トーキョーＮ◎ＶＡ-ＲＲシナリオ
「終末のメロディ」
▼術士神隠し事件
<社会：アストラル>、<社会：ストリート>、<社会：警察>、適切なコネ
10：最近ST☆Rで起きている謎の神隠し事件、被害者の共通点はバサラ・もしくはマヤカシであること。
12：神隠しが起こる直前、決まって辺りが寒くなり突風が吹き荒れるという。
15：犯人は“氷の処女”フラウである。
※来須誠司の依頼を受けた『バサラ』と『マヤカシ』は資料を調べれば判定無しでこの情報全部が分かる。
▼“氷の処女”フラウ
<社会：アストラル>、<社会：真教>、適切なコネ
12：雪原で遭難した若い女性達の念が元となりアヤカシ化したという伝承がある氷の精霊。吹雪を起こし、若い男性を遭難させ凍死させるという。
15：かつてロシアのゴエルロでフラウによる事件が起こったが、真教の退魔士により封魔書に封じられ真教聖母殿秘蹟管理局で管理されているという
18：何者かにより、フラウを封じた封魔書は盗まれてしまっている。
▼封魔書盗難事件
<社会：警察>、<社会：真教>、適切なコネ
12：警備員は全員殺さずに無力化されていた。証言によると犯人は一人、覆面をかぶっており人相は不明だが小柄だったという。
15：厳重にかけられた呪的な封印が破られていた。盗難者は術にも通じている可能性が高い。
21：元アヤカシ狩りの“チェーンウィップ”ヨーゼルではないか。
▼“チェーンウィップ”ヨーゼル
<社会：アストラル>、<社会：警察>、<社会：ストリート>、<社会：ミトラス>、適切なコネ
10：ミトラス出身の元アヤカシ狩りの老人。鎖の名手で、他者を殺さずに無力化する術に長けている。
12：長い年月アヤカシを追い続けた結果、アヤカシにも人と同じ心があるという持論を持つようになりアヤカシ狩りから足を洗った。
15：ミトラス戦争で日本軍に娘家族を殺されて以来、日本へ深い憎悪を抱くようになった。
18：現在は真教浄化派能天使、“青の皇女”の側近の一人である。
▼“青の皇女”
<社会：アストラル>、<社会：ストリート>、適切なコネ
15：元真教浄化派能天使。２年前にとある儀式の失敗で死亡した。
18：しかし、彼女は生きており新たな策謀をめぐらせていると言う噂が流れている。実際、生前彼女に仕えていた側近達もあわただしく動き始めている。
21：様々な術的儀式に詳しい彼女は、術的な力を借りて何らかの手段で蘇った可能性が高い。
▼２年前の事件
<社会：アストラル>、<社会：ストリート>、<社会：Ｎ◎ＶＡ>、適切なコネ
15：Ｎ◎ＶＡの住民全員をアストラル界へと転送し、同時に結界でＮ◎ＶＡを封印することにより永劫無人の都市と化そうとする“青の皇女”の策謀。
16：しかし、トラブルにより術的儀式に綻びが生じ術が失敗。術を執り行った“青の皇女”自身も術の反動で死亡した。
18：この事件の際に、生贄に捧げられるはずだった少女がいる。名前は『ノエル』、現在は『カブト』という人物の元に身を寄せている（もしくは現在はアサクサ教会で働いている）。
▼『ノエル』
※カブトが「復讐のメロディ」に参加している場合
<社会：ストリート>、<社会：アストラル>、適切なコネ
10：アンモニアアベニューで神隠しにあった少女、『カブト』という人物の元に身を寄せている。
12：最近はアサクサの教会で働いていたという。アドレスを入手
15：２年前以前の経歴は不明。『カブト』以外ではカーロスと親しかったらしく、彼ならば何かを知っているかもしれない
▼『ノエル』
※カブトが「復讐のメロディ」に参加していない場合
<社会：ストリート>、<社会：アストラル>、適切なコネ
10：アンモニアアベニューで神隠しにあった少女、アサクサ教会で働いていた。アドレスを入手。
12：２年前からアサクサ教会で働いているが、それ以前の経歴は不明。
15：彼女をアサクサ教会へと連れてきたのはカーロスだ。
▼『ノエル』、２年前以前の経歴
※カブトが「復讐のメロディ」に参加している場合、15までの情報は判定不要でもかまわない
