Q1:「エタン気質」を取ることによるペナルティーがよくわかりません。「自分の問題は自分で解決する」だけでいいのでしょうか?(−15CPのペナルティーとしては、少し軽すぎる気がしますが) Q2:ルナルの一般的な貴族たちは、《奴隷》や《完全憑依》といった呪文に対する備えを行っているのでしょうか? 小説やリプレイの登場人物では、サーライト様だけしかそれらしきアミュレットを身につけていなかったので、僕としては「よほど後ろ暗い、もとい用心深い人物以外は、そのような呪文の存在すら知らない」と解釈していますが。 |
A1.これの解釈は、かなりGMさんに委ねています。自分の問題は、「自分のやり方で」解決するというのが基本です。マイペースでマイロードでマイウェイなものですので、草原以外の場所では、傍若無人とか傲慢とか自分勝手と感じられて、反応に−2〜−4の修正が入ります。
そういう意味で、リプレイのトファナはちょっとロールプレイ的には不足してたかもしれませんが。
A2.そんなには、していないでしょう。そんな呪文は、そうそう使う悪人はいませんし。普通の企業や日本の国会議員が、テロに対して備えてる程度の備えです。おっしゃるような用心レベルだと思います。とはいえ、どこの世界にも用心深いひとはいますし、それぞれのGMごとに用心度や呪文の普及度はまったく違うとして問題ありませんが。
Q.エタン民族についてですが、ルナル・完全版を見ると、アルリアナなど空の神の神官は、エタンでは女性が勤めることになっていますとありましたが、男性ではティアフなどの神官・高司祭はいないのですか? トファナのお父さんなんかは、ティアフの神官(あるいは高司祭)の位は持ってないのでしょうか? |
A.専業の聖職者はたいていの部族で女のひとです。けれど、ルナルの場合、宗教的な指導者以外でも、高司祭という資格を持ってることはあるから、そういう場合は男性の神官や高司祭もいます。あと、社会的な地位と、こういった資格は必ずしも釣り合っていないので、族長や王様が資格としては入信者でしかない、ということもたまにはあります。
Q1.カルシファードにおいて、入信者や神官が世襲という設定(文庫版でニフトールの旦那がそんなことを話してた気が)はなくなったんでしょうか? Q2.ルナル世界において、ハーフエルファはどのような存在でしょうか? SW世界くらいに一般的なのか、思い切り奇異なのか、それと、エルファや人間は彼らをどのような目で見るのか、ということなんですが。 Q3.ゼクス編リプレイP48で入信者と高司祭に振ってあった「コレベル」「ラレベル」というルビは、ゼクス語でしょうか? それと、神官はなんと言うんでしょう? |
A1.なくなったわけやおまへん。ニフトールの旦那が見た地方はそれが目立ってました、小説ではことさらにとりあげるようなシチュエーションがなか……え? ルールブックの解説にない? ……それでも、別になくなったわけやないです。なくしたほうがGMさんの都合にあうんなら、無視してもうてけっこうですが。
A2.ま、普通はめったにいてまへんが、見かけが全然違うとかいうんやなければ(人間とエルファと、人間とドワーフくらいの差ァやったら)生まれの血筋より育ち、ちゅうのが基本ですわ。カルシファードのカイリはんとかね。
A3.ゼクス語ですわ。神官はソレベルです。
Q1.サーラーフという騎士階級がいて、彼らはスキーによって雪上のペナルティを無視できるそうですが、雪上のペナルティとは具体的にどのようなものですか(妖魔夜行にも似た特徴がありました)。 また、PCもスキーを使って同じことが出来ますか(確かティルトのライブノベルでやってましたが)。 |
A.サーラーフ、でんな。スキーに行って、普通の靴で歩いてみはったら、雪上のペナルティは理解できはると思います。要は移動力や敏捷力にペナルティで、どのくらいかは雪の深さによってGMはんが決めはることでしょう。氷の上のペナルティは、スケートリンクをスケート靴を履かずに歩いてみはると、ピンとくるんやないかと思います。ここだけの話でっけど、氷いうのはつるつる滑りますねん。
スキーについては、スキー技能の解説を参照しとくなはれ。
Q.プレイヤーが毒を使って(裏タマット辺りから購入したり、自作したり)もいいのでしょうか? 倫理感以外の理由で・・・。毒のデータは自作するとして・・・。 |
A.倫理感以外で使用を思い止まる理由としては非合法(国によっては所持しているだけで処罰)、管理が難しい、それゆえに高価である、まわりから白い目で見られる、ちゅうようなことがありますな。裏タマットでは、普通、売ってくれまへん。闇タマットと接触する必要がありますやろ。
Q.マーディールにはエルフ達のいる北側、人間が住む中央、爬虫人が支配する南側とありますが、説明中にドワーフに関する説明が無いので、いるのか微妙に判断しにくいのです。いろいろ考えられるので楽しいのですが、友野先生の中ではどのような感じでしょうか? 銀の月の種族との諍いもありますから本当に微妙なんです(苦笑) |
A.マーディールにも、ドワーフはおるちゅう噂は聞いてます。ただ、どんな風に暮らしてんのかは、はっきりとは知られてませんねん。たぶん、数はかなり少ないと思います。細かいことは、羊太はんの好きに決めてもろてかまいまへん。おもろい設定をつくらはったら、わしらにも教えておくんはれ。
Q.ファイニアなどにある闘技場では、魔法の使用を認めていますか? |
A.レギュレーション次第です。
Q1.〈悪魔〉戦争時代の英雄テック・マーレンやキルシアンら”栄光の担い手”たちは、すべてリアド大陸で活躍していたのですか? それとも、他の大陸も含めた「全ルナル」の英雄たちの代表と考えるべきでしょうか? Q2.戦闘系技能24〜5LVの「天才」レベルの戦士たちは、ルナルの世界観ではどの程度に認識されているのでしょうか? 「大国でも1,2を争う」とか「見張り手」クラスとか、ごく大ざっぱな目安で結構ですが。 |
A1.あの人らはリアドで活躍していた英雄ですね。他の地方には、他の英雄がいると思いますよ。
A2.本人の立場や性格次第ではないですか。目安というか、それはゲーム的にどういう風に使うためのご質問でしょうか? PCがどうふるまうべきか、ということであれば、それはGMさんとプレイヤーさんが求める「物語」次第でお好きになさったらよろしいと思いますが。
Q.今回、ルナルにおいてシナリオを書いているのですが、シナリオ中に、魔性湖の封印を解きたいと思います。PC達に再封印をさせたいと思うのですが、どのようにすれば再封印できるようになるか、できればタッタ君の意見を聞きたいと思います。 |
A.そらまあ、えらい騒ぎですなあ。どうやって封じるかは、封印を解いた方法によるんと違いますか。壁を壊したら修繕せんならんし、すっごい魔法儀式をしたり、月のかけらを呼びこんだり、〈悪魔〉を共食いさしたりとか、いろんな方法がありますやろな。なんにせよ、世界の存亡がかかった派手な冒険ですわ、しっかり楽しんでおくんなはれ。
Q1.武神降臨で使われている、【突き放し】をルナルで追加してもいいもんですかね? ときどき、腕を折ったり折られたりするので、少しは折りにくくなると思うのですが。 Q2.また、キャンペーン中に、独自の流派を作りたいと言うPCがいるのですが、【空手】や【柔道】は一部の種族・宗派でなければ使えないです。【格闘】である程度(一応黒帯レベル)まで上昇したら【空手】や【柔道】を上限を【格闘】のレベルで覚えさせてもいいでしょうか? ちなみに、そのPCはジェスタの人間です。 |
A1.導入なすっても、それほど大きい問題はないように思いますけどな。他のサプリメントの技能や動作、特徴を使うかどうかは、それぞれのGMさんの裁量でしていただいてよろしいでっせ。
A2.わいの住んでるルナルでは、そういうことはできまへん。わいのおらん、別のルナルで何が起ころうと、それはそこのGMはんのお好きになすってください
Q.ルナルの住人のうち、狩人を職としている人々は、主に何を信仰しているんでしょうか? 裏タマットに野の束ね(レンジャー、スカウト)ってのがありますけど、狩人はカタギの仕事じゃないってことですか? |
A.農民と同じで、たいがいはサリカでんな。たまにアルリアナとか、縄張りを重視してジェスタとか。レンジャーとかスカウトは、野伏りとか偵察兵のことで、職業的な狩人とはぜえんぜん別もんだっせ。
Q.ルナルにおいて近親婚とはどのような位置付けなのでしょうか? おそらく認められていないだろうとは思ったのですが、アルリアナ神殿で同性婚が可能と書いてあったので、ひょっとしたら・・・と思った次第です。 もしも認められているのなら(一般的には奇異の目で見られるでしょうが)どこの神殿で可能なのか、また認められていないとしたら、やはりガヤン神殿の記録(戸籍)を偽造するしかないのか・・・などなど。 さほど重要度の高い疑問であるとも思えませんが、なにとぞ御返答をお願い致します。(いや、個人的にそーいう兄妹婚とかの設定が好きなだけなんですが・・・) |
