ポールアームとは、戦場などでよく用いられる長大な武器の事です。
槍の項でも前述した通り、ポールアームは槍の一種として派生しました。
槍の長さを生かして、刺突だけではなく長さを生かした破壊力を重視されたのです。
主に歩兵が騎兵に対抗する手段としてよく用いられ、ポールアームはその長さを生かして重量以上の破壊力を出すことに成功しました。
反面、長いために懐が弱く戦場でも乱戦用にショートソードなどと共に用いられました。
形状的には、やはり長い事が特徴です。
また、騎兵を馬から引き摺り下ろすために鉤状の突起のついたものが多く存在します。
ポールアームの特徴は「長く」、「破壊力があり」、しかし「扱い難く」、「懐が弱い」という癖の強さでしょうか。
グレイヴ
形状的に槍に近いですが、しかしその先端は刺突の為の穂先ではなく円月状の刃になっています。
馴染みの深いものでは薙刀の先端をさらに大きくしたようなものです。
その穂先は小さいものでも大型ナイフ、大きいものにもなるとブロードソード並の大きさを誇ります。
このデータは大体穂先がショートソードより少し短い程度の大きさとして考えています。
勿論両手持ちです。
重量:2.0kg | 価格:$100 | 必要体力:12 |
致傷力:突き+2(切) | 衝撃力:1 | 射程:1〜3※ | |
致傷力:振り+2(切) | 衝撃力:2 | 射程:2、3※ | 攻撃後準備に1ターン |
ビル
形状的にはグレイヴとほぼ同様ですがグレイヴと違いビルは先端が相手を引っ掛ける事をできる様に鉤状になっています。
これは騎兵を馬上から引き摺り下ろしたり、プレートを着た相手を転倒させて身動きを封じるためにこの形状になりました。
勿論両手持ちです。
この武器は「追加ルール」の「鉤状武器の特殊な使用法」ルールを使用することが出来ます。
重量:2.0kg | 価格:$100 | 必要体力:12 |
致傷力:突き+2(叩) | 衝撃力:1 | 射程:1〜3※ | |
致傷力:突き+2(切) | 衝撃力:2 | 射程:2、3※ | 攻撃後準備に1ターン |
ハルベルト
もっとも一般的なポールアームかもしれません。
様々な形状のものがありますが槍の様な穂先に、斧の様な刃、斧の刃と逆側に鉤状の刃というのがもっともスタンダートな形状です。
勿論両手持ちです。
ハルベルトの利点は何と言ってもその使い勝手の良さです。
斧の刃で「打ち切る」、槍の穂先で「突き刺す」、鉤爪で「刺し切る」等様々な使用方法が出来ました。
この武器は「追加ルール」の「鉤状武器の特殊な使用法」ルールを使用することが出来ます。
重量:4.0kg | 価格:$150 | 必要体力:13 |
致傷力:突き+3(刺) | 衝撃力:0 | 射程:2、3※ | 攻撃後準備に1ターン、受けに使用すると非準備状態 |
致傷力:振り+4(切) | 衝撃力:0 | 射程:2、3※ | 攻撃後準備に1ターン、受けに使用すると非準備状態 |
致傷力:振り+2(切) | 衝撃力:5 | 射程:2、3※ | 攻撃後準備に2ターン、受けに使用すると非準備状態 |