1.どのようなところからシナリオを考えつきますか?
最近はシーンとか台詞が最初に出てきて、それをベースに考える場合が多いですね。他にはゲストから考えることも多いです。昔はテーマを決めて、それからシナリオを作るという流れでした。
時流を分析して、現在お客様が求めているもの、あるいは今後のマーチャンダイズからして売れると判断されるものを換骨奪胎し、だいたい3つ以上の作品の要素を混ぜることによって作品を構築します。
25歳〜30歳の男性がメインターゲットですね。
まずは、他のPLの要望から… こういうキャストを使いたいとか このようなシーンをやりたいとか。
その要望に肉付けするように、自分の趣味やシナリオのアイデアを乗せて行くことが多いと思います。
普段聞く歌謡曲、あと好きな小説です。なぜか自分のシナリオには忍者が出ることが多いです。
小説や漫画、アニメなどの作品やニュースなどを見て思いついたシーンや面白い神業の使い方などからです。
きっかけはテーマ的な部分が多いです。「《神の御言葉》を《難攻不落》させよう」「登場判定に一工夫してみよう」「N◎VAでゲーム的処理をしてみよう」といったシステム的要請から、「演劇的手法を採用しよう」「人間関係で苦労するシナリオにしよう」「花言葉だけでシーンを作ってみよう」「公安を主人公にしよう」「N◎VAでSFしてみよう」といった物語的要請まで、色々とあります。
それに、具体的なシーンやゲストが結びついてはじめてシナリオ化します。「南米出身の枢機卿の少女」「妹を溺愛する同性愛者」「マリオネット本社ビルにテロが籠城する」「そうだ、マネキン人形だ」「翻るメイドのスカート」「エリカの花言葉をご存じ? 『博愛』『孤独』……そして、『裏切り』」「大学講堂前で見つめ合う刑事と女性活動家」「クサナギショック再び」などなど。ちなみに、順番に対応しています。
もちろん、先に具体的なシーンがあって、そこにテーマが結びつくことも多いです。
とにかく、テーマとシーンとゲスト、(それにできれば)シナリオに纏わる蘊蓄が結びついてはじめてシナリオとして体を成します。そこら辺が曖昧なシナリオは必ず空中分解します。
漫画、映画などを見たり読んだりしながらここをこうしたらもっと面白そうだなと思ったところからシナリオを作る場合と、メインPC(いわゆる主人公)のスタイルから考える場合がありますね。
前者はそのままとして、後者は主人公はレッガーだから麻薬取引をしている組織があって〜という具合で思いつきます。
大体日常生活の事件を膨らませて考えたり、映画見て考えたりします。日常生活の方は割とさわりだけだったりしますが。
たとえば、新薬の臨床試験で何か不都合があったと言う記事が新聞にあった場合に、「それが完成したら…?」「その材料はナンなんだろう…?」「どうしてN◎VAで事件になる…?」と膨らませて行きます。
中核になるゲストの台詞やシーンを思いついたところから、でしょうか。印象的になりそうな場面から、全体的な話を作っていきます。また装備や特技などから発展していくこともあります。
先にキャストが決まっている時(身内だとよくあるのですが)は、その設定を取り入れることが多いです。
やはり他のメディアを参考にすることが多いです。小説・漫画・アニメ・音楽…その中で、心に残ったものを元に「もし、アレがこうだったなら…」とIf的な思考をする時と、「これをそのまま遊びたい」とそのままパクる時と、「こういった雰囲気を作り上げたい」と思ってワールドフレーバーだけ利用する時がありますね。If思考とパクリ思考は比較的簡単にシナリオが出来ます。
フレーバーを使うときは、If思考やパクリ思考と組み合わせることが多いんですが、その手のシナリオはNOVAの世界観と合わない事も多くて、前もってプレイヤーに説明することを心がけてます。
その他の手段として、まず適当にタイトルを考えて、タイトルからストーリーを連想してシナリオを作ることがあります。何も浮かばないときはこんな手段をとってます。
あと、ごく稀に、脳にシナリオの神が降りてくることが。たいてい面白いです。