A.種族にもよりますやろが、人間のあいだではタブーです。同性間結婚にしても、どこでも認められてるわけやなくて、式をあげてくれるアルリアナ神殿も稀にある、ちゅう程度です。どの程度までを近親婚とするかは文化や階級によると思いますな。みなはんらの住んではる世界でも、一般庶民にはだめでも、王家とかは純血を守らせるために異母兄弟姉妹まではOKとかいう例もあれば、姓が同じならみんな親戚やから結婚したらあかんとか、いろんな例がおますよってな。
Q1.PCが錬金術師の場合、マジックに載っている価格で売れるとは限らないとありますが、神殿で引き取ってもらうとすればどのくらいのものでしょう?(材料費は自腹) Q2.エリクサの調合について、マジックには1服の定価が$1000を超えるエリクサ製造法は、錬金術師ギルド地位レベル2以上、$10000以上は地位3以上とありますが、ルナルの場合、レベル2に相当するのは入信者、神官のどちらでしょうか? Q3.ルナルオリジナルのエリクサはどのようなものがありますか? とりあえず、嗅覚、高速飛行、脱色なるものはあるようですが、データがあれば教えてもらいたいのですが。 また、そのようなサプリが載っているものは一般に出回っていますか?(それ以前にルナルの世界で作り方が一般になっていないといけませんが) Q4.他のゲームや本などの知識のおかげで、ガープスの錬金術と志向が合わないのですが、エリクサ以外にも謎の(笑)物質は作れるのでしょうか? マジックのページの一部に、賢者の石の調合や鉛を金に変えるなど、本来のイメージにしっくりくる事が載っていますが。 Q5.デルバイ独自技能、火薬作成技能は錬金術−5ですが、錬金術師は火薬を技能無し値で作ってもよろしいのでしょうか?(錬金術−7で爆裂弾製造可能) 自分の感覚ですと作ってもおかしくはなさそうですが、ルナルでは火薬はデルバイの特権みたいなものですし、製作して刺されないかと(笑) Q6.上記が可能なら火薬そのものや、材料を譲ってもらう事は可能でしょうか? 材料の方は別なところに売っていそうですが。 Q7.流れの錬金術師が神殿の工房というか研究室を貸してもらうのは、聖職者レベルがどのくらいあればよいでしょうか? また、ペローマ神殿はあちこちにはないので、アルリアナ神殿にて工房を貸してもらう事は可能でしょうか? 雑談Q.ルナルって日食はありませんよね? また、ムークさん弟子とってますか? |
A1.ペローマ神殿も、必要がなければ買取は行なってくれません。交渉次第でしょうが、目一杯値切られます。ほとんどの場合、必要経費かつかつですね。必要な場合は、たいてい神殿所属の方々が作成されますし、それができない小さな神殿には予算がありませんので。
A2.あくまで目安で例外はありますが「神官」のほうです。
A3.細かいデータなどは、それぞれ作成した人が秘伝にしているので、一般的には知られていません。それぞれ御自分で研究なすってください。僕も調べてみて、機会があれば発表してみたいと思います。
A4.そういう研究をなすっている方もおられますね。
A5.研究して創意工夫すれば作れますが、たぶんデルバイ神殿から刺客がやってきます。刺されなくても、撃たれます。それに、デルバイが作っているのは黒色火薬と言いつつ、なんだかすごい性能の謎火薬(たぶん製法に双子の月の魔法が絡んでるんだろうと思うんですけど)なので、錬金術師が作れる火薬はかなり性能が劣るように思えます。
A6.なので、デルバイ神殿は材料を信者以外に売ってくれないと思います。
A7.おのおのの神殿で、自分たちの業務を行っているので、それなりの代価を支払わねばならないでしょうね。かなりの額です、きっと。神官以上なら信用はしてもらえるでしょうが、その神殿が急ぎの仕事をかかえていれば、断られることもあるでしょうし。
雑談A.日蝕は、魔法現象であるかもしれないです。
それから、ムークさんは弟子はとっておられません。
Q.こんにちは、いつもガープスで遊ばせてもらってます。 アンディさんにルナルについての質問があるのですが、今回、トリース森林共和国建国から2年後の世界を舞台に、キャンペーンを行なおうと思っているのですが、ここで疑問が出てきてしまいました。 ガープスルナル完全版に「クルツ協約」について掲載されていますが、その存在は記されているのですが、その内容・詳細については特に記述が見当たりません。 是非とも協約の内容を知りたいのですが、教えて頂けませんでしょうか? 更に、王制国家が建ちならぶ中、共和制国家を建国した結果、周りの国々からの様々な裏工作や、妨害工作などはないのでしょうか? 絶対君主からみて共和制国家の存在は非常に厄介な存在だと思うのですが。 お忙しいところ大変申し訳ありませんが、以上の2点についてご教授頂ければ幸いです。それでは、今後のご活躍を期待しています。 |
A.お〜い、呼ばれてんでアンディ? アンディ? なんや、またどこぞへ人助けに行ってんのかいな、忙しいやっちゃな。
さて、わしは詳しいことを知りまへん。民主思想とか共和主義と君主制ちゅうのが、どのくらい対立するもんかも、ミュルーンにはピンときまへん。一千年前に、ガヤンの神さまとかが統治システムについてのいろんな教えを残したはるよって、それぞれ実際的な利点なりを見て採用しとるんですけどな。もちろん、激しい確執があるんかもしれまへん。どんどん陰謀を巡らしてもうて、いっそ新しい戦争を起こしてもうてもよろしおまっせ。PCが、フランス革命におけるナポレオンになってもうてええんです。
ただ、まあ、友野的ルナルは、ヨーロッパみたいな遅れた地域(十四〜五世紀の話だっせ)よりは、さまざまな社会構造で進歩しとった東洋とかギリシャ・ローマとかのイメージなんで。何より、敵視されるのは、信奉されてる理念より、実際的な国力の問題によるとこが多いんちゃうかと。
結局、ああいう「詳しい内容をわざと書いてない」ような「キーワード」ちゅうのは、そこから自由に発想してもうて、シナリオを作ってもらおうていうもんでっさかいなぁ。遊びたいスタイルにあわせて、GMはんが自由自在に中身を決めていただいて、まったく問題ないと思いますねんけど。
Q.99年6月のガープスQ&Aで、一千CPの〈見張り手〉が存在すると答えていらっしゃいましたが、彼(もしくは彼女)は人間なのでしょうか? ヴァンパイアか何かの血が混ざっていませんか? |
A.さあ? もしかしたら、ジャイアントかなんかかもしれんですなぁ。可能性はいくらでもありえます。
Q.ルナルの新しい協力神を創ろうと思っておりまして、神聖武器はショーテルにしようと思いました。が、しかぁし、往年の名著「アイテムコレクション」に掲載されているものと、某ガンダムサンド○ックが所持しているものとでは、どう見ても使用法が違っているように思います。実際のところどうなんでしょうか? 「アイテムコレクション」のほうが現実的で合理的だとは思うのですが・・・ |
A.ルナルの御質問ですが、まあついでに。歴史的な事実関係にでしたら、「アイテムコレクション」のほうが、一応忠実です。しかし、問題は、月影さんがどのような使い方をする武器としてデータ化したいのか、ということです。あの形をルールとしてどのように反映させるか、どういう「リアル」を月影さんが求めていらっしゃるのかという点が重要です。形だけショーテルにして、あなたのルナルでは別の名前を持つことにしてもよろしいでしょう。
Q1.ルナル、特にカルシファードに十手はないでしょうか? Q2.ルナルでは「格闘」技能は誰でも修得可能ですか?(ボクシング、空手、柔道などは特定の宗派でないと無理ですから) |
A1.わいは、まだ見たことないけど、ないとは言い切れませんなぁ。どこぞのマイナーな宗派のガヤン神殿が、ソードブレイカーの代わりに使うてないともかぎりまへん。
A2.へえ、できまっせ。体系だった格闘術やない、いうなれば喧嘩なれとか、適当に腕をぶんまわしてあたるとか、そういうのを表現した技能ですよって、誰でも覚えられまっせ。
Q.ルナル世界でシャムシールや、ファルシオンなどはありますか? あるとしたら、技能は<刀>か<剣>かどちらでしょうか。 また、普通のロングソードなどよりも、切れ味はいいと思うのですが。 |
A.形態として片刃で反り身の剣があってもかまいません。ただし、技能は<剣>で扱い、データはブロードソードと同じものです。種類が違えば、扱いも違うはずだという主張もわかりますが、それぞれについて技能とデータを違えていくと膨大なものになりますので。もちろん、自作世界では自由に設定してください。
