カブトワリSSS「雷の娘」プレアクトテキスト
「雨か……南米のスコールを思い出すぜ」
男は雨に打たれながら、空を見てつぶやいた。
南米のスコールの中、男は大切なものを失った。
全ては、あの雨の日に始まった。
あれから4年、死んだはずの男が災厄の街へとやってくる。破滅を引き連れて。
眠らない街、トーキョーN◎VAが眠りについた時。全てが静止する中、裁きの雷が天を染める。
閉ざされた運命の扉を貫く雷、それこそが――
―トーキョーN◎VA The Detonation “明日へ架ける橋”―
空を流れる流れ星に、君は何を願う?
■シナリオハンドアウト ※キャストには以下の設定がつくことになる。RLはキャスト作成時、もしくはアクト前にこのハンドアウトを提示し、PLと相談すること。 『カブトワリ』:ニーナという恋人がいた 『フェイト』:イシュタルに腕を買われている 『ニューロ』:アスタロテに腕を信頼されている 『イヌ』:特になし 『クグツ』:特になし |
カブトワリ:殺し屋
コネ:ニーナ/推奨スート:クラブ(恋人)
腕利きのニューロ、サイレントスパイダーとその娘のニーナと組んでいた日々はとても幸せなものだった。そこには家族の絆みたいな何かがあった。しかし、ニーナが死に、彼女の敵をとろうとしたスパイダーも死に、そして君は一人取り残された。
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フェイト:探偵
コネ:イシュタル/スート:スペード(腕を買われている) イシュタル―死を運ぶ美しき死天使。凄腕のバウンティハンターとして知られる彼女は君のお得意先の一人だ。 |
ニューロ:ルテチア所属
コネ:アスタロテ/スート:スペード(腕を信頼されている) 君はルテチアの中でも特に優秀なニューロとして知られている。だから社内で何か問題があれば真っ先に駆りだされる。 |
イヌ:ブラックハウンド隊員
コネ:ブラックドッグ/スート:スペード(ライバル) ブラックドッグ。かつては北米軍に所属していた男で、今では反日テロ組織“レッドキャップ”のリーダーを勤める男だ。その奴が部下を引き連れてこの街へとやってきた。 |
クグツ:千早重工後方処理課第三班
コネ:ミューズ/スート:ダイヤ(上司) 反日テロリスト集団“レッドキャップ”。周囲の被害など考えないかなり過激な連中で、かつてゴーストEYEランドを機能停止に追い込んだこともあるという。そんな奴等がこの街へとやってきた。 |
―シナリオスペック―
必要神業:
本アクトは≪電脳神≫等の情報神業と≪とどめの一撃≫が必要である。≪とどめの一撃≫は≪死の舞踏≫等の他の神業では代用できない。
これ以外に2枚以上の防御神業がない場合、ゲストの即殺神業のみでキャストが死ぬ可能性がある
主要情報収集技能:
本アクトで主に使われる情報収集技能は<><><><>である。
キャスト間コネ:
キャスト間コネは『カブトワリ』→『フェイト』→『ニューロ』→『イヌ』→『クグツ』→『カブトワリ』の順で取得する
リリース情報
カブトワリSSS“雷の娘”のリリースは2001年8月、これを書いている04年4月からは劇中で4年ほど話となる。劇中において、作中から更に4年前の演出が入ることからこのままだとキャストの門戸を狭めてしまうだろう。
とはいえ時期的縛りは薄く、これも多少いじることで容易に現在の話として流用できる。
時期的なNGはアスタロテがルテチアのエグゼグである時代であることだ。これは手間的な問題からシナリオの設定をそのまま流用したが、実のところは別にアスタロテがルテチアのエグゼグであることはさほど必要な条件ではない。
現在の話としてルテチアをそのままテラウェアへと置き換えても話的な問題はない。ただし、今回の敵が真教浄化派であることを考えるとキャストの設定は少し選ぶかもしれない。
アスタロテがテラウェアへと移籍したのが03年9月リリースのDで明かされたことから、04年4月現在では半年以上は前というのが設定的な時期限界である。
まぁ、1年程度前というのが無難な設定時期だろうか。
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※トーキョーN◎VA the Detonationはファー・イースト・アミューズメント・リサーチとゲームフィールドの著作物です。このページはこれらの著作権を侵害するものではないことをあらかじめ書き添えておきます。