプレイに役立つように記述したものです。ですが、どうしてもそういう設定のPCが使用したいと考え、GMが許可したなら、寿命に消費するCPの他に「特殊な背景」に、それぞれの倍くらいは費やしていただきたいところです。まあ、「長命」の特徴にまで「特殊な背景」をとは言いませんが。


魔術師のくせして、近接戦闘好きというキャラクターをつくろうと思っているのですけど。いくつか疑問があります。
Q1.強靭、我慢づよいはつけれるのか
Q2.我慢づよいがある場合、集中途中に攻撃を受けたらペナルティは普通どうりあるのか。
Q3.剣の魔術武器をもてるか。
Q4.剣と盾もったまま呪文はかけれるのか。
Q5.魔術師の誇りをもってるキャラに軽蔑されないか。
というわけです。おしえてください。

A1.はい。できない理由はありません。
A2.もちろん、集中を維持できるかどうかの意志判定は必要です。ただ、その場合、痛みのショックで目標値にペナルティを受けることはありません。
A3.剣を魔術武器にすることはできます。ただし、<天使の封印>技能レベルが充分に高くなっていないと無理でしょう。
A4.充分に技能レベルが高ければできます。剣と盾を持ったままでは、指のわずかな動作も難しいと思います。
A5.されるでしょう。下品な奴だとか、乱暴者とみなされると思います。


Q.ウィザードが「巻物」を作るとき、やはり古代神聖語で書き込むのでしょうか。

A.ルナル的にはそんな感じですが、他の言語でも不可能ではないでしょう。


[魔術具]

Q.魔化されたアイテム(例えば《防熱》の指輪など)を魔術武器とすることは可能ですか?

A.これはGMはんの裁量範囲でんな。ささやかなものは可能でええと思いますけど、無制限に認めると何か裏技ができそうなんで、GMの許可を得れば、ということで。ちなみに、完全版以降は魔術具と表記してます。武器と書くと誤解が多いもんで。


Q.魔術武器にパワーストーンを内蔵する場合、パワーストーンをすでに用意していれば〈天使の封印〉の判定だけで可能でしょうか。
それともペナルティがかかるのでしょうか.

A.魔術具にパワーストーンをくっつけたいんでしたら、まず普通に魔術武器を作って、それに改めて魔化呪文なりでパワーストーンをつけてください。別々のこととして、順繰りに組み立ててください。


Q.天使の封印についてですが、ウイザード基本セットでは「知力+素質−2」レベルで最初から習得しているとあるのに対し、P78では「知力+素質」を技能レベル習得の基準とすることができるとありますが。

A.はい、どっちもその通りです。「知力+素質」が習得の基準で「精神/難」の技能ですから、1CPを費やせば「知力+素質−2」になります。で、基礎の基礎を学んでいないウィザードはちょっと変なので、基本セット段階で、既に1CPつぎこんであります。


Q.RUNALの使い魔は、魔術武器と同じ力を持っているということは、使い魔は普通の生き物よりも1点高い防護点と、5点高いヒットポイントを持っていることになるのでしょうか?
 そうでもしないと使い魔はすぐ死んでしまうような気もするのですが(3Dの《爆裂火球》でもくらうと一発です)。

A.いいえ。防護点もHPも元のままです。ですから、死ぬときはあっさり死にます。あんまり丈夫じゃ便利すぎますよね。もちろん、うちのキャンペーンでは、防護点もHPもボーナスありにすると決められるのであれば、GMとプレイヤーが合意しているかぎり、友野は口出しをいたしませんけれども。


Q.ウィザードの『魔術具の複数所持による維持のボーナス』についてですが、≪遅発≫分はペナルティが減らないそうですが≪瞬間防御≫はどうなんでしょうか?

A.≪遅発≫も≪瞬間防御≫も、「かかっている」状態、つまり維持している状態と考えます。維持による修正のペナルティは、複数所持によって打ち消すことができます。ウィザードは、この点において、高司祭などに比べて、魔法の使用に圧倒的なアドバンテージを得ています。


Q1.ウィザードやソーサラーの魔術武器をスったり奪い取ったりして、≪飛ぶ剣≫などで王宮や裏タマットに崖下に、その場で砕いたり溶かしたり〈乗馬20〉や≪高速飛行≫が持ち去ったりしたらどうなります?

Q2.魔術武器を盗み、中身を解き放って再度召喚もできず新たなヤツの召喚もできずって状態(20キロの金属をとかしてそこに埋め込み海底へ、など)にすればターゲットのウィザードないしソーサラー生命はどうなりますか?

A1.魔術武器の持ち主は、魔法が使いにくくなります。

A2.まったく使えなくなったなら、その段階で魔術武器が失われ、〈天使〉なり〈悪魔〉なりが解放されたものとみなしてかまわないと思いますが。


Q.ウィザードの使い魔に、特定の呪文の系統にボーナスを与えてくれる天使を封印した時、使い魔に制限を加えたなら、呪文へのボーナスもその制限を受けるのでしょうか?

A.はい。つきません。昼間しか使えない使い魔なら、昼間しかボーナスはつかないのです。12以下を出さないと働かない使い魔なら、呪文を使うたびに12以下を出さなければなりません。繁雑ですね。


Q.ウイザードの魔術武器をブロードソードやグレートソードにして魔法戦士とするのは可能でしょうか?

A.剣などに封じるには、〈天使の封印〉の技能レベルが20以上必要です。その条件を満たし、GMが許可するなら剣に封じることは可能です。魔法戦士を名乗ることもできますでしょう。称号に内実をともなわせるのは、CPが大変だと思いますが、なんとかのりこえて頑張ってください。


Q.「記憶力」を持っているウィザードの<天使の召喚・封印>技能へのボーナスは精神技能とみなしてCP2倍ですか? それとも呪文とみなしてレベル+1ですか?