※<コネ：カーロス>が無い場合、<社会：ストリート>で制御値を抜いてアドレスを入手できる。その上で-３の代替判定で<交渉>を行うことができる
<コネ：カーロス>
10：２年前、青の皇女の呪的儀式の生贄に捧げられるために作られたクローン体の一人。オリジナルは２年前に死亡した真教の公認聖女「リディア=ローレンス」
12：生贄のために作られたクローン体である為に、常人よりも無垢な精神を持っている。
15：なお、彼女を生贄に捧げて行われるはずの儀式は様々な要因から再び行うことはほぼ不可能である。
▼“ダガーレイン”ハスター
<社会：ストリート>、<社会：警察>、<ヨコハマＬＵ＄Ｔ>適切なコネ
10：ヨコハマを震撼させた連続殺人鬼。殺しという行為そのものを好む正真正銘のサイコビッチ。ナイフの扱いに長け、特に投げナイフの腕は超一流。まるで雨のようにナイフを間断なく投げつけてくるところからそのハンドルがついた。
12：一年前に死亡が確認されている。殺害したのは『イヌ』というバウンティハンター。
15：しかし、Ｎ◎ＶＡにおいて彼のものとまったく同じ手口で再び殺人事件が起こっている。
18：現在Ｎ◎ＶＡ、レッドエリアに潜伏中である、アドレスを入手。
▼黒染めの和服の男
<社会：ストリート>、<社会：真教>、適切なコネ
15：真教浄化派の能天使、“黒のサムライ”イツキだ。
18：同じく真教浄化派能天使“青の皇女”に絶対の忠誠を誓う誇り高き侍である。
▼スターム＝ハウンゼン
<社会：警察>、適切なコネ
12：ケルビムにそんな名前の人物は存在しない
18：引退したアヤカシ専門のハンター、“チェーンウィップ”ヨーゼルが好んで使用した偽名である。
▼頻発する地震
<社会：テクノロジー>、<社会：企業>、<社会：メディア>、適切なコネ
12：地質学上、このタイミングにここまで地震が相次ぐことは不自然である。アストラル的な力が働いている可能性が高い。
15：Ｎ◎ＶＡの他、カムイＳＴ☆Ｒ、キャンベラAXYZ、サンパウロでも同じような不自然な地震が続発している。
<社会：アストラル>
18：この地震は龍脈の気が乱れていることにより起こっている
▼龍脈
<社会：アストラル>、適切なコネ
12：大地の力の源ともいえるアストラルパワーの通り道。肥沃な大地には数多く存在し、逆にやせた土地にはほとんど存在しない
15：現在は強力な呪術により寸断され、アストラルパワーが正常に流れていない状態である。せき止められ、あふれ出した余剰エネルギーが地震を引き起こしている。
18：龍脈の乱れは、特に強力な龍脈が存在する場所で起こっている。強力な龍脈が存在するのは赤道直下にまとまっており、トーキョーＮ◎ＶＡ、カムイＳＴ☆Ｒ、キャンベラAXYZ、サンパウロ、ミトラスＥ△ＥＮ等が挙げられる。
▼真相
神業（ハスターかヨーゼルに≪真実≫を使用するなどして得られる情報）
“青の皇女”は、儀式の失敗によりその肉体を喪ったが精神体として生きながらえている。肉体を失った彼女は、依代となる肉体を捜した。
しかし、並の人間では彼女の精神体を受け入れるだけの力は無く、逆に術者では精神的抵抗が強すぎて思うように能力を活かしきれなかった。そこで彼女が目をつけたのが、生贄用に調整された『ノエル』であった。
実際生まれて二年しかない彼女は常人よりも自己のアイデンティティが弱く、しかしその肉体は“青の皇女”の精神対に耐えうるだけの力を持っていた。
そうして肉体を得た彼女は、同時進行させていたＮ◎ＶＡを消滅させるための新たなる儀式を完成させようとしている。
その儀式とは龍脈を流れるアストラルパワーを暴走させ、再び「災厄」を再現させると言うものである。
現在、せき止められたアストラルパワーは徐々に最も呪的能力を発揮できる場所……真教聖母殿の聖地「ドゥームドモスク」へと流れている。
主だった龍脈は掌握され、現在大地のアストラルパワーの大半は北極点に集まっている。後はこれを再び一定の手順に従い大地へと還元することにより、再び地軸は捻じ曲がり様々な天変地異が世界を襲うことになる。