Q.信仰を捨てた「人間」や、記憶喪失によって信仰を失った「人間」の肉体は変化しますか? 異次元召喚された誰かや、何者にも縋らずにたった一人で<悪魔>と戦う決意をした戦士がいたとします。彼らは大丈夫なのでしょうか? 信仰によって姿が変わるのなら、信仰を失った時、彼らは果たして? |
A.さあ? わての知ってるかぎりでは、そんな例はおまへん。けど、特別な例外をのぞいて、『もうわし信じへんも〜ん』ていうたからて、ぱぱっと姿の変わるもんでもおませんで。信じ続けてると子孫の姿が変わるいうことなんで、信じるのを止めたら、そのままでおるんと違いますやろか。
だいたい、わしらミュルーンみたいなもん、彷徨いの月を信じてるとか言われますけど、あらためて祈ったりしたこといっぺんもおませんもん。一般的なルナルの世界では『何にもすがらずに』ちゅうのは、つまり『空気が嫌いやからこれからは呼吸せんと生きていく』いうようなもんやと思いまんねん。もちろん、それぞれのGMはんやプレイヤーはんが合意しはった世界観が優先でっけどな。
Q.ルナルの軍制度は「階級上位」ですか? それとも「爵位上位」ですか? サプリメントの端々に(主に敵役として)<軍人階級>を保有したNPCが見受けられますが、「祭・政・軍」のいずれが優先されるのでしょう? また、ルナルにいわゆる「騎士団」は存在するのですか? ランスを携え、従者を率いた封建領主たる「騎士」は? ジェスタ神殿は侵略戦争に参加するというイメージが薄いのですが、王朝や政府が保有する軍隊/騎士団と彼らは全くの別物なのですか? タマット神殿の傭兵団は存在するのですか? |
A.騎兵部隊は、どの国にもあります。騎士団は、国によっていろいろですわ。軍隊の形式も別々やし、貴族とか王さんとか平民とかの関係も国ごとに違います。細部を決めすぎて、設定にしばられるより、それぞれのGMのイメージと発想を優先させとくなはれ。シナリオで、頭の固い騎士団長が必要なら、その国には騎士団がありますねん。爵位をかざして軍隊に無茶な命令をする坊ボンが必要なら、その国では貴族としての階級のほうが優先されますねんやろ。設定があるから、思いついたシナリオを諦めるより、そのへんは遊び手の好みを優先さしておくんはなれ。
ルナルの人間の神殿は、組合とか訓練学校、公共団体とかの意味のほうが強うおますわな。遊んではるみなさんが生きてはる世界の宗教とは、かなり膚あいの違うもんになりますねん。
Q.「多重人格」で一個のカラダにウィザードとソーサラーを内在させる事はできますか? また、ピール以外では社会的にはどうですか? |
A.GMはんができる言わはったらできるし、あかん言わはったらあきまへん。シナリオネタのNPCやったら、なんでもありですわな。社会的にはどうですかとおっしゃられても、そら、個々の事情によるんと違いますやろか。けどまあ、たぶんお互いの存在を知った途端に、どっちを抹消しようとするんで、その状態は長持ちしまへんやろ。
Q.精神分裂(-15)で表がタマット信者の密偵で、裏がガヤン信者のレンジャーっちゅーキャラは邪道ですか? |
A.邪道です。GMは許可してもかまいませんが、早いうちに、どちらかの組織にもう一方の顔をばらして、お尋ね者にするべきでしょう。もちろんPCはばれないように巧妙に行動せねばなりません。なりませんが、かたっぽの人格を意識していないと無理でしょうしね。
Q1.以前にも似たような質問がありましたが、ランスについて。 個人レベルではそんなに人気が無いようですが、軍団レベルではどうでしょう。 つまり、ヘビープレート、重層軍馬を揃えてランスチャージ、という戦法をとる軍はあるのでしょうか? 帝国あたりがこれをやったら、カルシファードはまず勝てないように思えます。(少なくとも正面決戦では) Q2.これはルナルに限ったことではありませんが、マナが無くなった場合、どの程度の事がおきますか? 有り得そうなことを書きますので、どれが起こるのか、教えて下さい。 (1) ゴーレムが停止。 (2) アンデットが消滅、または死体に戻る。 (3) フェリアや翼人が墜落する。 (彼らは飛行に何らかの形でマナを必要としているはずです) (4) 出てきては壊される某帝国の秘密兵器(ブルーモーラー、フェニックスなど) が墜落、沈没する。 (ブルーモーラーは耐圧、防水なども魔法に頼っているのでしょうか。少なくとも動けなくはなりそうですが) (5) 悪魔が消滅、または黒の月に帰還する。 (受肉しているものはどうなるのでしょう。また、これによって取りつかれたものを救えますか?) (6) ピールの塔、ムルマイルの橋など、その建設や維持に何らかの形で魔法の関ったものが倒壊する。 (7) 竜、巨人など、生存に何らかの形でマナが必要だと思われる生物が死亡、あるいはダメージを受ける。 (竜はともかく、巨人はあの体型では確実に自重を支えきれません) (6)、(7)あたりはさすがに無さそうですが、実際のところどうなのでしょう? |
A1.昔々、標準的な戦術でしたわな。≪閃光≫とか射撃呪文とか≪土変化≫による土塁作りとかが、対応戦術として普及するまでは。まあ、それほど数多くおるわけやないから、たいていの戦場には数はそろわんので、いまでもイチかバチかで使う指揮官もおりまっせ。けど人気のある戦術やないよね。
カルシファードは呪文の使い手が少ないさかい、対抗手段がないように思はわるやろけど、あの国は大量の騎馬軍団が動ける地形が少ないねん。まして、上陸時に騎馬軍団は無力やさかいね。とはいえ、翼人の傭兵が空中から襲撃かけて船を燃やせへんかったら、紅碧戦争もどないころんでたかわからんけど。
A2.ルナルの場合やと、どの月の〈波動〉が消えるかによるわな。呪文の源になってる〈波動〉と、魔法的な生き物を動かしてるのは別もんちゅう考えもあんで。巨人とか〈龍〉とかは、体内に別の魔力源を持ってるかもしれん。せやから、呪文が使えんよ8うになるいう以外は、状況次第千差万別、GMはんの都合によりけり、やろね。
ま、一般的には、ゴーレムやアンデッドや魔法兵器は一時停止。作るんに魔法がかかわったもんでも、維持に関係なかったらそのまんま。いきなりなくなったら、翼人やフェリアは墜落(まあ、滑空はできるやろから、すとんとは落ちんやろけど)。いうとこ違うかな。ルナルの他のことは知らん。
〈悪魔〉は、黒の月の波動がなくなったら弱るやろけど消えはせんわ。
Q.ファイニアの闘技場チャンピオンになるための闘技場の闘いってどんなルールですか? |
A.なんや、毎回、いろいろ違うみたいですわ。やってみたいGMはんが、自分らのPCにあわせてルールを決めはったらよろしいわ。1DAYトーナメントの時もあれば、チームバトルで最後はチーム同士でどつきあいとか、バラエティに富んでるらしいでっせ。
Q.質問内容は、ルナル世界での、一般的な葬儀についてです(ま、マイナーすぎるか!?)。 青の月信者の人間の場合は、その葬儀はサリカ神殿で行うのがわりと一般的であるという記述がルールブックにありますよね。 故人を月に送る時、サリカの司祭は、月へと旅立った故人に神の加護があるようにと祈ると思うのですが、ここで疑問点です。 例えば故人がジェスタ信者だった場合、サリカ司祭はジェスタ神の加護があるようにと祈るのでしょうか。それとも、サリカ神の加護があるようにと祈るのでしょうか。 1)故人を送るのだから、故人の崇めていた神(この場合はジェスタ神)の加護を願う。 2)司祭はサリカ信者なので、思い出を司るサリカ神の加護を願う。 3)実は欲張りに両方の加護を願ったりする(笑) ど〜って事ない話ですけど、こういう小ネタをシナリオ内で使うのが趣味なものでして。ルナルをプレイし続けて8年と4ヶ月経ちますが、解けない謎です(おひっ)。 |
A.これはやね、正確にいうと、サリカ神殿が「告別式会場」になることが多いわけやね。ルナルの神さまは、他の多神教ファンタジー世界と違うて、互いに教義で対立したり、いちばんはわしやとか競うことは少ないからね。ちゃんと役割分担して、協力しあうことも多いねん。例えば、サリカ神殿を会場にして、ジェスタの神官が月へ送る祈りを捧げることもあるわけや。欲張りに両方どころか、八大神全部プラス個人の信仰しとった協力神の加護まで祈る、てなこともあるみたいやで。
ドワーフの時は、みんなファウンで葬式するけどな。ちなみに、わしらミュルーンはあらたまって葬式することは少ないな。たいがいは旅先のどっかで、走ってるうちにパタっと逝ってまうさかい、そのまま土に還るねん。巣で死ぬやんなんて、ミュルーンにとっては恥やね。死んだって確かめられへんかぎり、そいつはいつまでも旅を続けてることになるんや。それがミュルーンの誇りやで。
Q.町中で装備していても不審がられない良識的な武装の範囲はどのぐらいですか? |
A.ルナルで遊んでおられるってことなんで、そこを基準にすると……どんなもんでやすかい、タッタさん?
