Supper Scenario Support Vol.5 “THE SUN AGAINST THE SUN”追加データ
ハイランダーSSSで追加されたデータはアウトフィット9つ、パーソナリティーズ1人に、オーガニゼーション1つというカブトSSS〜トーキーSSSと同じスタンダートなタイプです。
先ずは追加アウトフィットを見ていきましょう。
■星海
なんと、宇宙服です。さすがハイランダーSSSという感じですね。
非常に薄手なのか制御値もほとんど落ちず、ボディアーマーとして見ても意外に優秀な性能をしています。
■御霊U
ついに出ました、あの御霊の新型です。
感情・生命の制御判定に自動成功、常時<自我>達成値+3、精神戦ダメージ4点軽減。さらに部位を無視して3つまで任意のサイコアプリケーションをインストールできます。
かなり強力ではあるのですが常備化経験点が重いのが難点で、あまり効率的とは言えません。色即是空を余分に3つつけられたりするのは強いですが(苦笑)
■フェイクデッド
次のターンに自動回復する[仮死]状態となるサイバーウェア。ゲスト用、という感じですがこれで色々と再現できる幅が広がりそうな感じです。
■遺産
これを待っていました。任意の装備の電制を[電制:−]とするツールオプションです。
常備化レートが高く他に不可効果もないのでレジェンダリー以上に趣味の代物となりそうな感じです(苦笑)
個人的には逆に電脳化するオプションも欲しいものですが……
■スプートニク
軌道上の外域圏にある静止衛星という非常に厨房くさいツールです。
1シーンに1回、必要な情報を引き出して任意の判定の達成値を+4することができます。常備化経験点もそこそこに安いので意外に使い勝手は悪くありません。
■セカンドライフ
クローン保険、復活です。しかも今回はデータ的にも意外に便利で、経験点の一割を新しいキャストに引き継ぐことが出来ます。新キャストのスタイルなどは問わないそうです。
さすがにそう安くはないのでよほど経験点を使っているキャストでもない限りは効率的には悪いですが、それでも特権階級のキャラクターなどに持たせると非常に気持ちよさそうです。
またほとんど不可能とはいえ、一応購入レートが設定されているのがなかなかに憎いです(笑)
■ヒュペボレオス
外見年齢を下げる抗加齢処理サービス。
フレーバーが認められている環境においてはほとんど無意味と言っても過言ではありませんが、かつてあったメトセラのようにシナリオのネタとしては使えそうです。
■スペルロック
シーンが変わっても術を維持するマジックアイテム。
RR時代の持続符を髣髴とさせるアイテムですね。
■謎の生物
ハイランダーの代名詞(?)、謎の生物も復活しました。
Dになって好奇心が更に旺盛になったのか、かつて1回だった自動登場回数が3回に増えています。常備化経験点は2倍になっていますが(苦笑)。
追加パーソナリティーズは天津機関のエージェント、クサナギの指揮官としておなじみの天津征司です。
トーキーSSSでルールブックに掲載されているスタイルの征司が死んだせいか、ルールブックに掲載されているのと違うスタイルをしています。
これまでに判明している背景の他、多数のクローン体がいることが明かされています。個体ごとに特化した能力を持っているという記述があり、彼もオメガプロジェクトや22本の牙のように22体いるのかもしれませんね。
またクサナギ=草を薙ぐ(クサとは忍者の別称)=他組織の工作員を排除するという意味であるという情報が追加されました。更にクサナギ達はクローンで作られたバイオソルジャーであるという設定も付加されています。確かに同じ顔をした無個性なクサナギ達が、全てもとは同一の遺伝子を元にしたクローンというのは納得できる話です。
他には何故天津征司が地上人を憎むのかについての情報が噂話程度で紹介されています。シナリオに使えそうな、面白そうなネタなので今度これを元にシナリオを作りたいなぁと思いました。
蛇足ながら<※封印記憶:リザレクション>というバグがあります。これはクローンがたくさんいて死なないということを示したかったのではないかと思いますが、同時にクグツの特技なのが微妙に意味深です。
追加オーガニゼーションは三大軌道名家といわれるサーディク家です。
ストレイライトへの布石かもしれませんが、ハイランダーSSSで軌道系のオーガニゼーションが増えたので順当ですね。
ちなみに三大軌道名家の他2つは千早家とフェスラー家だそうで、この2つと肩を並べるというのですからその資産力のほどが分るでしょう。
サーディク家は災厄前に資産家たちが主催した会合を発端としており、それ故に選民意識を強く持っているようです。まさにハイランダー、という感じですね。
彼らは子孫を通常の生殖行為ではなく、お互いの遺伝子を掛け合わせることにより遺すという特殊な技術を開発しました。この技術で子孫を遺すことが気高いこととして推奨され、そうして生まれたのが“遺伝子貴族(ジーンズリッチ)”です。
優秀な人間同士の遺伝子を掛け合わして作成された彼らは非常に優秀なのですが、最早一般の人間とは生殖行動を行なえなくなってしまっています。彼らは生物としてはもはや人間とは別種の存在となってしまったと言ってもよいでしょう。
“遺伝子貴族”と通常の人間との恋物語など、この辺の話を題材にシナリオを一本書けそうですね。
現在は活動をしておらず“災厄”前に稼いだ資産を切り崩して生活しているなど、色々と特殊な設定や謎が多く色々とイマジネーションを刺激されます。
個人的にはコネクションのクレアのスタイルがペルソナのマネキン以外明かされていないのが非常に気になります。
Gray Room>N◎VA>OOR
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