シナリオ作成講座―アンケート集計結果・回答―
Gray RoomN◎VAサポートコラムアンケート集計結果

2.アクトトレーラーやハンドアウトはシナリオ作成前かシナリオ作成後、どちらのほうが多いですか?また、それは何故ですか?


 シナリオ作成前ですね。まぁどんな感じのアクトなのか書き始める前にしっかり固めてから書くので書く前にも十分書けますし、先に書いておいたほうがキャストに渡す情報量がどんな分配になるのか考えられるので。
 あとは、先に書くことでモチベーションが高まるというのもあります。「このカッコいいハンドアウトを読み上げたい!」って感じで(爆砕)


 いずれもシナリオ作成の最初の段階で行われます。これを書き上げる段階で、ストーリーのアウトラインや必要なシーンがほぼ脳内でまとまっていなければならないからです。


 キーワードや文章全般はシナリオ作成前にできていますが、人に見せるのは遊べる形になってからですね。
 シナリオの細部や展開を調整することが多いし、それによってトレーラーにちりばめるキーワードも変化するので、自分の覚書なら兎も角、人に見せるのは完成品になってからです。


 作成前です。アクトトレーラーとハンドアウトからシナリオの内容を膨らませます。


 シナリオ作成後のことが多いです。N◎VA-R時代の形式でハンドアウトを書かないこともしばしばあります。口頭で雰囲気を伝えることで、PLとキャストの演出についてのコミュニケーションがとれること、そもそも書くのが面倒くさい(笑)ことなどが理由です。


 アクトトレーラーやハンドアウトは最後に製作します。というか、正直、アクトトレーラーは苦手です。
ハンドアウトは、オープニングの要約として記述するので、オープニングを書いてからの方が多いです。自分、オープニングが決まってはじめてシナリオ執筆の基幹が定まりますので。


 掲載されたリプレイを読めば分かりますが恥ずかしい話、あまり作りません。アクトトレーラー無しでシナリオのさわりだけを伝える場合が多いです。
 コンベンションなどは企画してないですし内輪でやるのでなくても問題なくシナリオにスムーズに入れるので。
 オープニングフェイズのシーン1でGMシーンをやるときは時々あります。今回ゲストがどのように動いているのかを伝える働きは十分にあると思います。

 ハンドアウトは作っても結局オープニングフェイズをなぞるだけになりがちですので推奨スタイルだけを伝えています。
 スタイルが同じなら所属などの些細な違いはその場で修正が効きますから。クグツの場合は所属する会社ぐらいまでは伝えます。

 作る場合は作成中というのが一番多いですね。
 シナリオのプロットを考え、ハンドアウトを作って、再びシナリオを練り直すと言う感じでしょうか。


 アクトトレーラーはほとんど作りません。ハンドアウトの方は、まずシナリオの大筋を考えて作り、適宜修正していく形です。


 シナリオ作成前に大まかなものを作っておいて、シナリオ完成後に手直しします。
 理由としては……「面白そうだな」と興味を引くアクトトレーラーやハンドアウトでないと、その後の展開が書けないから。


 シナリオを構築する際、まず最初にストーリーの概略を書きだすので、そのときに併せてハ ンドアウトとアクトトレーラーを作ってます。なので、シナリオ作成前に作ります。最初にキャス ト毎ののシナリオ上の立ち位置を確認する、という意味もあります。 


 シナリオ作成前に軽くプロトタイプを作っておいて、シナリオを作りながら適宜追加・変更点を加えていき、シナリオ完成と同時に仕上げるって感じです。だからどちらが先ということはありません。というのも、シナリオ作成途中で『ここはこうした方がよいのではないか』と思いつくことが多いためなんですが。 


 先ほどの感じでいくとシーンが先にきてその輪郭やらプロファイルやらの描写を細かくしていくので導入に近いハンドアウトは最後になります。
 アクトトレーラーは途中でイメージしたものをはさむ感じで作り、最後に確認して付け足すといったように作ります。
 この二つは絵で例えると作品名と額縁であると思っています。シナリオのバランスを見て作ることに注意してます。


 シナリオの作成方法によります。
 大体の場合はシナリオ自体は頭の中で練り終わってから、書き始めるのはアクトトレーラーやハンドアウトからというのが多いです。
 アクトトレーラーやハンドアウトを熱く仕上げることで自身のテンションも上がるのでシナリオ全体がいいかんじに熱くなるからです。


 どちらでもないですね。シナリオ作成中に創ります。このようなシナリオにしようと思いつき、大まかなオープニング案、シーン案、リサーチ項目案が出たらハンドアウトを作成します。アクトトレーラーはその後です。理由としてはハンドアウト、アクトトレーラーからある程度シナリオ内容が読めるようにネタを仕込みたいからです。これをやっておくとPLさんから伏線を張るということがしやすくなるため、アクトがかなり格好良くなるのです。理想的なのはさらにそこからPLさんをあっと驚かせるギミックを用意しておくことですね。


 シナリオ作成前が多いですね。だいたいのあらすじを決めたり、想定した雰囲気を自分のなかで固めて盛り上げたりするので。 


 シナリオ作成時に作ることが多いです。
 作成を始める時点で大抵シナリオの概形は出来ているので、そこから勢いで書きます。
 理由は、まあアクトトレーラー等が出来ている方が自分の気分が盛り上がるからでしょうか。


 ハンドアウト(のようなもの)はシナリオ作成段階で作ります。各キャストに与えたモチベーションを確認しやすいので。 
 アクトトレーラーは最後ですね。シナリオの全体像が出来てからじゃないとやりずらいので。 


 アクトトレーラーは大抵シナリオ作成後です(ストーリーラインが頭の中にできてから)
 理由は苦手だから。作成前に書いても大体書き直します。気に入らなくて。
 ハンドアウトはシナリオ作成前のことも。オープニングとリンクしてるから同時に書いたりします。


 アクトのイメージを脳内で固めるために、シナリオ作成中に大まかなところを作ります。ただ、私は作成中のシナリオが二転三転することがよくあるので、アクトトレーラーもそのたびに書きなおします…基本的に、自分の気分を盛り上げるために作っているので…。そして、シナリオが完成した後にちまちまと気に入るまで修正します。


 アクトトレーラーは最初か中盤で書くことが多いです。
 「これならPLが集まるだろう」みたいな。面白さ優先。シナリオ作成後に手直しすることもあるけど、文章減らすとか、調整程度。


 シナリオ作成後ですね。アクトトレーラーはシナリオ予告と言う意味合いで使っているので、シナリオができていないと書くにも書けない。ハンドアウトもクライマックスシーンに至る過程と導入を考えた後、「どうやってシナリオにすんなりと入り込めるか」を考えながら作るので、シナリオ作成後の方が当然うまく作れます。


 事前。ポイントとイメージを纏める為。


 作成前に骨組みを作り、後からカッチリと。
 アクトトレーラーやハンドアウトだけで人が殺せるぐらいになりたいので、最後にじっくり考えるときが多いです。
 読んだ人が「うわ! やらなきゃ死ぬ!」と思うような。


 両方とも作成前にとりあえず書いて、作成後に直すパターンが多い。 その方が作りやすいから。


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