「せやねぇ。街によって全然違うけど。バドッカなんか、街の中でも地区によって全然違うで。スラムの鼻地区なんか、完全武装で歩いとっても誰も気にとめへんけど、頭地区やったら、鎧姿やったらガヤンの警邏部のマークでもついてへんと、それぞれのお屋敷の警備からじろじろ見られたり詰問されたりするしね。けど、シナリオの中で特に意味を持たせたい時以外は、そんなに気にせんでええんちゃう? 剣と革鎧くらいやったら、そんなに目くじら立てられもせぇへんで。抜いたらまずいけど」
Q.ルナルに、チタンとかタングステンといった希少な金属は存在しますか? (ひょっとして、エルファの宝「緑の主」なんかは、そういうもので出来ているんじゃあ?) また、オリハルコンやミスリルといった、魔法金属はないのでしょうか? |
A.さあ、わしは聞いたことないなぁ。けど、わしが聞いたことないから言うて、ルナルに存在せんわけやないからね。それぞれの神殿の特殊武器とか作るには、ちょっとだけ特別な金属入れるちゅう話も小耳にはさんだことあるし。エルファやドワーフは、いろんなもん使うやろしね。魔法金属の効果とかは、自由に想像してもうてええんとちゃうやろか。
Q.冒険で宝などを見つけ、お金が貯まり荷重に影響するようになった時、ルナルでは、ガヤン信用組合やミュルーン郵便貯金(返してくれないかも・・・)といった、銀行のようにお金を預けられる場所がありますか? |
A.ガヤンの契約の神殿なんかで、してくれるん違うかな。わしらミュルーンも、仲間うちの銭は預かってまっせ。もちろん預かり賃をとられるから、使うもんは少ないけど。増やしたかったら、商会に投資して運用してもらうこともできまっせ。リスクも大きいから注意が必要ですけどな。
ちなみに、わしら、預かったもんをネコババしたりはしまへんで、情けないこと言うてくれなはんな。そんなことしとったら、誰も届けもん預けてくれまへんがな。
Q.P115〜116のファイニア低地王国の王都イルゼの説明にムークさんの店があると書いてあります。しかし、トーリス森林共和国のターデンの地図にもムークの店があるようなのですが? |
A.よっ、お久しぶり。タッタですぅ。今回から、わいがルナルの質問に答えるでぇ。ほんで、あのターデンの地図ですけどな。あれは、アンディのやつが旅に出る前の地図なんや。せやからムークはんの店がまだあるんですな。
Q.ルナル完全版p150の双月暦についての質問です。ルナルでは冬至を迎えて2日(あるいは3日)後にわれわれで言う1月1日になるという事でいいのでしょうか? |
A.つまり、年のはじめはどっから数えるかいう確認やね? 年の間にあたる冬至の時期は、どっちにも属さへんていう決まりですねん。せやから、年のはじまりである第1日は、冬至休み明けからですわ。
Q1.ムーン・マンは飼えませんか? Q2.≪祝福≫魔化装身具を商う「幸運Lv2」≪幸運分与16≫に危険旅に同行してもらう時の出張費はどこにいくら支払うのが妥当ですか? 彼の属する営利団体ですか? |
A1.ああ見えて、あいつら、知的生命体でっせ? そら、女子供を拉致してきて「飼う」とか、そういう鬼畜外道の所業としてやったら「飼える」んちゃいますか。ただし、なつくことは絶対にないと思いまっけどもな。
A2.そんなひと、九十九.九九九九%雇えるもんやないと思いまっせ。そもそも、大陸中さがしても、なかなか見つかりまへんで。危険な旅に、金だけでついてきてくれるいうもんでもないしねぇ。シナリオを通じて、ちゃんと同行する理由でも生じた場合やないと無理でっしゃろ。誰に払うかて、そんなもん、それぞれで状況違いますやろ。ふつう、まわりはなんぼ銭もろうても手放しまへんやろ。
Q.『ルナル完全版』についてです。冒頭の説明では、共通語は「知力−2」で覚えているありました。ワールドガイドでは「知力」とあります。どちらが正しいのでしょうか? |
A.共通語は「知力−2」が正解です。すいません。
Q.色々な国が存在するルナルワールド。これだけの国があるのに小説やルールに、騎士が存在しないのはなぜでしょう? また、PCとして使いたい場合はどうすればよいでしょうか。 |
A.騎士階級は小説にはぞろぞろ出てきてるんですけど……。ノイエくんとか……あ、いえ、正式には彼は騎士見習いですけど。わざわざ名乗りはしていませんが、たいがいの国に騎士はいます。
ガープスはクラス・システムではなくスキル・システムですから、ルールで騎士を定義はしていません。けれど、なれないわけではありません。地位レベル(1か2で充分)や法の番人、財産(領地からの収入ですわね)、名誉といった特徴にCPを費やすことで騎士が再現できます。
Q.ルナル世界に競馬はありますか? 現実の競馬は17世紀にはすでに行われていたのであってもいいような気もします。また競馬があるとした場合、調教師や騎手という職業でたべていけますか? |
A.現在あるような競馬は一七世紀からでしょうが、たとえばモンゴルあたりの競べ馬とか、日本の流鏑馬あたりはもっと歴史の古いものでしょう? 馬を走らせるスポーツは存在します。しかし、それが賭博として成立しているか、どの程度の階層の人間が娯楽として楽しんでいるのかは、それぞれのGMが自由にさだめてください。友野としては、それぞれの領主等が主催する地方競馬レベルなら、けっこう庶民も楽しむレベルで存在してるんではないかと思っております。
Q1.RUNALにクロークが存在しないとすると、≪獣道≫などのクロークにしか魔化できない魔法はどうやって魔化すればいいのでしょう? Q2.RUNALで銀がめったに使われないとすると、ライカンスロープ対策の銀製の武器は入手しにくかったりするのでしょうか? |
A1.〈クローク〉技能は存在しませんが、武器でない普通のケープやマント、外套(クローク)がないわけではありません。
A2.ええと、書き落としてましたね、ルナルのライカンスロープは銀の武器で攻撃しても、特別な効果はありません。てゆーか、書いてないからそういうルールはないってつもりだったのですが。でも、それじゃわかりにくかったようなので、正誤表にも追加しておきましょう。
Q.PCがルナルサーガの世界で銃器を使うためにはどのくらいのCPを消費させればよいのでしょうか? 今のところは特殊な背景30CPということにしていますがおかげで体力8でダメージは2D+2しかも1ターンに3発。 せっかく用意したゲルーシャやオーガも無傷でKOされてしまいます。 30でも少なすぎると痛感しているのですが… |
A.すんません。そういうことは、友野に訊かれても困ります。友野のルナルには、黒色火薬銃以上の銃器は存在しませんし、それだって珍しいものです。みなさんのキャンペーンで、ルナル世界に銃器を持ちこまれても核爆弾が存在しても、それは各GMの御自由ですが、そのバランスは各自でとっていただくしかないです。
どのくらいって言われれば百万CPって言いますけど。
Q.ルナル完全版のP139ページに書いてある白き雲の女神ティアフや雨の女神イアナンについてどのような教えを説いているのでしょうか。 |
A.まだ、細かいことは決めておりませんが、いわゆる教えを説くというものではなく、自然崇拝に近い形です。エタンは、風とともに走り、雲とともに流れ、雨の恵みに感謝する者たち。ごく自然に感謝と幸運を祈り、天をあおいで生きる喜びに感謝します。
ルナルに、本来自然神というのは存在しないわけですが、空の女神たちへの信仰は、それに非常に近い形をとります。
ゼクス共和国を舞台にした物語が公開されることがあれば、その段階で詳しく設定するであろうと思います。しかし、時期などはまったく未定ですので、シナリオを考えておられるのであれば、御自由に作成してください。
Q.ルナルの主要なNPC(英雄候補でないふつうの神官・高司祭、騎士団長、見張り手、闘技場のチャンピオンなど)のデータを目安でいいですから教えてください。 |
A.少々手に入りにくいかもしれませんが、スニーカーG文庫で刊行されたサプリメント『ルナル・コンパニオンズ』に、そういったNPCデータが大量に収録されています。
Q.ルナルのリアド大陸には各国間の経済格差はあるのでしょうか? |
A.あると思います。設定して使いこなせるGMなら、設定を自作できると思うので、友野は特に作りませんが。