アニメや漫画やゲームや音楽(詩)などからヒントを得て作ることが多いです。要するにパクリ形式と申しましょうか。さすがにそのままというわけではありませんが。
大抵、キャストが何人か、ゲストが何人かが対峙しているクライマックスシーンが頭に浮かんできます。
そこからどうしてそうなったかを膨らませていくことで出来る事が多いですね。
ある時ふと電波が飛んできます。またはルールブックを読んでいるとふと思いつきます。
あとは、シーンがぱっと思いついてそこから広げていく感じです。
基本的にやりたいシーンや言いたい台詞が一番最初に思いつくことが多いです。あとはふと思い浮かんだ言葉をタイトルにしてみて、そのタイトルからシナリオを創るということもありますね。
多いのは本や音楽からです。本では文章、言葉や登場人物からインスピレーションを得ます。(例えばN◎VAのルールブックの装備品の名前からとか)
それから前々から同じく本や音楽で得たシナリオでやりたい内容を混ぜ込んでいきます。
音楽だと、聞いている曲がBGMになったら…と想定して雰囲気をきめ、歌詞から内容、想像を膨らませていくこともあります。
オープニングが突然浮かんだり、クライマックスのシーンを思いついたりもしますが、大抵はアクトの展開や目的から作り始めます。
『実はヒルコだった恋人を助けるアクト』とか『新興宗教の陰謀を暴くアクト』とかです。
わりとクライマックスとか一個のシーンで脳内に浮かんできますね。
「真珠の雨がふってくる」とか「激しい交渉の絡み合い」とか「ロミオとジュリエット」とか。
そーいった妄想をいくつかためてそれに関係を持たせて整合性を高めてシナリオにしていきます。
たいがいイベントなんかのやりたいシーンから膨らませていきます。時々オープニングでやりたいシーンが出てくることも。
複数のやりたいシーンを1つのシナリオに詰め込むように作ることもあります。
本当にばらばらですが、大体はこんな事件が起こったらどうなるだろう、という思いつきからです。伏線やトリックが複雑すぎて没になったり、作っているうちに気に入ってしまったゲストやストーリーに路線変更することが多いですが…
シーンやコンセプト。「●●するシーン」とか「●●が●●するシナリオ」みたいな感じ。
映画や小説から小ネタを拾って、それを入れるには……みたいな発想も多いです。
一言で言ってしまえば、何時でも何処でも。良くあるのはドラマを見たり、本を読んだりしながら「これNOVAでやったら・・・」と思い浮かぶこと。やはりクライマックスシーンが思いついた時がシナリオとして完成度が高いです。
思いつく優先順位は
1、シーン
2、台詞
3、ルール的なギミック
と、いったところですね。例えば今書いているシナリオはジョジョの第4部読んでて思いついた「ジャンケンで絶対負けない殺し屋」(≪死の舞踏≫を宣言すると、対象に「ジャンケンしないか?負けたほうが死ぬんだ。」と言ってジャンケンするので絶対負けない。)
↓
御堂茜に家族を殺されたヒルコがNOVAに渡り復讐の為に娘を誘拐する。
脳内に大津波の影響で突然変異した『不確定要素を瞬時に計算するバイオトロン』(実はミミールの原型。大津波に汚染されたヒルコの脳を使わないとミミールは生産できない。)
これにナンバーズとオーギュスト・ハイマンが絡む。
という風にシナリオは造っていますね。
日常。
バイク乗ってるときにカゼアクトが思い浮かんだり、Number読んでるときにトーキーアクトが思い浮かんだり、組み手中にチャクラアクトが思い浮かんだり、就職活動中にクグツアクトが思い浮かんだり……
まあ「これは神業っぽいな」と思ったところに目をつけて膨らませるのがいつものパターンです。なんだかんだでN◎VAのブレイクスルーは神業なので。
・ルールブックのゲスト
・オーガニゼーション紹介、アウトフィットから
・映画とか漫画とか他のメディアから
・イメージタロットとか、先に何らかのお題がある
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