A.技能とみなしてください。


Q.魔術師の魔術武器の中に入っている天使による呪文へのボーナスは、同じ種類の天使を複数召喚した場合重複するのでしょうか?

A.いいえ、重複しません。+1だけです。


Q.魔術具を2つ持っているある魔術師(ウィザード)が、「痛み止め」「韋駄天」を維持している状態で、「楯」「鎧」の呪文を連続してかける場合、魔術具を複数個持っている為、一切のペナルティはかからないと考えてよろしいのですか。それとも、かけた順序ごとにペナルティが変化するのでしょうか。

A.複数個持っている場合、「普通に維持している呪文ならペナルティなし」で、この例にあるものはどれも、集中を必要とする呪文ではありませんので、すべてペナルティなしでかけることができます。それでは有利すぎると考えるなら、この恩恵は、余分の魔術具一つごとに呪文一つにだけ適応されるといった制限をかけてもかまいません。


Q.ルナルの余分な魔術武器の扱いについて、呪文を維持しながら他の呪文をかける時の修正が、余分な魔術武器を1つ持つと維持に集中の要らないものなら修正なし、集中の必要なものなら−2とし、魔術武器が増える毎にさらに1ずつ減っていくとあります。先の質問との関連にもなるんですが、集中の要らない呪文とそれの遅発であればどれだけかけておいても呪文の判定には修正が加わらない事になると思うのですが、それで宜しいのでしょうか?

A.そうなりますね。ううん、こういうことになると、ウィザードのボーナスもちょっとやりすぎなような気がしてきますよね(もともと、やや有利にはしてあるのですが)。このQ&Aでルールを改定したりするのは見られない人がいるんで、あんまりやりたくないですけど……。あ、『マジック完訳版』の修正、まだぎりぎり間に合うかな。じゃあ、そこにのっけよう。ここの正誤表の追加も参照してください。


Q.天使の召還についてですが、特定の天使を封印できるということは、使い魔にもできるのでしょうか。  また、2つ目の魔術武器にしたり、別の種類を封印することもできるのでしょうか。

A.はい、できます。もとの「ガープス・ルナル」の記述を参考にしてください。


Q.ウィザードの魔術武器は魔化された物と考えていいのでしょうか?
 もし考えていいとするとパワーストーンの内蔵型が簡単に出来てしまうことになります。(所詮は<魔法の杖>をかければいいだけですが)

A.できると思います。


Q.ルナルのウィザードが召喚する天使の名前で4大精霊系の天使の名前に「ガエル、ドーエル、ハシュエル、サラエル」とありますが、どの天使の名前がどの精霊系魔法の属性に対応しているのかが分かりません。教えて下さい。

A.地のガエル、風のドーエル、火のハシュエル、水のサラエルということに最終的に決めました。以後、これでいきます。


Q.キャラクタ−作成時に複数の魔術武器を持つことは可能でしょうか?
もし可能ならば、余分な魔術武器1つごとに何CP(何ムーナ)消費すればよろしいでしょうか?これができないと、視覚障害の魔術師を作ったときに、すべての呪文の判定に−1の修正を受けてしまいます。

A.<天使の封印>技能レベルが許すかぎりの数を、キャラクター作成時に所有することができます。特にCPの消費は必要ありません。必要な金額は、その品物の通常価格です。杖なら杖の値段、短剣なら短剣の値段です。ただし、冒険の途中で新たな魔術武器を作ろうとするなら、GMは儀式に必要な品物の値段を適当に上乗せしてかまいません。もちろん、召喚と封印の技能判定も必要です。


Q.ウィザードの持つ魔術武器は距離のペナルティーも武器の長さの分だけ無くすことができるのでしょうか?

A.できません。接触可能な範囲が伸びるだけです。


Q.ウィザードの魔術武器は「武器」じゃないといけないんですか。指輪や腕輪にも<天使>を封じ込めるのは可能なような気がするんですが。

Q.杖以外の武器を魔術武器として使用できますか? その場合、どんな武器が使用可能なのでしょうか?
鞭が使用可能であれば、鞭を絡めることで5,6m先の対象にも距離修正なしで呪文が使えるようになるので(絡み付きを成功させるためには鞭技能を上げなければいけませんが)。

A.魔術武器についての解説が、ルールには欠けている部分があったようです。お詫びいたします。武器という用語が、誤解を招いているようです。

 この設定を作った時に、友野のイメージソースとなったのは、現実の世界でも行なわれている魔術、特に「黄金の夜明け」以降の、理論化された近代西洋魔術でした。
 この魔術の体系において、精神集中のためのイメージシンボルとして使われるのが、儀礼的短剣や聖杯、円盤といったものなのです(『ガープス・ルナル』を参照してください。国書刊行会の現代魔術体系とかも可)。

 悪役には卑怯なやり口をという思考で、つい、魔術武器を暴走させてしまったことも輪をかけてしまったようです。
 ルナルのウィザードが使う魔術武器は、あくまでも魔法を使うための「道具」であり、大半の魔術師は、実際に人を傷つけられる「武器」として使うことを好みません。

 なので、なんらかの抽象的意味を持ったものを魔術武器として使います。冒険を重ねるウィザードであれば、必要に迫られて実用的な短剣や杖を魔術武器にすることもあるでしょうが、それは時として軽蔑の対象になります。

 鞭などといった本当の「武器」を使うなら、魔術師仲間からの反応がマイナス4されます。PCは、GMの許可がなければ行なえません。また、〈天使〉が住み着きやすい形や大きさというものがありまして、むやみに大きなもの、破壊殺傷のみを目的としたものは〈天使〉が逃げたがります。