Q1.フーティスの車輪というのは、シュナラート帝国の時代に最初に作られたものですよね? アイテムの説明の所にある「後の<悪魔>戦争の時代に複製品が・・・」という説明では、シュナラート帝国が<悪魔>戦争の前に存在していた事になりますが、誤植なのでしょうか? Q2.RUNALで、宗教などに関わりを持たない流派(ストリートファイト、軍隊格闘術、警察格闘術など)は習得できますか? |
A1.誤植というよりは、単純なミスですね。単に、「後の時代に」としておいてください。
A2.できません。とゆーか、完全版で、流派のルールはなくなっちゃいました。どーしてもとゆーことなら、なんらかの特殊な設定を自作なさってください。
Q.街中で歌っておひねりをもらうのは許可がいりますか? |
A.その街によります。特にプレイヤーをトラブルに巻きこみたいのでないかぎり、こだわる必要はないと思いますが。
Q.ルナル・リプレイ『時の狂気篇』P61〜P62でシルフィが裏タマに情報を得られるかどうかの判定で、失敗して相手にして貰えなかった、とありますが、国が違うとは言えシルフィは立派(?)な高司祭です。ガープス・ルナル(P71)によると高司祭になれるのは500人に1人。あそこまで邪険にしてもいいんでしょうか? これだけです。どうかよろしくお願いします。 |
A.はい、かまいません。高司祭だからといって無条件に敬ってもらえるわけではありません。人格もあれば、見た目でみくびられることもあります(たとえばシルフィ)。
また、ゲーム上であまり束縛を増やしたくはないのでルール的に規定はしていませんが、ルナルにおける神殿は一枚岩の組織ではありません。おのおのの国ごとに、あるいは国の中でも、対立があります。ルナルの神殿は、宗教組織であると同時に、企業や役所としての側面もあることをお忘れなく。役所には縄張り意識が、企業には営利追求の要素がつきものですから、他所の部局に所属している相手には、態度こそ丁寧でもそうそう無条件にへつらってくれるわけではありません。大会社の部長だからといって、どこでも権威が通用するわけではないのと同様、高司祭といえど組織が異なれば、適当にあしらわれることも多いのです。ましてや、裏タマット神殿は、凶悪とはいえないまでも犯罪組織です。とある暴力団の組長が、他の土地を訪れて挨拶した場合、丁寧に扱ってもらえるかどうかは限らないでしょう?
Q.ルナル・サーガリプレイ時の狂気篇で出てきた、魔性湖の<見張り手>は何CPくらいのキャラなのですか? 大雑把な回答でも結構ですので教えて下さい(簡単な目安にしたいだけなので)。 |
A.二百から一千CPまでさまざまですが、平均して二百五十くらいです。リプレイでは、強さを強調するため、かなり強さを誇張しています。あそこにいたのは、最上級の見張り手だったのでしょう。
Q.以前あった質問の答えで「紫の群島出身者以外の者が紫の月信者になるには特殊な背景が必要」とありましたが紫の群島出身者で紫の月信者の場合どうなるんでしょうか? |
A.そのGMが、紫の群島における紫の月信者をどのように設定しているかによります。紫の群島は、グループSNEでは設定をこれ以上は作らない、フリーな地域ですので、こちらでは設定を作成するわけにはいきません。舞台に使うGMが、紫の月信者がどのようなものであるかを決定してください。必要であっても、必要はなくてもかまいません。
Q. 2人(?)以上の神を信仰する場合について。ルナル・モンスター372頁によるとリャノとアルリアナの高司祭であったサーゴッドという人がいたそうですが・・・。SNEオフィシャルな設定ではこういう人も例外的にいたとするか、単なる設定ミスとするか教えて下さい。 |
A.かつてには、そういう信仰形態もあった、ということです。あれは伝説上の人物についての記述ですので、もちろんそう伝説がつたえているということであり、ルナルの住人たちにも真実であるか否かはわかりません。GMが、そういった古い信仰の形態をデザインして、シナリオを作っていただければと思い、何かのヒントになるようにという考えからの記述です。
ちなみに神さまは一柱、二柱と数えます。
Q.「ルナル」にある超巨大パワーストーンも、12時間に1点の回復ですか? |
A.たぶん、管理してる魔術師団がなにやかやといじって、もっと早い回復速度を実現していると思います。シナリオ上で必要なら、GMにとって都合のいいように設定してもらってかまいません。
Q1.スティニア高地王国の「黄金の姫」は人の心を読んだり出来る超能力が使えるとありましたがこれは呪文ではなく、文字どうり「超能力」なのでしょうか、そうすると信仰している月は何ですか?万色の月でしょうか?それとも別の何かなのですか? Q2.ガヤンの<青の網>やサリカの<青の指>の本部は何処にあるのでしょうか。また、代表者は何処の誰ですか? |
A1.双子の月、です。黄金の姫の「能力」については、結局、個々の「姫」ごとに違っています。高度な心理的(あるいは物理的)トリックで、だましていただけなのかもしれませんし、特異な先祖返りによるものかもしれません。シナリオ上で必要なのであれば、各GMが望むように設定してください。 A2.それらについても、それぞれのGMが、シナリオ上の必要で自由に使えるよう、あえて設定してありません。今後、小説やリプレイなどのストーリー展開の都合で、設定される可能性はありますが、各GMの必要にあわせて作っていただければ、と思います。ユニークなものなどあれば、メールなどしてもらえば(紹介はできないと思いますが)、楽しく読ませていただきます。
Q.ゼロと言う概念についてなんですが、ガープス・ルナルではマーディールの数学者によって発明されたと、書いてあるのですがガープス・ルナル・コンパニオンズでは双子の月の神々によって授けられたと、書いてあります。どちらが正しいのでしょうか。 |
A.双方の説が、ルナル世界に流布しております。双子の神に教わったマーディールの数学者が自分の手柄のように言広めたのか、数学者の発明を神が世界にひろめたのか、あるいは、第三の真相があるのかもしれません。あなたのルナルで、どちらが正しいのかは、あなたが決めてください。
Q1.<悪魔>戦争時代の英雄「最後の太陽の騎士」テック=マーレンの信仰対象(月及び神)は、何でしょうか? Q2.また、彼が乗っていたという「鋼鉄の乗用騎竜」とは、ゴーレムの一種なのでしょうか。 |
A1.当時は信仰の形態が今とは違いますので、「双子の月全体」です。どう違っていたのかは、特に定めません。〈悪魔〉戦争をシナリオの舞台にしたい方は、どうか自作してください。あの時代は、並みのガープスのレベルではないので……。
A2.シナリオの都合で決める必要があるなら、どうぞあなたにとって都合のいいものにしてください。
Q.小説で、セレン内海にいた帝国の軍艦がバドッカに寄港していましたが、どうやって外洋に出たんでしょう。<悪魔>海を通る方法でもあるんでしょうか。 |
A.あります。海岸ぞいなら、なんとか通り抜けられます。もちろん、そこにだって〈悪魔〉は出ますが、沖に比べればかなりまれです。
Q1.ルナルに手話は存在しますか? Q2.ルナルの食生活はどうなっているのですか? 私の先輩が、トルアドネスは中国だと言い張って、グラダスのある町で豆腐を買い占め、野営の時に麻婆豆腐を作ろうとしてるんですが。 |
A1.ありません、たぶん。
A2.きみの先輩は川人忠明ですか? なら、認めてあげてください(笑)。真面目な話、細かく設定はしていません。みなさんの望む食生活にしてもらってけっこうですよ。
Q.名声の対象修正を「全員」とした場合、ルナルの世界の全ての知的種族にその存在が知れ渡っている・・・ということはありえないと思うので、グラダス半島内やバドッカ内など地域を限定する時には、どの程度の対象修正がよいのでしょうか? |
A.冒険の過程で出会いそうなほとんどの人であれば「全員」としてもかまわないと思います。バドッカでの冒険が中心で、バドッカの人々ほとんどに知られているなら、修正なしでもかまわないのではないでしょうか。冒険の舞台になる可能性がある範囲のうち、どの程度に知られているのかで考えてみてください。
Q.ルナル世界でガヤン神殿に勤めている神官や入信者の給料はどのくらいなのですか? |
A.神殿によりさまざまです。中には報酬のないところもあるでしょうし、賄賂や一件ごとの手数料で生計をたてているところなどもあるでしょう。バドッカは、市当局から業務委託されているので、まあまあの生活水準が維持できるくらいは出ます。私としては、給料と生活費は相殺、冒険に必要なアイテムは冒険などからの特別収入で手に入れるといった大雑把な遊び方でやっております。ヤンくんたちの冒険とかもそうでした。
