9月18日
 
    
 

始めに

 全ての始まりは昨日、17日昼過ぎの武神チャットだった。
 その時点で、今日オフが開くなんて話は全然なくてただチャットでのみの交流が続くはずだった。
 しかし、常連の一人のむらさきさんが「アクトを遊びたい」「木曜日しか空いていない」とぼやいた。それが全ての始まりだった。

 木曜日の僕の授業は3限のみ、放課後の時間はかなりとれたし、学校サークルで声をかければ面子は集まるだろうと思った僕はチャットで木曜日が暇であることを告げた。
 すると浅間さんとOKINAさんも木曜日の夕方以降ならばフリーであるという。
 面子はそろった。こうして、突発的にオフ会が組まれることになった。

 しかし面子は集まったがシナリオはないし、時間の関係上遊べるのは一本。SSSからのコンバートも考えたが、アンケートの結果オリジナルアクトへの好奇心が高かった。
 完成はしていないが、何とか遊べる程度には組みあがっているシナリオが一本手元にあった。
 シナリオ構造上、人数が多くなるとバグが起こりそうではあったが少人数ならば多分回せるだろうという読みの元、僕はオリジナルアクトを立卓することにした。

 そして当日……プレイヤーは何故か5人いた。

   
 

セッション紹介

アクトナンバー:No.14
■シナリオ名:Don't worry, I can't cry.
  出典:オリジナル

■RL:ジニア
※プレイヤー5人と知ったのは当日の朝、表面は取り繕いながらも内心焦りまくりの僕

■キャスト&PL
・ミストレス枠:OKINA
※武神降臨きっての演出家、今回も本当にしびれる演出を連発。赤目さんとは違った意味で強いPC@属性
▼サウンドブルー(ミストレス◎、カブト●、カブトワリ)24歳、女性
 “最果ての家”というバーを経営する片腕の女性。
 かつてはサイバーアームをインストールしていたのだが、恋人の死とそのときの死闘で片腕を喪い以降そのまま再インストールせずに片腕で過ごしている。
 特技はコイン投げで、これを使った演出がまたカッコいい。文句なしの主役っぷりにお腹いっぱいです。

・トーキー枠:浅間 忍
※特撮とカブトワリをこよなく愛するお茶目さん。
▼“本能系トーキー”永川 喜八(チャクラ、カブトワリ、トーキー●◎)二十代半ば、男性
 ハンドルが全てを示すような不思議系トーキー。要するにバカ。
 モチベーションキャッチに失敗、ちょっと暇させちゃったかなぁとかなり反省。でも、どうやればモチベーション拾えたのかは今思い返してみても謎なんだよなぁ……。
 このアクト終了時に、聖さんに勧められチャクラをカブキにスタイルチェンジ。カブキ●になることでキャスト説得力が増した。服地作用として能力値がオール6というすごいキャラに(爆)

・レッガー枠:むらさき
※サブキャラ属性全開でサポートに回ってくれた今回影の功労者。
▼“猿”近藤(カタナ、クグツ●、レッガー◎)23歳、男性
 南海子に仕える、忠実な懐刀。
 もちろん名前もあるのだが、姐さんに「お前は猿か近藤と言う苗字だけで十分だ」と言われ以降このハンドルで通っている。
 姐さんモチベーションをナイスキャッチ、引くべきところでは引きながらも、主張すべきところではめちゃめちゃカッコつけていました。

・イヌ枠:聖 惷桜
※数多くのオフィシャルRLとコネクションを持つ武神きっての猛者。間違いなく今回のMVP
▼“蒼魔球”ウィル・オ・ウィスプ(クロマク◎、ハイランダー、イヌ●)アイコン
 OMEGAシステム消失後、機動捜査課に贈られた自律型データベース。アイコンはハンドル通りの「ウィル・オ・ウィスプ」。
 同じAIでありながら肉体を持つ“灰殺鵜”モー・ヴィ・ヴァン(タタラ◎、カタナ●、カゼ)という≪腹心≫を持つ。
 強力なリサーチ能力で早々にカードを握り、外見少女である“灰殺鵜”を利用した他キャストとの連携は見事の一言。
 聖さんなくして、このアクトの成功はありえなかった。

・カブト枠:シェンツ
※今回ファーストコンタクトのシェンツさん、リクルートスーツに笑顔が似合うさわやか青年でした。
▼エキゾスティナ バヤティカ(ミストレス、カブト◎、チャクラ●)十代後半、女性
 お肉のために日々頑張る食欲娘。この食欲娘と言う符号がアクトへの参加を促進した。
 こうして見えたキャラモチベーションを聖さんが上手く拾って、≪腹心≫とチームを組ませて上手く立ち回らせた。
 この食欲娘と言う符号はけっこう絡むための布石として狙い撃ちしたようで、さり気なくシェンツさんのTRPGプレイヤーとしてのテクニックの高さを感じました。
 ちなみに、ウォーカー装備したカブトワリトループをキック一撃で殲滅……N◎VA-Dだとリアクションが本当に重要だと痛感した瞬間でした(涙)

   
 

感想や考察など

 いきなりの5人アクトの割によく廻せたなぁと言うのが自己評価だ。よく頑張った、僕。
 とはいえ、その裏で多大な聖さんのサポートがあったのが成功の一番の要因だということに間違いは無いのだが(苦笑)。

 やっぱ聖さんは上手い、いろんな意味でそう思う。
 そしてやっぱり「こなくそ」とも思う。正直、他人の長所を見てここまで悔しいと思えるのはTRPGだけで、そう考えるとやっぱり本当に僕はTRPGが好きなんだなぁと思う。好きだからこそ、自分が下手だと我慢できない。

 もちろん、上達するためにはしなくちゃいけないことが本当にたくさんある。
 引き出しを増やすこと、シナリオを山ほど書くこと、さらにちゃんと完成させること、たくさん遊ぶこと、そして意識すること。
 正直、今までは何をすべきかわかっていてもおろそかにしている部分も多かった。特に意識することはその最たるものだ。

 意識すること、それはすなわち客観的に場を見て流れを把握し、そしてどうすれば流れが変わるのかを意識することである。
 今までは経験を生かして何となくでやってきたアクト運営を、きっちり意識することは僕自身がレベルアップする上で必要不可欠だと思う。
 このことに気がついたのは、実はちょっと前のことで最近はなるべく「意識する」ようにしているが、これは正直疲れる。更に今まで気がつかなかった自分の不手際に気がつき凹むことも度々だ。
 だが、それでも意識しはじめることで得られたことは多い。

 聖さんは今の僕にとって、もっとも明確な目標だ。
 その背中はまだまだ遠いがいつかは追いつきたい、いや追いついてやる。
 今日遊んでみて、そのすごさを実感したが故に僕はその決意を新たにした。

   
 
 
   
 
 
   
 
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