Q.RMに登場したマジックアイテムのなかで、『メイリアの紫電の帯』と『巨人の指輪』の受動防御は、鎧や盾と重なりますか? |
A.重複します。
Q.紫の群島にて。信仰する月を持たない、つまり<龍>信仰のようなものをつくりたいです。詳細は自分の力だけを信じる(つまり<龍>も信仰しない)格闘集団で、新しい格闘技をどんどん作ろうというものなのですが・・・
実際ここの出身者がほかの月を進行するような事はありえます。 月を信仰しないということはあってもいいのでしょうか? |
A.友野のルナルにはありえません。あなたのルナルでは、それは自由です。
Q.ガープス・ルナルに出ている、一年間の行事日程、冬至とかその前後の休みなどの数え方が、取り方によっていくとおりも生じます。正確な数え方を、できれば図解で教えていただきたいのですが。 |
A.まず、どちらの年にも属さない冬至の四日間があります。冬至が、その何日目になるかは年によって違います。これらの日は、曜日がありません。それから「年」がはじまります。最初は白月曜日です。13巡り(91日)たつと春分です。春分の直前は、赤月曜日です。春分そのものに曜日はありません。「前の日」と「後の日」のどちらが春分かも、年によって違います。太陽のめぐりに、ゆらぎがあるからです。同様に、夏至と秋分があります。暦の管理は、ペローマ神殿で行なっています。
Q.高い財産レベルを設定することによって魔法のアイテムを(その代金さえ払えば)所持してもかまわないんでしょうか。(魔法の矢とか霊薬とか) |
A.かまいませんが、GMの許可を得て下さい。シナリオによっては、手に入らない状況からはじまることもあるでしょう。PCの設定によっては、それが不自然であることもあります。
Q1.ルナルについてですが・・。元神官のウィザードという背景には何CP位必要ですか?私の作るキャラクターが今度は、 「トルアドネスの騎士(あるいはそれ以上、最高でも、伯爵程度かな)で、ガヤン神官でもあったが(しかもハーフエルファ)、帝国のやり方に疑問を抱き、建国帝ライテロッヒ死亡後に、失踪(領地等あったら、親族の誰かに譲っている、あるいはやや無茶であるが、ペテル・トルア近くにあり、ウォルフリー・ベイトと友人であり、公国に帰属させたとか。その辺はまだ決まっていない。)。 放浪中に、ウィザードである事を見出され、師であるウィザードの元で修行、後に師が、8人のソーサラー率いる悪魔教団(8人はそれぞれ魔元師に対応)と対決、4人の邪術師を滅ぼし死亡(強力な魔術師だったんですよ。こいつも戦ったけど。)。 再び放浪を始め、現在に至る。敵/悪魔教団、足手まとい/師匠の子、他に親族からの捜索隊から逃亡している、という事がある。」 というややこしい(?)設定ですので。 Q2.ガープス・マジックの、「魔法のアイテムの価格」には、「マナが標準的で(P53,4行)」とありますが、マナが密であるルナル世界において、あの値段より安くならないでしょうか? |
A1.友野的には、いろいろ問題のある設定なんですけど、それは遊ぶ側のGMさえ認めてるなら問題ないことなんでさておいて、結局、「特殊な背景」ってのは、ゲーム的にどのくらい有利かで決まってくるんで、それ次第ですね。魔法があってガヤンの技能ボーナスまでついて特殊武器や技能も使える、しかも、能力値の修正を累積させる(ああこの、能力値のボーナスの適用も改訂したいところですが)、なんてのはかなり有利だろうと思いますので、まあ、ハーフエルファとやらもあわせて、40CPくらいは消費していただきところです。
A2.GMの判断でなってもかまいませんが、基本的にはあれは最低価格程度に考えておいていいと思います。もっとも、PCが売り払おうとすれば買い叩かれるでしょうが。
Q.「ガープス・ルナル」や「ルナルサーガ・パーフェクトコレクション」などには、天使と悪魔は似たような存在(不可視の純エネルギー体)とありましたが、それならば、悪魔と同様に天使を〈源人の子ら〉に降臨させて力を振るうことはできるのでしょうか? |
A.今のところ、それに成功した魔術師はいません。ムークさんのお父ちゃんとかは研究してたみたいですけどね。一般的には、合体しても肉体的な変化は特になくて、「特定の系統の呪文だけの魔法の素質」が、3レベルを越えて伸びるだけじゃないかと言われております。まあ、それだけでも結構役には立つと思うけど。
Q.サリカ信者に護身術を教えるとしたら、教師はガヤンですか、それともアルリアナ? また、扇を使った護身格闘術などを設定してもよろしいでしょうか? |
A.ガヤンに習いにゆけば、「俺が守ってやる」と言われ、アルリアナに習いにゆけば、改宗を勧められるでしょう。サリカ信者が我が身を守ることを考えるなら、バトル・ファンの腕を磨きますし、常に持ち歩きます。あえて素手で戦わねばならない理由はないので(状況はありうるでしょうが)。バトル・ファンの流派などを自作なさるのでしたら、ご自由にどうぞ。
赤の月の入信者以上で、農村になじむ為に表向きサリカの平信者のキャラクターの「特殊な背景」のCPは? |
A.「特殊な背景」なんぞは不要です。芝居してください、演技してください(PCもプレイヤーも)。まあ、「言いくるめ」とか「演技」にはCPをつぎこんでおくべきでしょう。入信者や神官をいつわるんでなきゃ、そうそうばれませんって。なんでしたら、「秘密」にしてCPを稼ぐという手もあります。無論、失敗してばれると、それ相応の報いが喰らわされちゃうんですけど。
Q.高品質で軽量の防具(リプレイ1部登場)は何倍の価格になるのでしょうか? |
A.軽いのは、軽量化が魔化されているのです。たぶん。重量四分の三にするには、わりと手軽なので、200ムーナ程度で引き受けてもらえます。半分にするには、かなりの時間と労力がかかるので、特別な例をのぞけば通常は手に入りません。なんらかの冒険の報酬とするべきでしょう。
Q.ルナルにはハーフエルフとかハーフドワーフはいないんですか? もちろん信仰する月に従って変化していくんでしょうけど、それってごくゆっくりしたものですよね? いるとしたら、やっぱり「特殊な背景」が必要ですか? |
A.理論的には、あらゆる種族のハーフがありえます。すべては同じ〈源人〉を祖としているわけですから。体格が違いすぎれば、生殖には魔法的な補助手段が必要でしょうけれど。
ハーフのキャラクターを作成するには、おのおのの種族の特徴から、望むものを拾いだし、組み合わせてください。両親のどちらの血を濃くひいているかはバラバラで、標準的なハーフは存在しません。生まれてから、どちらのもとで育てられ、どの月を信仰しているかによっても、ゆっくり変化していきます(冒険の最中でも、しかるべきCPを消費すれば変化することがありえます。不利な特徴を得ることもあるでしょう。もちろん、その場合、CP総計が減少するだけです)。
ハーフは社会的には逸脱した存在であり、多くの場合、迫害されているでしょう。PCとして使用することは、お勧めしません。どうしてもというなら、そのキャラクターの生い立ち、その現状などを詳しく決めて、GMに相談してください。GMが許可しないかぎり、使用はできません。使うのなら、そのPCの存在そのものをシナリオの焦点にするのがよいと思います。
特殊な背景には最低でも10から20、珍しい種族とのハーフなら、さらに多くを消費するべきでしょう。
Q.ソードブレーカーやフェイントソードの値段が高い(800ムーナ)と思うのですが、値段を下げても良いのでしょうか?ちなみに神官で買える(650くらい)にしようと思っています。 |
A.どういう状況でさげるのですか? キャラ作成時にということでしょうか。でしたら、キャラを裕福(CPで財産を買って)にするなり、特殊な背景で「誰かからゆずられた」という設定を作るなりしてください。それ以外の場合、信仰ごとの特殊武器は、安くはなりません。ただし、なんらかの手柄を立てて、神殿から支給されることはあります。基本的に冒険の報酬として手に入れてください。GMが、シナリオの都合上で必要なら、冒険がはじまってから授ける(貸与する)ようにしてください。
Q.マーシャルアーツで出てくる中国の武器はトルアドネスにもあるのでしょうか? |
A.ありません。欲しいなら、「あなたの」ルナルであることにするのは自由です。
Q.ルナル世界で<短杖>、<十手>、<鎖>、<相撲>、<レスリング>、<ボクシング>の技能はあるのでしょうか? カルシファードでもない限り<十手>や<相撲>は無さそうですが、龍闘士の流派の技能には入っていました。 それとの関連ですが、タマット信者にも<マンゴーシュ>技能が使えるようにできないでしょうか? <フェンシング>技能との関連がどうこういうより、単に盾を持って戦う盗賊はカッコワルイような気がするのですが・・・・。 |
A.ごくごく限られた層にのみ広がっています。マン・ゴーシュは、どうしてもとおっしゃるなら、「あなたの」ルナル世界では「あり」にしていただいてかまいません。百人のGMがいれば、百のルナルがあっていいのですから。
Q.ガープス・ルナル(を含むファンタジー世界)の質問です 細菌とかの概念がないのに≪殺菌≫の魔法が使えたり、超音波の概念もないのに≪超音波視覚≫とかの魔法が使えるのはおかしいのではないでしょうか? |
A.そういうネーミングと説明になっていますが、作品世界中の人々は、それぞれの世界ごとの概念で理解しているのでしょう。病いのもとになる毒を消す魔法であるとか、耳でものを見る魔法であるといった具合に。GMとプレイヤーの合意の上で、自分たちの世界イメージにそぐわない呪文を削除するのは自由です。特に、オリジナル世界で冒険するなら、「この世界では細菌の存在は知られていないから、殺菌の呪文は使えない」としてもいいのでは。
Q1.ルナル原作第3巻に登場したトレント(樹人)とか、ハウ・アドルラ(海の同朋)をNPCで使う時は、どんなデータを使うんでしょう? Q2.2つの神様を信仰することによって、ボーナス技能が重複したときは、+1なのか、+2なのでしょうか? |
A1.データを作りたいんですが暇がありません。私はデータを作っている時が何より幸せです。なにもかもほうりだして、種族やモンスターや魔法を作り続けていられれば、どんなに幸せでしょう。でも、そうもいかないので、すぐにも使いたいという方は自作してください。
A2.プラス1だけです。ルナルでの技能ボーナスは、魔法的なものではなく教え方がうまい(独特のコツがある)から、ということになっているので、
最近、知人の先輩がガープス・ルナルのキャンペーンを始め、その中で「主人公的存在」になりました。 トルアドネス帝国出身のガヤン入信者で、改宗部隊のある部隊の長が行った非道な振舞いから帝国における青月信仰に疑問を抱いたという(あー長い)青年が私の持ちキャラなのですが……ここでちょっとした質問です。 (※ちなみに、モデルは名作シミュレーションRPG「タクティクスオウガ」の主人公(カオスルート)です。) Q1:改宗部隊からおそらく異端視されているであろう彼は、果たして帝国国内でソードブレイカーを入手できるのでしょうか?GMには「難しいんじゃないの?生きてグラダスでも逃げ延びてからだと思うよ」と言われ、私自身もそれで納得はしているのですが、デザイナーである友野先生のご意見も伺っておきたいと思いまして。 Q2.勝手についてきてしまったサリカ信者の妹(別のプレイヤーさんのキャラ)も、兄のせいでサリカ神殿での待遇が悪化したりします?ちなみに、改宗部隊との軋轢などについて、兄の方はそのきっかけとなる事件についてのことそのものを「秘密」として扱っており、妹は特にそのテのことについてCPを得たり消費したりはしていません。 リプレイのアンディとエフィの例を見る限りでは、妹も煽りをモロに受けそうですが。 Q3.カルシファードから来た刀術使いは、帝国国内で一般的にどのような扱いを受けますか?そりゃ、煙たがられたり怪しまれたり、いい反応はされないだろうけど……もし開国派なら、帝国の人間との密約のために来ている場合もありうると思うので |
A1.正規の神殿で買うのはともかく、単に武器として使うなら、追っ手のを奪えばいいんじゃないでしょうか。なんか、心の中に象徴的な意味があるなら別ですが。あと、帝国の青の月信仰にも、皇帝のやり方を認めない異端はあると思いますし、ま、末端の腐敗した神殿なら買収も効くでしょう。ただし、GMが駄目だといったなら、どれも駄目です。
A2.状況次第じゃないですか? ソードブレーカーも買えない、完全に異端視されて逃げてんなら、指名手配犯みたいなもんだし。社会生活、送れてるんでしょうか? 旅してるなら、人相書きが回ってなきゃ大丈夫でしょう。
A3.一般庶民は、カルシファードなんて知りません。知ってる人なら、立場と信条にあわせていろんな立場をとるでしょう。カルシファード人がどういう態度でいるかにもよるし。基本的には、日米開戦直前のアメリカ人みたいなもんです。密約があってきてるようなカルシファード人は、関係者以外の前に姿はあらわさんでしょう。
Q.「神託」がらみでもう1つ。ルナルにはルーン文字は存在するのですか? 即興呪文のルールを採用しようと思うので(勿論バランスを崩されない程度にですが)。 |
A.ルナルにルーン文字はありません。コンプRPGに紹介された即興呪文のルールを採用されるなら、独自に魔力のある文字の設定を作って導入なさってください。友野としては、今のところ作成の予定はありません。今のところ。
Q.ルナル世界には、定期馬車などはないのですか。あるならば、運賃はいくらくらいに設定すべきですか。 |
A.『ガープス・ルナル』389ページに、「ルナル世界の交通」の解説があります。そこに定期馬車の有無と運賃の目安は記述してありますのでご参照ください。
Q.GURPSルナルを読み直したところ、PCが装備できる武器・防具に関する記述は各宗派の特殊武器以外に見あたりませんでした。 さらにいえば世界背景の説明のところで中国のような、日本のような国と書かれていれば、当然そういった武器が存在するものと考える「客」もいることと思います。 その点を考慮して回答してください。 質問は現在存在する武器・防具リストの内、ルナルで使用可能なものが分からないということです。。 |
A.ベーシックの武器リストにある武器・防具のうち、テクノロジーのレベルが4以下のものが存在し、宗派などで制限されていないかぎり使用可能です。
Q.ルナルに関する質問です。完結編のドムスの「料理の作り方はリャノ信者に」云々のセリフで思い付いたのですが、帝国では赤の月の信者がやるべき仕事はどこの月の信者がやっているのでしょうか?リャノの料理とかアルリアナの仕事とか。同じく赤の月の信者のいないドワーフの間ではどうなのでしょうか? |
A.リャノ信者でないと料理をしてはいけないとか、アルリアナ信者でないと、一夜の恋を与えてはいけないというわけではないので、誰かがやってます。たぶん、サリカ信者かな。職業と信仰の一致は、絶対のものではありませんし、一般庶民の平信者は、わりといいかげんなものです。
Q.僕はGMをやっているんですが、PCの一人がマンゴーシュを使うタマットの元暗殺者をやりたがっているので新たな流派(タマット暗殺格闘術)を勝手に作りだしました。 で、質問というのはここから先なんですが、ルナル世界においてマンゴーシュを使っていいんでしょうか。 また、この流派をPCが使うにあたって、神官以上、なおかつ、特殊な背景に10CPという制限は適当なものなのでしょうか。 |
A.私のルナルでは、マンゴーシュはフェンシングに属するものだから、シャストアの武器だと思っているのですが、あなたのルナルで違っていても、別に問題はないと思います。もちろん、他のGMにもちこむときは許可を得なければなりませんし、そのGMが許可しなくても仕方ないとは思いますが。
具体的な強さや設定がわからないと、制限についてはコメントしにくいのですが、少なくとも暗殺者という職業は、通常の裏タマット神殿ではなく、かなり特殊な宗派に属することになるものだと思います。おそらくは闇タマットに属するべき存在ではありますまいか。
Q.ルナルの流派に「リポスト」「突き放し」などの、「武神降臨」から追加された格闘動作は使えるのでしょうか?せめて「突き放し」が使えないと、ザコ軍団の組み付きアタックに対抗する手段がないのです……たまにヒドイGMが、この戦法で戦闘を長引かせてきてウンザリなのですが。 |
A.それは確かにうんざりですな。まあ、詳しい経緯がわからないと、あれなんですが。シナリオ上、取り押えたいだけの時とかは有効ですよね。でも、ふつうは、武器を持ってあばれてるやつに、素手でくみついてくるのって、よっぽど士気の高いやつらですよね。それはともかく、武神降臨をとりいれた流派を作ること自体は問題ありません。GMと話しあって、バランスをとってみてください。
Q1.かつていた源人や、今もいるバンパイアやドラゴンのような、今ある月が無いころの種族たちはどのようなマナを使って魔法を行使していたのですか。 Q2.ルナル世界のマナは、妖魔夜行などにあるマナとは違うのでしょうか。もし違うなら同じようなマナはありますか。 Q3.別の月の人から、神殿にいけば教えてもらえるような教えに含まれている魔法を教わることはできますか。 |
A1.〈始源の創造神〉に授けられた魔力によります。その名残が、今、ウィザードが使っている〈天使〉なのです。
A2.マナの設定は、それぞれの世界ごとに異なるでしょう。というわけで、違っています。
A3.できます。
Q.ルナル世界において、紫の月を信仰するとき何か特別なペナルティ−があるのかどうかということです。もしあるのならおしえてください。 |
A.紫の月信仰は、赤と青の対になる神を同時に信仰している場合を呼ぶ、俗称で、こういう月があるわけではないわけです。 信仰する際に、ゲーム的なペナルティといったものはありませんが、一部地域(公式設定は作られない予定の紫の群島)をのぞけば、ごくマイナーなものなので、特殊な背景に10CPくらいは使ってくださいませ。また、教義の詳細についても、プレイヤー(またはゲームマスター)が独自に設定しなければなりません。たとえば、サリカとアルリアナの教えを両立させ、その神殿がどのように社会に参加しているのか、あるいは個人のみの信仰であれば、どうして双子の神を崇めるようになったのかを考え、それなりの規範にのっとって行動しなければならないでしょう。それによっては、ずいぶん不自由になるでしょうし、また背景となる地域の設定によっては迫害されることもありえます。 当方としましては、紫の信仰は、それぞれが独自である特殊な存在とみなして、細かい設定は、ゲームに使ってみたい個々の方におまかせしております。基本的にはNPC用と考えています。
Q.「月を追うもの」に登場したフェ−ルスは年齢が56歳となっています,人間にしてみれば14歳です,この歳で「導き手」になれるのは凄いのではないのでしょうか? |
A.ええ、凄いですね。優秀な天才少年、なのでしょう。
Q.どれくらいお金を払えば、神殿などで≪修理≫や≪再生≫などの呪文をかけてもらえるのでしょうか? |
A.標準的な魔術師の日給が15〜25ドルぐらいですから、1時間ぶんの労働(消費エネルギー6点ぶん)に5ドルぐらい払えばいいでしょう。でも≪修理≫≪再生≫となると、それを修得している人を見つけるのも困難ですし、礼金も5倍くらいは要求するでしょう(反応によって)。もちろん、必要エネルギーが大きければ、≪体力供与≫する徒弟にも礼金を払わねばなりませんし、かなり待たされることも多いでしょう。
Q.帝国は青の月信仰を国教とし、他の月の信仰を認めていないそうですが、魔術師団<第二の夜明け>も建前としては青の月を信仰しているのでしょうか? |
A.魔術師と輪の月の関係は、他の種族と月の関係とはまったく異なるものです。他の月に対するそれは、原始的なものやかなり組織化された教義を持つものなど、さまざまなレベルであれ、「信仰」と呼べるものです。しかし、魔術師たちは、輪の月を「崇めて」いるわけではありません。かの月に住む〈天使〉たちと対等に契約を結んでいるのです。言ってみれば無神論の科学者、ですね。
帝国の青の月信仰は、旧ソ連の共産主義とか、ナチスドイツのナチズムみたいな大義名分としてのイデオロギーです。
ルナル世界は、中世よりは近世、近代に近い感覚で宗教と政治がとらえられています。神のために人があるのではなく、人のために神がある感覚の世界なのです。
Q.双子の月が訪れる前の人間は、どの様な存在だったのでしょうか? 1.みんな他の月の信者で、当然姿もバラバラ。 2.一応他の月の信者だが、姿は人間。 3.月を崇めないアウトローな連中が、人間の姿をしていた。 4.未だあかせない、ルナル最大の秘密(笑)。 この中に正解はあるでしょうか? |
A.2番です。〈源人〉たちから分岐して、さまざまな姿に固定していったのです。その過程で、銀の月を崇めたものや緑の月を崇めたものもいたわけです。エルファたちも、緑の月の到来以前(彷徨いの月を崇めていたころ)から、あのような姿だったと考えられています。
でもまあ、あくまでルナル世界内部での「定説」にすぎないので、あなたのルナルにおける「真実」が異なっていようとまったく問題はないわけですが。
Q1.ルナルで斬馬刀を使ってもいいんでしょうか? どうしても使いたいのですが・・・。使う場合、特殊な背景とかはいるのでしょうか? |
A1.斬馬刀って……何?(笑) いや、知ってるけど。ルールにない武器を作るならGMに相談してね。あまり強力ならCPも必要でしょう。重さ、長さ、威力等バランスがとれるように考えてみてください。
Q.<巨人の剣>等の闇タマットに属する異種族はタマットの技能ボーナスを受けられるのでしょうか。 |
A.受けません。組織に入ってるだけで、信仰はしてないからね。
Q.ルナル世界に<マンゴーシュ>技能はあるのでしょうか。 「ガープス・マーシャルアーツ」を見て気に入ったので、使いたいのですが、何か信仰などで制限されるのでしょうか。 |
A.シャストア限定ということにしときます。フェンシング関連だし。
Q.ルナル世界での武道家(ガヤン・アルリアナ・カルシファード・エルファや、その他の人々)は、リアルのマーシャルアーツ技能の修得は出来ますか。それが出来ると、シャストアの<フェンシング>が<マンゴーシュ>のため、意味が薄れてしまったり、<先読み>のために、全キャラが<ランニング>のように能動防御が上がったりしてしまいます。 |
A.流派等のルールに抵触しなければ使えます、でいいのでは。GMがいやなら、それぞれの世界観にあわせて制限をかけてください。「特殊な背景」を必要にするとか。
Q1.ヴィルアの「近視」、ルナル世界では「眼鏡で修正できる近視は−20CP」だったような気がするのですが、−10が正しいのでしょうか?(貰った眼鏡だから?) Q2.ギーセンの「移動力」及び「よけ」、計算すると4みたいなんですが………… ひょっとして、これってかなり前に訂正とかあったのかな……だとしたら忘れちゃって下さい(自爆) |
A.どっちもたぶんミスです。思い起せばもう四年前。折あしく東京に打ちあわせに赴いていた私と佐脇さんは、その直後に起こった阪神大震災の影響で大阪、神戸に帰るに帰れなくなり、家が傾いただの、友人の誰それと連絡がとれないだの、グループSNEのメンバーが行方不明だのってゆー状況で、そのまま一週間、編集部に缶詰になって(だって帰ると仕事にならないからって編集さんが言うんだもん)で「コンパニオンズ」の執筆にはげんでいたのでした。……だからってミスの言い訳にゃなりゃしませんが。
Q.ルナル・ジェネレーション1月の夜は謎を追え!では双月暦1088年となっていましたよね? その時、ヤンは17歳、ノイエは12歳となっています。ですがルナル・サーガ完結編、双月暦1094年ではヤンは21歳、ノイエ15歳となっています。どうしてでしょうか? |
A.ええと、私は完結篇は1093年のつもりでいたのですが、どっちにしても計算が合ってないことに変わりはありませんね。混乱させてもうしわけありませんが、じつはこれは「いつものミス」ではなく確信犯です。整合性よりも、それぞれのストーリーの雰囲気にあった年齢設定をとりました。正確な年表が作れることより、物語においてふさわしい(より物語の中で動いていて面白く、その物語の中だけでは筋の通る)年齢を選んだのです。気持ち悪い方もおられるでしょうが、どうかご容赦ください。
Q.「ルナル・サーガ3黒の海流」のP18最後から2行目四姉妹のトーク内のフエイアのセリフ、「帝国で逃がしたのは、その双子と、餓鬼と、それから北の山脈生まれの魔術師だったけね。・・・・・・・」と、あるんですよ。このセリフの、北の山脈生まれの魔術師とは誰のこと? ディオドラさんだとは思えないんですよ。この魔術師の正体は? |
A.ストーリーに登場している誰か、ではありません。ルナル世界は広いので、それぞれの人々がそれぞれの場所で生きているのです。……もしかすると、あなたのPCが次に出会う誰か、あるいはあなたが演じるキャラクターかもしれませんよ。